リア充女子がイケてない系男子に殺人を依頼する⁉「オーダーメイド殺人クラブ」
こんばんは☆読書子です。
毎日暑いですね。
外に出たら一気に汗だくになります。
みなさんも熱中症にならないよう、こまめに水分摂取してくださいね。
さて、本日紹介する本はこちら。
辻村深月さん作「オーダーメイド殺人クラブ」です。
引用:Amazon
「殺人」という言葉があるだけでなんだか物騒な感じがしますね。
ただ、残酷なシーンはほとんどありません。
「自分にもこんな時代があったなー」と最後まで楽しく読めました。
共感できる部分も多かったです。
では、簡単にあらすじを紹介しますね。
『クラスでリア充のグループに属する中学二年生の小林アン。
しかし、些細なことがキッカケで彼女は友人たちから無視されてしまう。
孤独な学校生活をおくる中、隣の席の昆虫系(イケてない)男子・徳川勝利が自分と同じ美意識を持っているのではないかと感じ、「私を殺して」と衝動的に依頼する。
他にはない「特別な中学生」になるため、加害者の徳川と被害者のアンは殺人計画を進めていく。
二人が考えた悲劇の結末はどうなるのか…』
この本のストーリーを簡単にまとめてと言われたら、すぐにできると思います。
ただ、読んでみないと伝わらないことがたくさんある。
学校のスクールカーストや、鬱陶しい先生。
友人から急に仲間外れにされたり、元に戻ったり。
私もこの頃は学校が全てだと思っていたな。
こんな子、クラスにもいたなと少し懐かしくなりました。
中学生って難しい年ごろだと思います。
そんな難しい年ごろの複雑な気持ちを、辻村深月さんは文章で上手に表現している。
だから共感もできて、夢中になって最後まで読めるのかなって感じました。アンと徳川の会話や心情の変化も面白かったですよ。
普通だったら関わる機会のない二人が偶然、共通の趣味があることを知り、殺人計画を立てる。
殺人計画っていうのが怖いですが、徐々に心の距離が近くなっていく二人を見ていて青春だなと思いました。
特に徳川とアンの会話では、徳川が女子と話慣れていない感じが伝わり、なんだかむずがゆくなりましたね。
果たして、二人が立てた計画は上手くいくんでしょうか?
ラストはあなたの目で確認してくださいね♪
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