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note×standfm ある読書家の詩作_五行詩編/詩想/詩情/詩学

皆さま、如何お過ごしでしょうか?

今日は皆さまはどんな書籍をお手に取っておりますでしょうか?
今回は【番外編】の様な仕立てになりますが、ある読書家の詩作或いは思索として、昨年から詩の様な、散文の様な、ひとりごとをささやき、つぶやき、時には科学し哲学してきた内容を書いてみようと思います。

2023年からの私の意識の変容が続き、詩の様なものが湧い出て綴ったり、
或いは、流れてきたものを掬ったりと最初は意図せずに書くことになりました。

そのうちにお写真をご提供頂いたり、お題を頂いたりすることがあり、お写真やお題をある種の、ウェリギリウスの松明として思索/詩作の道を辿っておりました~

プーブリウス・ウェルギリウス・マロー/Wikipedia


詩は自由詩的なものや、ソネット形式の時もございますが、今年に入り五行詩を思いつく様になり、ひとまず光の指す方向へと帆を進めることと致しました。



                ★★★


──── ある読書家の詩作_五行詩編/詩想/詩情/詩学


詩人の谷川俊太郎は詩が好きでは無いと・・・二十億光年の孤独の中で書いております。

詩人が詩を好きになれない?
一体どういうことか?

彼にとっては詩という形式でなくとも、言葉を通して生の秘密に接近できれば、つまり実在するとはどういうことか?に近づければそれでよかったのだろか。そんなことを二十億光年の孤独を読みながら考えておりました。


谷川 俊太郎/Wikipedia

詩人たちの言葉は、時には一刹那の閃光あり、時には雷鳴の様に轟き、天使でもあり、悪魔でもあり突如、立ち現れる何かなんだろうと思います。言語化の帳を突破してしまった様に言葉が突然、置かれている印象です。

迷宮と迷路の話を以前に配信したようにも思いますが、詩の世界はこの両方が同時に迫って来るような、何か自己の内奥の渇望を見つめる様に、ダイモンが告げているかの様です。

昨年から何となく綴っておりますが、それは電車で移動しているときや、読書をしている時、公園で空を見上げている時など、時と場所に関わらず突如、私の前に立ち現れます。

それは一瞬のことであり、書き留めておかないと・・・
霧の中、或いは、芥川の藪の中へと消え去って・・・二度と同じ河に入ることができない忘却へと流されていくようでもあります。


思いついた時にはどんな体勢であろうと、メモをするようにしております。

さて、詩を駆動させる運動因、動力源は一体どこからやってくるのか・・・

アメリカの思想家ラルフ・ウォルドー・エマーソンは詩を作ることについて次の様に書いております。

詩を作ることは韻律ではなく、韻律のもとになる思想であると。

エマソン/Wikipedia


どういうことか?

想念こそ、詩の根源であり、自然を新しいものて飾ることのできるエネルギーだと語っております。情熱、活力が迸り、魂の燃焼を早めてしまう詩作というものに大変興味がございます。

詩魂、詩情というものは人間のすべての器官を瞬間的に駆け巡るスピリットの一つは働き、諸力なのかも知れませんが、詩人の透明な純粋な言葉は何か未分化の微睡、無分別の彼方を見ているように感じられます。

今年もたくさんの詩集を読み耽る中で私自身も詩作/思索に耽りたいと思います。


                ★★★


──── 五行詩を編む


◆天の蓋

天穹を廻る天の蓋
明滅の乱舞
逆止弁部の醜悪
放水 廃却への希望
蒸留の始終は忘却された

◆第1677回 天の蓋


◆花花の囁き


花花の季節
舞い散る花びら
魂の盃は満たされる
花の雫は煌めき
千年の花が咲き誇る

返しの詩

雲を越える一筋の光
静かに輝く夜の河
深く息をする大地の鼓動
青く広がる空の下で
永遠への道を照らす華

作 万華鏡 米[mai]

返しに詩を編んで下さったのは、詩人の米[mai]さん✨

ブログはこちら👇

米[mai]さんからの返しの詩は今回で二度目です!活動を続けていると素敵な出会いもあるものですね~

◆第1694回 花花の囁き

◆第1688回 花花の囁き 返しの詩


◆月の吐息

月夜の噴水は
玉桂を抱きしめる
成熟した真情は
一途な想いと添い遂げ
夜の影に落ちてゆく


◆忘却の境

葦原をそよぐ運命の風
静止する時の流れ
沈黙は香世界を見送る
寂寥は碧天を覆い
風来は朧を消散する


月の吐息忘却の境は音声配信を入れておりませんので、
これから収録して配信しようと考えております。

詩は不定期ですが音声配信をstandfmで配信をしております。
私の引力斥力のバランス、ゼウスの天秤によって語られる何かではございますが、引き続き思いついたら投稿していこうと思います。



               ★★★



──── ここからは毎度の宣伝でございます。

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読書全般にご興味ございましたら、是非、お立ち寄り下さい。
有難うございました~


ブリア=サヴァラ//Wikipedia

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言い当ててみせよう。

またのご来店、心よりお待ちしております。有難うございました。

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