ありがとう全てのエヴァンゲリオン
シンエヴァンゲリオンを見た。
映画についてはたくさんの感想や考察があるから置いておこう。
後にプロフェッショナルを見た。
映画を観た後に見ることをお勧めする。
本来は宣伝なんだろうけど本当にすごい宣伝効果だ!また観たくなるじゃないか!
人類補完計画とは人類全肯定なのかもしれない。
私は番組を見る前とても苦しい気持ちだった。物事がうまく行かず、起こってほしくないことがおこり絶望していた。
そんな中すがるように夜中に録画を見た。
こんな情熱よくわからないけどすごいなと思って終わるのかと思いながら見ていた。
何かつまるものがあって後半にかけて溢れ出てきた。涙が止まらなくなった。何でこんなに溢れるのかというほど。
庵野さんの無茶振りやスケジュールに振り回されて周りから見たらとても大変そうなのにその状況を当たり前に受け入れて取り組むスタッフ。
死のうかと思ったけど痛いのが怖くて死ねなかった庵野さん。
変な主人だけど誰が面倒みるの?私がいつでもいも味方な奥様。
世界は歪でグレーでできているのかもしれない。
いつも何かが欠けていた。
このフレーズにグッときて
欠けているから愛おしい
この言葉に目から涙が溢れ出た。
私っていつも欠けている。何でこんなに役立たずなんだろう?なんでこんなに価値がないんだろう、、そんな苦しい私に投げかけてくれた言葉に感じた。決してそんなことはないかもしれないけれど。
ありがとうございます。思わずそう言った。前向きないろんな言葉がある中で本当に心に響いた瞬間だった。
変化しないと、今の自分じゃない自分にならないと愛されないって無意識に毎日思っていた。劣等感、虚無感、無力感すべてをそのままでいいんだよって浄化してくれた気がした。
さよなら全てのエヴァンゲリオン
これはなりたい自分や理想の自分ではなく本来ならの自分を受け入れて初めて今を生きられるようになるメッセージなのかもしれない。
こんな苦しそうに、そして辛そうに映画を完成させてくれて本当に感謝している。
私には才能はないかもしれないけれど、才能を持っている人の世界に乗っかってもいいのかもしれない。
ありがとう。全てのエヴァンゲリオン。
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