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食べて、祈って、恋をして

自粛期間中に映画を見たら感想を書こう。
誰のためでもない今の自分がどう思うか
未来の自分に届けるために。

食べて、祈って、恋をして

ジュリアロバーツ主演の12年前の映画だ。

まずFilmarksの評価は
ボロクソなのが面白いなと思う。

「こんな映画が刺さる女いやだ」
「何が言いたいかわからない」
「中身のない女」

なんてことが書かれてある。

何でこんなにボロクソなのかは置いておいて、
映画自体はそんなに古さを感じず見られる。
だけど何か足りない。
あ!スマホだ。この映画にスマホが一度も出てこない。旅する映画にスマホが出てこないことが違和感なんて12年の年月は色んな価値観を変えるんだなと思った。


そしてタイトル通りの映画で答えも嘘も何もない。このコロナ禍で行けそうにないフランスやバリやインドが出てくるのが単純に楽しい。


主人公のリズが何を求めているか分からないけど何かにざわざわしていて、常に自分の心が落ち着く場所を探しに行く気持ちにすごく共感した。


誰かの心は動かせないからまずは自分の心をコントロールし自ら選択すること。
誰かに恋焦がれて心の調和が取れないことは人生長い目で見れば調和に繋がること。
何かを捨てることで心にスペースができて愛が溢れること。
それは今の自分に必要なことな言葉だったかもしれない。
これは彼女の成長や心境の変化より自分もリズだと思って旅をする視点で見ることをオススメする。
そうすると出会いの中でくれる言葉に癒されるそして勇気をもらえる。

今大きな辛いことがあってもどっぷりと悲しみを感じて大きな糧にする時期なのかもしれない。
悲しみから逃げるように予定を詰めたり、不必要なもので忘れようとしても悲しみは必ずその後迫ってくる。

向き合って認めてそして少しずつ立ち直る。感情を否定しない。

そんなことを感じた映画だった。

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