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2023年12月の記事一覧
読書感想noteの効用(2023年振り返り)
今年もnoteに読書感想を書き続けました。バズとは無縁にコツコツと。その効用を振り返ってみます。
どれくらい書いたか?12月16日までに90本。週1、2本は確実に(意地でも)書いてきました。連続更新は70週(1年超)続けられました。今後もコツコツ書き続けたい。
感動・学びが冷凍保存できる短くても、スマホ画面を開いて書いてきました。短いエントリーでは10分程度。推敲なんて全くなく、誤字脱字もたく
2023年最後に読んだ本
2023年最後に読んだ本は、川本直さん『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(河出文庫、23年11月6日初版発行)になりそうです。12月28日に読了。
トルーマン・カポーティらと同時期に生きた米国作家、ジュリアン・バトラー。当時タブーだった同性愛を正面から、かつ扇動的に描いたトリックスター。という設定。つまり、ジュリアンは架空の作家です。架空の作家の評伝という、実験的な物語スタイルが特徴でした。面
『おすすめ文庫王国』の楽しみ方
12月10日付で、毎年恒例の『おすすめ文庫王国2024』(本の雑誌社)が刊行されました。100ページ超、まるごと文庫本の話を詰め込んだ雑誌。これを読まずして年を越せない。年末年始の読書の友です。その楽しみ方を整理したいと思います。
①本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン2023年度巻頭企画は毎回これ。本の雑誌社の編集者や営業社員、経理の方が匿名座談会で毎年のベストテンを選ぶ。でも、かなり適当。それが良い
この本に出会えてよかった2023
今年、強く感じたことは「読むことは光になる」ということでした。
冬が終わる前、幼い我が子に発達障害がある可能性が分かりました。人生で味わった過去の戸惑いとは、比べようもないほどの戸惑い、「この先どうなるのか」と、まさに光を失うような状態が続きました。そこから、一冊二冊。障害や、当事者家族の本を開くごとに、足元が照らされていきました。再び歩み出せました。
本を読む目が変わりました。病や困難に直面