選択肢が少ない人になってしまった

学校の掃除班の子、私以外全員がサボるから、その子達の分も、全部やってたの。私的にはそれが当たり前。だって、どんな奴でも、同じ箱に入っている限り支えあうべき仲間なんだから。そうするのが、「良い子」で当たり前だって教えられたから。
そしたら、同じ清掃班の子に、「何やってるの」って、本当に不思議なものを見るように言ってきた。だから私も、不思議なものを見るような目で言ったの。
「あと、5分で掃除終わっちゃうから、自分たちの掃除場所を綺麗にしてるんだよ」ってそしたら、
「やらないって選択肢はないの」って聞かれて、私、わけが分からなくなった。どうして、自分たちのシゴトなのに、やらないという選択肢があるのか、だから、はっきり無いと答えたら、呆れるように
「選択肢の少ない人だな」って言い捨てられて、手伝うこともしないで、どっかいっちゃった。正直、その時はムカついたし、何言ってんだこいつって思った。だけど、今冷静に考えて思う。「確かに」って。
やらない選択肢か。いいこと教えてもらったな。だから、皆にも教えるね。
「やらない」っていう選択肢もあるんだよ。