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学生記者が卒業生にインタビュー「未来への羅針盤」

今回、通信やIT分野において多様な事業を展開しているソフトバンク株式会社にお勤めの馬場航さんに、獨協大学の学生記者がお話を伺いました。馬場さんは、大学卒業後、社会が目まぐるしく変わる中でキャリアアップをはかり、現在はデジタルマーケターとしてグローバルフィールドで活躍されています。インタビューでは、馬場さんの大学時代や就職活動のこと、プライベートの過ごし方など幅広くお聞きしました。広報誌には載せきれなかったお話をお届けします!


大学時代に蓄積した経験が
グローバルな活躍の基盤に

在学中に取り組んだことで今につながること

ドイツに2年間、サッカー留学をしたのですが、言葉の面やサッカーで悔しい思いをすることも多々ありました。今振り返ると、学生の間にメンタル面を鍛えられたのは良かったと思っています。社会に出るともっと大変なことがたくさんありますし、好きなことに挑戦し続けた経験も今に活かされています。好きなこと、挑戦したいことを行動に移す力は成長につながります。学生のうちに時間が許す限り、思い切って行動すると良いのではないでしょうか。

大学時代に何かを成し遂げることが必ずしも大切だとは感じていません。私自身、大学時代はさまざまな経験を蓄積した時期であり、今につながる基盤をつくることができました。

キャリアサポートを活用し、面接のチャンスをつかむ

留学中にさまざまな国の人と交流を深める楽しさを知り、将来は世界中の人と関わる仕事をしたいと考えるようになりました。そのため、航空会社や旅行会社、商社などを中心に就職活動を行いました。当時の反省としては、イメージ先行で活動したことです。どんな仕事ができそうか、会社の雰囲気はどうかなどを細かくは調べず、憧れや知名度で企業選びをしていました。就活生の皆さんは、ぜひ卒業生を訪問してみてください。卒業生の方からありのままの会社の様子を聞いて判断材料にすると、入社後のミスマッチを防げると思います。

また、SPI等の筆記試験対策にも力を入れましょう。面接で自分自身を見てもらう前に、筆記試験で不合格になってしまうと選考の土俵にも立てず、もったいないですから。私は、大学のキャリアセンターでアドバイスをもらいながら筆記試験対策に100%の力を注ぎ、選択肢を増やすことができました。エントリーシート作成のための自己分析や面接対策も、キャリアセンターの方に相談することで自信を持って試験に挑むことができました。

馬場さん流プライベートと仕事の両立

社会人になった当初は、仕事とプライベートの両立が難しかったですね。その要因はひとつではなく、社会の情勢や業務量、会社の風土などさまざまな要因が絡み合っていたのですが、キャリアを重ねるうちに、仕事にどう向き合うかを考えることが大切だと気づきました。業績の良し悪しに一喜一憂するのではなく、自分の価値を見つけて磨くこと、また仕事以外に自分の世界を持つことも心のゆとりにつながります。

私の武器は、大学時代に伸ばした語学力と、仕事を通じて得たデジタルマーケティングの知識やスキル。どちらか一方のスペシャリストは世の中にたくさんいますが、二つの力をかけ合わせた人材は社会で貴重な存在です。このことに気づいてからは、やるべきことがより明確になりました。現在は、就業前の2時間程度を英会話の勉強にあて、より高いレベルを目指してブラッシュアップに励んでいます。プライベートと仕事を両立させることで、日々、とても前向きに仕事に取り組めています。


今回のインタビューを踏まえて私は、「自己価値」というものの重要性に気づきました。

グローバル化で、競争市場は日本だけでなく、世界中に幅を広げています。そうした中で自分は何ができ、どんな貢献ができるのかを明確にしなくてはいけないと思いました。馬場さんは「英語×デジタルマーケティング」という希少性の高い価値をご自身に見出しています。自分が競争市場の中でどう勝ち抜いていくのかを考える事が大事だと知り、私も何か大学で自己価値を高める経験や挑戦を探してみようかなと思います。

この度はお忙しい中、私たち学生に実のあるお話をしていただき誠にありがとうございます。

(学生記者 S)


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