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22卒 短期離職者の転職活動史

私は2022年4月に入社した大手企業を1か月で退職した。

新卒で就職活動をしていた2021年、中々内定がもらえない中、夏にやっとの思いで従業員5千人以上の大手企業から内定がもらえた。

しかし、そんな企業も入社後の工場研修中に自己都合で退職してしまったのだ。
退職理由としては、工場での労働が合わないと感じたため。

職歴1か月、経験はほぼゼロに等しい新卒同様の人間が即戦力を求める中途市場で内定を勝ち取るのは困難かつ長旅ではあった。


2022年に4月末に退職後、5月から早速転職活動を始めた。
最初にエン転職経由で応募した求人は書類選考も難なく通過し、すぐに面接をすることになった。

新卒時代に就職先を見つけることで苦労していた自分にとって、中途市場はイケるかもしれないという謎の自信がつく。

しかし、最初に面接をしたその企業は求人内容と実際にやってもらう仕事内容に大きく乖離がみえた。 いわゆるカラ求人であったのだ。

そんな求人に怪しさを感じつつも面接を受け終え、内定が出たとしても入社はやめようと考えていた。
だが結局は一次面接で落とされてしまった。

その後もマイナビ転職・リクナビネクストを活用し、応募→面接→落選が続いた。
この時点で5月下旬。やはり短期離職者は厳しい扱いを受けると実感した。

このまま自己応募していても、埒が明かず、書類選考の段階でも落とされることが多くなってきたため、最終手段の『転職エージェント』の切り札を使った。

全部で登録した転職エージェントは

  • doda

  • マイナビジョブ20

  • 第二新卒エージェントneo

  • DYM

  • スペシャライズドグループ

  • 小さな人材紹介会社

この6社だった気がする。
リクナビエージェントは紹介できる仕事がないとのことで断られてしまった。


一番初めにコンタクトを取ったのが、dodaであった。担当者と電話による面談から始まり、サイト経由での職業紹介。
紹介された求人は、施工管理や携帯ショップ店員、コールセンター、重機などの営業、医療機器の営業、SES(客先常駐)などであった。
これに関しては、第二新卒エージェントneoも同様であった。

正直、えり好みをしている場合ではないのだが、紹介された求人の中で興味を持てる仕事や長く働けそう、自分に向いてそうと思えるものは1つもなかった。

マイナビジョブ20やDYMに関しても、上記と同様の仕事紹介がメインであった。たまに興味を持てる仕事を紹介してくれることもあったが、応募しても書類選考で落とされてしまう というのがテンプレであった。

スペシャライズドグループはそもそも紹介できる第二新卒向けの求人がなかったようだ。それもそのはず、この企業はシニア層向けなのだから。

私が内定をもらった企業を紹介してくれたのが、小さな人材紹介会社。
確か、リクナビのお客様満足が高い人材紹介会社ランキングで上位を過去に取ったことがあるとか。
反響が大きければここで紹介するが、今は社名を伏せておく。
ここは面接練習や志望動機、転職軸などありとあらゆる面で自分がどういった人間になりたいのかを共に考えてくれた。

また、ここで紹介してくれた現在の内定先企業も実家から通勤、残業無し、基本定時帰り、年休120、休日出勤無しの完全週休二日(土日祝)という好条件であったため、なかなかのホワイト企業を紹介していただいた。

前職では接客に配属される予定で採用されていたが、今回からはデスクワーク。自分的には前職の年休115から120の残業無しになった点が大きな進歩であったと思う。

結果論、新卒を短期で離職しても、転職は可能だ。だが、いくつかの点で妥協しなければいけないことや、転職しても後悔することがないようにしなければいけない。

私は最終的に、年休120以上という部分だけは変えずに残りの志望職種や業界、勤務先、車の運転、企業規模など多くの点で妥協してきた。
そうでなければ、就職先が見つからないからだ。

また、前職にこのままいたところで工場の作業環境の悪さから、確実に体調を壊していたことを考えると、今転職をして良かったと感じている。
大企業だから安心して働けるという神話は崩壊していると思う。

長くなったが、確実に転職可能。だがよく考えてほしいとともに、自己応募だけでは限界もある。無職期間が長引いてしまうと余計に転職しづらくなってしまうのも現状だ。
エージェントを積極的に勧めるようなことはしないが、上手く用いてほしい。

エージェントは小さな企業の方が、案外多くの企業との太いパイプを持っていて、たとえ求人票に『社会人経験2年以上』と書かれていたとしても、交渉して受けさせてくれることが多い。


Twitterなどで『どういう転職サイトやエージェントを使っていますか?』という同胞のツイートをよく見かけるが、他人に聞く前に、自分から行動を起こさなければいけない。
Twitterの人たちは、あなたとは無関係の赤の他人。そう易々と赤裸々に教えてくれる人ばかりではないことを肝に銘じて、行動を起こそう。

自分で考えて、行動を起こした人にのみ経験値が溜まり、転職先がみつかる世界戦即ち、シュタインズ・ゲート世界戦へ辿り着けると、忠告しておこう。


エル・プサイ・コングルゥ

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