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【#読書】ブランド人になれ! #田端信太郎

面白かったので、言いたいことが山ほどある。
がなるべく簡潔に前半のみでおすすめをしようと思う。後半はおまけです。

田端信太郎氏著作の本です。
実は『避けてきた本』である。

読んだ感想を正直に言うと、

【発売当初に読まなくて良かった】

である。理由は後述する
今だから素直に読める、当時よりは間違わずに読めたと感じる。

なので、お勧めしたい本しか載せない本マガジンで本書をお勧めするにあたり、僕と同じ40代サラリーマンに是非読んでほしい。

サラリーマン2.0みたいな本

本書は破天荒である。
会社という組織において僕なんかが教育を受けてきた
「ちゃんとやれ」の定義を根本から覆す内容になっています。

思えば、極端に表現するなら学校教育と同じように同じ時間に来て同じようにいわれたことをやるという並列化がすすめられ、
命令された通りに仕事をやるという機械化に特化した時代があったとおもうんです。

それを最近田端氏は、旧来の真面目は現代では不真面目と表現しています。

「真面目に働く」の定義が、昭和と令和では違う。 昭和では「遅刻せず出勤し、言われたことを言われた通りにやる」=「真面目に働く」だったが、令和では「将来に需要が増えるのに今は不足している貴重な価値を、自分の頭で考え見つけ、それを効率的に提供すること」=「真面目に働く」に変わったのだ

田端信太郎氏のポスト


面白すぎる。
怒られないようにしているだけで、本当はうすうす仕事になってないんだろうなってわかってた。僕もそんな時代がありました。

会社員であっても、個々が「価値を提供する」こと。
それが現代の真面目

だからって遅刻していいことにはならないよ。
働き方の話だよ。


ブランドにおける品質の考え方がとても面白い。
一部だけ紹介すると、「何を知っているかより、誰に知られているか」というものがあり。
ほんとその通り。僕が転職でも意識したのは
何処の馬の骨かわからないという負け試合ではなく、
「あぁ、ドイくんじゃん」というのを狙うというもの。

自分自身のブランド価値を高めるには誰に知られているかがとても重要。
だから、本書では会社内だけで褒められたってしょうがないと言い切っている。心地良し。



ココから先は個人的な背景なので読まなくても良いです。
それより本書を買って読んでほしい。

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個の時代と言われた2018

発売当初からこの本のことはもちろん知っていた。
田端さんと幻冬社の箕輪さんのタッグで話題だったし。
2018年、この辺りは何が起きていたかというと
2017年から盛り上がった『個の時代が来た』全盛期だったと思う。
いわば、フリーランスマンセー、会社員なんか辞めちまえが盛り上がっていた。

(読んでないけど)
イケダハヤト氏の『まだ東京で消耗しているの?』が2016年。
この辺りの雰囲気が少しわかるだろうか。

さらに、若い人が知ってるかわかりませんが先進気鋭の『VALU』というサービスも盛り上がっていましたね。

VALUは今でいう仮想通貨みたいな『VA』という疑似通貨を投げ銭でやり取りできるSNS取引所みたいなもので、個人の影響力をVAで数値化するという新しい試みでした。

しかも一時期はスーパーハイパー天才プログラマと僕が思っていた小飼弾さんがジョインしたあたりがピークだったと思う。

早すぎたサービスでしたね。

サラリーマンを煽る勢

そんなこんなの時代背景に本書はリリースされた。
アフィリエイトの糧としてフリーランスに陥れようとするあの人達とは違った切口で、
新しいサラリーマンの生き方を説いた自己啓発本である。

その頃、僕は疲れていた。
2018年僕はほとんど寝ていなかった。
通常の3倍くらいの作業をこなし、何かから抜け出そうとしていた。
だから『自己啓発本』の類は読まないと決めていた。
それが当時読まなかった理由。

そして、読んでみてやっぱり当時読まなくてよかったと思うのは、
おそらく勘違いして受け取ってしまって会社内で狂人と化しただろうなという自信があるからだ。


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