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不適切保育は現場の疲弊から来てるのだろうと思うけど、ぜひ、やめてもらいたい。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
今日のお品書きです。


年がら年中、何かしらの事件報道ってのはなくならないもので、その中でも耳や目に飛び込んでくるたびに切なくて苦しくなる話題が不適切保育に関する報道。

他にも送迎用のバス内に取り残されて亡くなってしまった事例なんかも、懲りないように毎年出てきちゃうじゃないですか。もうね、本当にツラいですよね。そういった情報が飛び込んでくるたびに、グーッと胸が苦しくなってしまいます。

我が家も3名の子どもたちと暮らす核家族世帯で、上の2名はすでに小学生になっているものの、保育園にお世話になっていましたし、就学前児童と生活をする中での苦労やかわいさを実感してきました。

3番目は現役で保育園生活を送っていますから、真っ只中の当事者でもありますから、すぐに我が家に置き換えてしまえるため、余計なまでに当事者意識を持ってしまうんでしょうね。

今日はこの件について、保護者の目線と、離れた目線の両方を使って考えてみることにします。

閑話休題: 石で顔をつくってみた

不適切保育が起こる理由を考える

保育現場の疲弊

もう、いくら考えても他の回答が思いつかないぐらいに、保育の現場が疲弊しているから起こっているのだろうと思っています。

もちろん、保育士のパーソナリティや特性も影響していることもあるでしょうが、本質的には小さな子どもたちと接する仕事がしたいと考えている人たちが保育士を目指すのでしょうから、そういった人たちが保育現場に絶望し子どもたちにフラストレーションをぶつけているのだとは考えづらい。

いや、もし、仮にそうだとしたら子どもたちがあまりにも不憫すぎるので、ぜひ勘弁してもらいたいものです。

厚生労働省の出している保育士の配置基準を見てみると、以下のようになっていますが、これ、子どもの人数に対して大人が少なくないですか。

0歳児: 3人に保育士1人(3:1)
1・2歳児: 6:1
3歳児: 20:1
4歳以上児: 30:1
ただし、保育士は最低2名以上配置する必要がある。

我が家なんて、3名の子どもたちから同時に話しかけられただけでも「うわー!」ってなるのに、20名以上の子どもたちから同時に希望や要望を出されるような状況を考えるとひっくり返りたくなります。

子どもたちへ個別の配慮をしながら適切なコミュニケーションをとっていくこと、さらに保護者への対応等を考えると、保育現場では常に人手不足によって成り立っているのであろうことは想像に難くありません。

閑話休題: 石で顔をつくってみた

成り手不足

保育士の有効求人倍率は1.98倍(厚生労働省より)なので、1つの求人に対して1.98人の求職者がいるってことですから、明らかに人手が足りていないことがわかります。

また、保育士資格を保有している人たちが保育士としての就業を希望していないってこともあるようで、それらの主な理由として以下が挙げられます。

責任の重さを感じる
事故への不安がある
就業時間が希望と合わない
休暇が少なく取りにくい

厚生労働省『保育分野における人材不足の現状』より

これ以外にも賃金が低いなど、待遇面も課題だとされていますし、この辺りを改善していくことは構造上、無理があるでしょう。もちろん、改善していくべきことであると認識してはいますよ。認識していますが、子どもたちを保育するってことは「限られたスキルや技能を保有している人たちだからこそできるもの」ではないため、抜本的な待遇の見直しは起こりづらいのが実情でしょう。

閑話休題: 石で顔をつくってみた

親側の問題

保育現場の問題は、保育士や保育園だけでなく、保護者側にも関連する要因があるんでしょう。保護者側も気をつけた方がいいだろうってことを考えてみます。

過度な要求や不適切なクレーム

いわゆるモンペですね。モンスターペアレントにならないってことです。

たとえば、アレルギーなどの医学的な理由ではなく単なる好みで食材を指定してくることは、食事の準備が複雑化しますから、他の子どもたちへの食事提供が遅れることになります。

些細なことから大きな事案まで、適切なクレームの提出がなされなければ保育士や園側に大きなストレスを与えることになるでしょう。

子どもの持ち物が紛失したとして、それについて園側に毎度、怒鳴りつけるような態度をとっているようでは、園も保育士も働くモチベーションが持続できなくなることは容易に想像できます。

閑話休題: 石で顔をつくってみた

おわりに

もう、子どもたちが傷つくようなことは決して保育園でも認定こども園でも幼稚園でも起こってほしくはないわけですが、親側も親側で保育士や保育園などの現場で必死にやってくださっている人たちに向けて尊重心を持ちたいものですよねって話をダラダラと書いてしまいました。

今日もこれから子どもたちと一緒にラジオ体操です。(必死に思い出しながらやっていたら下半身が筋肉痛になりました)

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)

閑話休題: 石で顔をつくってみた

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