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新潟県(新潟市)に住む地方住民の雑感

どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

いわゆる移住促進みたいな動きを加担するつもりも、その意思もないのですが、ボクが住んでいるに新潟について一人の県民・市民として書いてみようと思った次第です。

##なに書いた(要約)
・他の地方都市となんら変わりはない
・現実的な数字をみると辛くなるけどみないわけにはいかない
・中途半端な加減がボクには"ちょうどいい"

いわゆる「地方都市」それ以上でもそれ以下でもないんですよね。

褒め称えようと思えば「お米がおいしい」とか「水がおいしい」ってのも容易に出てきます。さらには「夕陽が最高」なんかも出てきますし、「少し車を走らせるだけで海にも行けるし山にだって行ける」ってな具合です。

自然があって、食事がおいしいって、絵に描いたような地方都市の紹介になってしまうのですが、正直、ボクはそれ以上でもそれ以下でもないと認識しています。

新潟県のWebサイトを開いて人口動態のデータを確認(人口移動についてはこちら)してみると、出生数よりも死亡数の方が多いから毎年人が減り続けていくって試算しなくてもいいぐらい容易に「人が減ってるんだな」と実感することができます。

(以下は「令和元年度」の数字)

出生数 13,640
合計特殊出生率(一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均)は1.38
死亡数 30,572
新潟県人口の自然増減数は16,932人(前年は-15,592人)。また、自殺死亡率(人口10万対)は18.5(前年19.5)で、全国順位は4位(前年6位)。
総人口は2,222,004人の内、前年同月(2019年10月)から23,053人、1.03%減少。減少数、減少率ともに過去最大
年少人口割合は11.5%で過去最低、老年人口割合は32.4%で過去最高

これ以外にも、財政的な部分に目を向けてみれば(参照したのはこちら)、こんな風に書いてあります。

健全化判断比率(実質赤字比率・連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率)は、いずれも各々定められた「早期健全化基準」及び「財政再生基準」に該当しません

簡単にいうと、自助できるだけの体力を持ち合わせていないってことになります。
公費負担比率が高いってことは、地方都市内の収入(税収)だけでは各種支出を賄えないってことで、国からの国庫支出に頼ってる状況。
将来世代に負担を強いる状況であり続けてるってことでもあります。現状の収入だけでは賄えないから将来から借り入れるっていうね。

(日本の財政破綻論などをしたいのではありませんし、その辺りは高橋洋一さんの書籍記事を読んでみてください。)

ここまで書いてきましたが、特別に新潟県をディスりたいわけでもなんでもなくて、ただただ、東京以外の都市が抱える地方都市の問題を、多分にもれずに抱えているってことを再認識したかっただけです。

県民・市民であるボクでも、これぐらいは簡単に調べられるくらいだから、県とか各市町村の責任者レベルになると、冷や汗ものなのかなと思いながらも、どうすることもできないって諦めてもいるのかな、とも。

現実的には厳しい数字が羅列されていますし、ものすごくキツい状況です。

ボクと生活を共にする子どもたちはどうなっていくのだろうかなぁ...と不安になったりもしますし、ボクたち以上に冷遇される世代であることは間違いなさそうでもあります。

そう考えると、正直、日本の中でどこなら住みやすいのか、とか将来世代に対して「適切な都市」ってどこだ、みたいなことをボクは考えてます。

考えてはいるものの、東京以外の地方都市は、それぞれの都市単位で「できること」をやるしかないんだろうし、いかにして利益率の高い法人を獲得するのか、利益率の高い企業を育めるのかって点を重視してるのかな、と。

なんだかダラダラと書いてたら「すきなところ」を書くことを、すっかり失念というか、ぶっ飛んでしまっているのですが、この辺りはきちんと認識した上で考えたいな、とも思うのです。

考えてみたものの、結局は「特に理由もなく、そこに家族がいて、ちょうどいい住み心地だったから」なんてことに落ち着いてしまいました。

強いていえば、それが「すきなところ」で、それ以上でもそれ以下でもありません。

現状、ボクの自宅がある場所は駅から徒歩10分ほどで、バスも走ってますし、近くには大学があるので公園としても利用できますし、海も近いため夕陽が見放題です。

買い物をするにも不便しませんし、大学があるため若い人たちを目にすることも他の街と比較すれば多い方でしょう。

でも、それって本質的に「住むべき理由」になるのかといったら微妙な気がします。実際に住んでみないとわからないことってあるじゃないですか。

ボクは実際に住んでみて、この土地というか場所のよさみたいなものを実感することができていますが、まったく見ず知らずの人に「他の都市と比較して推薦できるのか」といったらできません。他の都市を知りませんから。

知らないからこそ、他の都市ではどうでもいいと思われそうなことを引き合いにして比較するのでしょうね。ただ、他の都市も似たようなことで悩んでるし、苦しんでるのでしょうから、比べたところでドングリの背比べでしかありません。

結局、ボクがこの「新潟」って都市、街に住んでいる理由は「ちょうどいい」ってところでした。

街もあれば、自然もある。中途半端なのですが、その中途半端の加減がボクみたいな半端者にはちょうどいい、ただそれだけです。それが心地良かったりするんですよね。

ちょっとダラダラと書き連ねてしまいましたが、この辺で。

ではでは!

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