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ブックオフの不正取引疑惑について、一利用者として期待すること。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

いらなくなった本を処理するのに簡単なんですよね。陳列されている本の中にはバグっていると言わざるを得ない金額のものもあるのですが、そういった個別具体的な価値を特定するための「鑑定」を省くことで機械的に判断をすることで規模を拡大させることに成功した。

それがぼくのブックオフ像です。

そんな古本屋の雄、ブックオフホールディングスが運営するブックオフの複数店舗にて従業員が架空の買い取りや在庫の不適切な計上をするなど、現金を不正取得していた疑いが発覚し、弁護士など外部の専門家による調査委員会を設置しました。

なお、今年(20224年)5月ブックオフだけでなくハードオフでも同じように、同社が運営する特定のハードオフ店舗で、従業員が商品買い取りを偽装したほか、買い取った商品を持ち出して私的に消費した可能性があると報告されています。

ちょっと杜撰な情報管理の理由

ちょっと驚いたのが、仮にも上場企業であるブックオフでは、商品管理をデータベース化していなかったといいます。

もともとは小規模な古本屋からはじまり、急速に成長をしていく過程の中でシステムの更新が事業拡大に追いつかなかったのか、諦めていたのか。いずれにしても、こういった問題が起こるのは時間の問題だったということでしょう。

もちろん、全商品をデータベース化していくには多大な投資が必要でしょうし、書籍以外にもDVDやゲームなども取り扱っていましたから、それらを統一したデータベースに情報を入れていくことは非常に労力的な意味でもコストがかかるのは否定できません。

それにしたって、この状況ってのは上場企業としては株主に対する説明責任だけでなく、上場しているという、ある種の社会の公器たる姿勢として懐疑的に見ざるを得ません。

企業統治、つまりガバナンスの重要性が叫ばれる中で、ブックオフの内部管理体制が機能していなかったんじゃないか…と期待を裏切る形になっているのは、一利用者として非常に残念でもあります。

一利用者として「どう向き合うか」

まずは調査員会が設置されているため、冷静に事実関係が明らかになることを期待する他にありませんが、不正取引に自身の個人情報(氏名や住所など)が利用されている可能性がある点は抑えておくべきでしょう。

さらに、在庫管理システムに問題があると指摘されていることを踏まえると、他の情報管理についても疑念を抱かざるを得ません。

この点に関しては、ブックオフがきちんと説明をするはず。もう利用者側としては待つ他にないわけで、さすがに再発防止策と合わせて公式に発表されるでしょう。上場企業ですからね。

ただ、今回の事件は他のリユース関連企業でも同様の問題や課題を抱えていることでしょうし、過去にリユース関連企業で売買をしたことがある人は気にすべきでしょう。

リユース文化というか、商業的に成り立ってきた古物商の新たなあり方が、これによって毀損されるような自体に陥ってしまうのだとしたら残念なので、そうなってほしくはありません。

ブックオフとしてはメルカリなどの登場により、リユース文化の新たな波に飲み込まれかけた時期があるものの、なんとか踏ん張って盛り返してきた中で発生した事案ですから中の人たち的にもショックなはず。

でも、ある程度は予測していた人もいたでしょうから、ぜひとも再発防止策と、情報管理の刷新に期待していくこととします。

おわりに

今日は深夜12:00から次男くんが腹痛を訴え出し、嘔吐と下痢をするだなんて対応から1日がはじまっております。非常に心身ともにクタクタな状態ではありますが、今日も頑張っていきましょう。

ではでは。

ゑんどう(@ryosuke_endo)


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