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日本人の平均年収は433万円で、中央値は399万円だってさ

ようこそ、お越しくださいました。

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。

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今回の雑談は、日本人の平均年収と中央値の話から少し前に話題になった老後資金問題について。

ある記事(「【年収の中央値は約399万円】年代・業種・地域別の10項目で徹底調査)が目に飛び込んできたので閲覧していくと、記事内に出てくる計算式はちょっと...なのですが、国交省と国税庁のデータから引っ張ってきたデータは確認するとそのまんまでしたので引用しますね。

国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は約433万円、厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」「毎月勤労統計調査 令和3年9月分結果」「毎月勤労統計調査 令和4年2月分結果」によると、年収の中央値は約399万円でした。

もう、案外誰にとっても無関係ではないって話なのですが、あまりにもマズすぎるよねって話なのですが、直感的に理解しづらいかもしれないので探り探り話していきたいと思います。

▶︎ 老後資金問題だけじゃない

以前、金融審議会が出した『金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」』で、老後資金問題とした話題になったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。

老後資金が2,000万円必要だってことに注目されてしまっていましたが、本筋は「お金が必要だから金融知識を身に着けて投資等に回して経済を回して行きましょうね」って話だったのですが、これが流布されることは多くありませんでした。残念ではありますが…

じゃ、どうなんだろうねって話で実態について調べてみますと総務省の家計調査報告でみてみると、65歳以上の世帯における貯蓄額は平均で1,588万円で、2,500万円以上の世帯も33.3%とかいるんですよね。

世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高階級別世帯分布 (二人以上の世帯)-2021年-

これが勤労者世帯になると話は変わってきます。貯蓄0世帯を含めた中央値で784万円となってます。貯蓄100万円未満が12.2%もいることから背筋が寒くなりますし、勤労者世帯は貯蓄額が65歳以上の人生上がりって人たちに比べて貧相になっているのは間違いなさそうです。

二人以上の世帯のうち勤労世帯の貯蓄額

さらに、年齢階層別にみてみると、40歳未満は貯蓄額よりも負債額のほうが大きいという結果になっており、自宅のローン等に追われているからという話になるのでしょうが、若年層になれば奨学金の受給割合は半数。
つまり、奨学金という名の借金を返済しなければならない状態で社会人になっていますから、更に細かい分布を見てみると若い世代になればなるほど生活に余裕がなくなっているといえるのかもしれません。(「令和2年度学生生活調査」日本学生支援機構

世帯主の年齢階級別貯蓄/夫妻現在高

岸田首相はロンドンで「貯蓄から投資」への移行を宣言したわけですが、老後資金が2,000万なのだと仮定した場合、余剰分を株式市場等に回される形になるのでしょうか。つまり、65歳以上世帯の2,500万円以上の貯蓄が投資に回されるのでしょうかって話になってきます。
当事者たちからしたら「知らねえよ」って話な気もしますが…

見よ、圧倒的なまでの”横ばい力”!

度々、ぼくはnote内で「日本の横ばい力」を揶揄していますが、2021年04月に小川製作所の小川さんが出してくれた以下の図がまさにって感じでそれを表してますのでご覧ください。
成長しない日本のGDP、停滞の20年で米国は日本の4倍、中国は3倍の規模に

GDP成長率推移 名目値_成長しない日本のGDP、停滞の20年で米国は日本の4倍、中国は3倍の規模に

どうですが、あまりにも壮観でビックリしませんか。1996年から微減飛蔵を繰り返すばかりで、まったく変わっていないっていう恐ろしいほどの横ばい力を発揮してくれているわけです。
この間にアメリカを筆頭とした他の先進各国は年率3%以上の成長をしているのに、日本だけが取り残されてしまっているっていう苦しい状態なわけです。一時期はアメリカと比肩するほどの経済大国だったのにも関わらず、すばらしい横ばい力によって成長率底辺国家となってしまっているわけです。

生産性は維持が限界だった

インターネットが普及しアメリカは生産性が上がり続けたのに日本は維持が限界だったって話になるのですが、この維持ができているのも人口が増えたからって話でしかなくて、ここからは人口が減っていくしかない段階ですから、維持すらもできなくなってくるわけです。

日本の人口推移_厚生労働省

経済ってのは基本的に人口に比例するって話なので、これからの日本は急速に人がいなくなっていく代わりに社会保障は他のどの国よりも重くのしかかってくることになります。

少子化対策だなんて悠長なことを行っている間に、いつのまにか対策を打つも何もなくなってしまったって段階にきてしまっているわけです。

こうなってくると子どもは国が面倒を見るって意味でも、子どもを増やしてくれる家庭に向けての支援を拡大していく他にありませんが、他の予算を削ってでも捻出しなければならないって考えると既得権益は守りたいって思うのが性なんでしょうから無理っぽいんですよねぇ…

詰んでますよね、これ。

組織も個人も生産性を上げなきゃならない

今後、若くて元気のある就労者は希少価値が高まっていくだろうし、上記した65歳以上の貯蓄額とか見ても安心できる材料がある人はいいけどない人たちは働き続けて「老後を遅らせる」他にないって話になります。

つまり、80歳代の労働者ってのが現実を帯びてきてるって話で、80歳と22歳新卒が同じテーブルで競う形になるわけですが、体力も吸収力も高い20代の就労者と経験はあるかもしれないけど頑固な部分がある80代でいったら、そりゃ20代のほうが価値あると思っちゃいます。

だけど、みんながみんなそう思っちゃうから20代の人たちは価値が上がってくるだろうから、スキルとか身につけてたら重宝される気がするんですよね。

そうなってくると問題は80代をはじめとした30代以上の就労者たちでございますよ。このまま何もしなかったら会社はなくなるし、仕事はなくなるし、お金もなくなっていっちゃう…みたいな状況になりかねない。

国にも期待できないんだから個人で生き残る生存戦略を講じる他にないわけですが、それって何かといえば生産性を上げたり創造性を上げていかなけりゃならないって話なんですよね。

具体的に何っていわれたら、どうやって楽に多くの仕事ができるようになるかを考えるって話になるんでしょうね。そのために機械にできることは全部機械にやらせるって話で、どんなツールも使いこなせるような状態になっていき、それが日本だけでなく海外でも通用するような状態になっていれば、個人の賃金を引き上げることは可能になりそうです。

こんなことを書いているぼくも、結局はドメスティックな日本人なのもあり、生存戦略をどうしたらいいんでしょうねって形で模索してるところだったりします。困りましたな。はは。

ではでは。

えんどう

▶︎ おまけ

▷ 紹介したいnote

転職が多いと生産性が高いか、生産性が高いと転職が多いってのはおもしろいデータですね。ぼくに当てはまってるかどうかといえば微妙ですが、がんばりたいと思います…

はじめて聞いたものだったので興味があるな。調べてみよう。

何が自分の時間を浪費させているのかを分析することって大事なんですよねぇ。。分単位で自分が何をしているのかを記録すると明らかに無駄なことしてるのが可視化されるのでおすすめです。


▷ えんどうのTwitterアカウント

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