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ボクや子どもたちは日本が経済的にすばらしかった時代を知らない

どうも、ゑんどうです。

フォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水雄一郎 以下、フォースタートアップス)は、自社Web媒体である『STARTUP DB (スタートアップデータベース)』に独自調査として世界時価総額ランキングTop50を公開しています。

これを見ると、1989年には上位50社のうち、30社以上は日本企業で占められているのにも関わらず、2022年時点では上位50社に入っているのはトヨタのみであり、しかも31位と誇らしいのかなんなのかわからない位置にいます。

出典)【STARTUP DB】2022年世界時価総額ランキング。世界経済における日本のプレゼンスは?

ボクがこの世に生を受けたのは1985年ですから、日本がウハウハしている時代には4歳で、その恩恵を存分に享受していたのかといえば全く受けていません。

そば屋を営んでいた両親によると、新潟県燕市のような小さな町でも随分と景気がよかったらしいのですが、自宅内にいる両親に構って欲しいと泣いたところで相手にされるわけでもない状況だったことを考えると、幼心なボクにとっては決して誉められるような状況ではなかったことでしょう。かわいそうな当時のボク…

ここから日本の経済は一気に世界の中で主導権を握ることができなくなっていくわけですが、それに輪をかけたのがホリエモンこと堀江貴文さんの実刑判決に代表される出る杭をつぶすような許容度も低ければ器量も小さい大人たちの態度。

それが政治にも反映されているのか、そもそも政治権力を握ることができる有権者たちがそうだから起こったのかは分かりませんが、少なくとも1975年、いまから50年以上前からわかっていた少子化に向けた対策は梨の礫どころか的外れない政策ばかり。

出典)【内閣府】令和3年版(少子化社会対策白書(総人口と人口構造の推移)」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2021/r03pdfhonpen/pdf/s1-1.pdf
出典)【内閣府】令和3年版「少子化社会対策白書(出生数、出生率の推移)」
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2021/r03pdfhonpen/pdf/s1-2.pdf

結果として、日本が経済的によかった時期を知っている人たちは逃げ切ることばかりを考えているからなのか、伸びる杭を必死に叩きのめすのと同時に、内需も減少していく未来を実現することができたわけです。それが日本にとって最適だったのかどうかは2022年現在、平均年収は横ばいを続けOECD(経済協力開発機構)が2020年に行った調査によるとアメリカの約半分であり、韓国よりも低い額。順位も加盟35カ国中22位と下位グループ入りを果たしています。それもそのはず、日米のベンチャーキャピタル投資は日本とアメリカで規模が段違いであり、成長産業に力を入れるのではなく、既存産業をいかに残すのかに焦点を当てて政策も投資も行われているわけですから、成長なんてするわけがないのです。

出典)【内閣官房】内閣官房 新しい資本主義実現本部事務局(令和4年10月)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/bunkakai/suikusei_dai1/siryou3.pdf

反証としては、韓国は2018年に最低賃金を16.4%も引き上げたことによって雇用主側のリスクが高まった結果、失業率が上がっているのにも関わらず、日本は189カ国中、失業率は169位と低くなっており、韓国は賃金は高いけれど失業率が高い。つまり、日本は賃金の引き上げよりも雇用の保全を重視したと。

また、日本は休廃業の数が少ないため、ライバルが多く、給料も上がりづらいといった背景も主張されるかもしれません。

このどちらも、コロナ禍の補助金関連などの政策を見れば日本の会社において90%以上もある中小企業をつぶさないような政策をとってきたのと同時に、ホリエモンを潰したのを目の当たりにした人たちを萎縮させつつ、雇用の硬直さによって成長するためのクビきりができない状況の改善をしないだけでなく、投資もしないような土壌を構築することによって生み出されているのが2023年現在の日本だといえます。

もう、ここまで書いてきた内容だけでも、かなり未来があるように感じられて仕方ありませんが、少なくとも、ボクだけでなく、我が家でともに暮らす子どもたちもゴリゴリに成長を遂げていく「未来しか感じねぇ!」みたいな日本を知りません。

下手したら子どもたちがボクの年齢になる頃、いや、もっと先に至るまで日本が成長する姿を見ることはできないままに時が経過してしまう可能性だって0ではありません。泣けてきます。

もう、こうなってくると日本って枠組みでは期待値が低くなってしまうのだから、個人として日本を飛び出して生きていけるような状態を作っておかなければならないと思うわけですが、これから経済的に下火になっていくのであれば治安は悪くなっていくでしょうし、治安が悪くなれば裕福な人は日本を飛び出していくことになることは想像に難くありません。

なんだか、書いていて悲しい気分になってきたので、この辺にしてやめようと思います。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo


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