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ワーケーションをするためには子どもたちの自由を確保する必要がある

  あまりにも甘味な響きであると同時に、自分にはしばらくは関係のない話なのだろうと半分諦めていたことがある。

  『ワーケーション』だ。

  work と vacation を掛け合わせてworkcation と英語圏では綴るらしい。

  そもそもvacation自体を何年も味わっていない気がする。そもそもvacationとはなんだ。僕が子ども時代には「ロングバケーション」略してロンバケが木村拓哉、山口智子主演で1996年4月から6月まで放映されていたのを思い出す程度である。

  どうも、えんどう @ryosuke_endo です。そんなvacation朴念仁ボクネンジンであり、まだまだ子どもたちが幼い年齢の保護養育担当者である僕にも疑似体験をできる機会が訪れそうであることから、企画自体の共有をかねて書くことにした。


▶︎ リゾート地でなくてもいい

  僕は根本的に自動車を運転し移動することに忌避感というか回避したい心持ちを抱く。なぜなら、運転する時間には何もできないからだ。

  生まれてこの方、陰キャの非モテ以外のキャラクターを演じたこともなければ振る舞ったこともないため、スクリーンタイムを存分に高める映画やドラマ、アニメなどを興じる時間や現物の書籍を手に取りつつ賢ぶるような姿勢をとることをしていたいのだ。

  vacationという取り組みは、存分にそれを享受する機会とすることで達成されるものだとすら言える。しかし、それでは共に暮らす彼らは何の満足感もないだろう。

  子どもたちが小さいうちはどこに行ったとしても大騒ぎなうえに胸騒ぎも止まらないものだ。その場所がリゾート地であろうと繁華街であろうと変わりはしない。彼らから目を離し、姿を見失おうものなら気が気ではなくなる。それでは小旅行だろうと小休憩だろうと関係ない。

  そんなことを踏まえると、別にいく先はリゾート地でなくていい。ただ、リゾート地やそれに近しい場所に赴くのであれば、子どもたちが場所に応じた楽しみを享受できる環境や状況がいい。むしろ、それが希望である。

  さらに付け加えるならば、彼らを安心できる立場の人に相手をしてもらえるのであればいうことはない。安心してPCを持って業務に励むことができるはずである。保育園や小学校などは、その役割を果たしてくれているわけだから、それを自宅以外の観光地でも提供してもらえるのであればやってほしい、というワガママだ。

▷ 新潟県妙高市で小学校の春休み期間に実施される...!

  NPO法人しごとのみらい株式会社サイボウズでも働く竹内義晴さん(@takewave)が、以下のようなステキな情報を発信してくれていた。

「子どもは休みだから、せっかくだから、どこかに連れて行ってあげたい。でも、仕事は休むわけにはいかない」......そんな経験、というか葛藤って、子どもを持つ親御さんだったら、一度は経験したことがあると思うんです。

上記ブログより抜粋

  そう、まさにだ。

  子どもと生活をしている中で「仕事」はしなければならない。身銭を稼ぐために不可欠な行為だ。しかし、彼らとの時間だって短縮したいわけではない。むしろ、優先順位としては高い。ところが、優先順位が高いからといってできるわけでもない。それは僕や妻さんがアラブの石油王でないため、金融資産が無限に湧いてくるような家計状態ではないことから仕方のない状態である。

  しかし、それを子どもに「我慢を強いることなく」実現できそうな取り組みを発表してくれることは本当に助かるとしか言いようがない。

▷ 子どもが自宅や保育園、学校以外の場所での体験を得られる

  何よりも価値が高いのはここだ。

  子どもたちには僕や妻さんが提供できるだけの環境や状況をフルに活用し、存分に自らの糧にしてもらいたいと考えている。さらに、その経験を活かして「やりたいこと」や「できること」を見出すような素地にしてもらえたら幸いだ。

  無駄を省くためには無駄を知らなければならない。急がば回れというが、彼らの行動は一見すると無駄に思えるようなことだらけだ。遊べるような広い場所でも走れば転ぶし、風呂に入りたいのに誘ったタイミングからゴロゴロと転がりはじめる。食事をしていても姿勢がクネクネと曲がりくねったりドロドロと溶け出したりする。

  これらの「無駄」は体験しないと無駄なことだと自覚できず、ある程度の年齢になった際に彼ら自身がそれを省くことができないのだ。つまり、無駄を知らなければ効率的で生産的な姿勢や態度、行動を取ることなどできなくなる

  余白や無駄を体験したことがない、もしくはその自覚がないのだから当然だろう。人生には余白が必要だというが、言い方を変えれば無駄が必要だということだ。

  無駄を省くためには無駄を知らなければならない。

  そんな人生の余白を楽しむ機会を我々ではなく、生業とする専門の方々が相手をしてくれるのであれば、これほどまでに心強いことはない。

  今回の企画は、僕のようなロングバケーションしか知らないワケーションが遠い存在であると認知している人たちにとっての朗報以外の何者でもないだろう。

▷ 妙高自然の家という安心感

  この企画の会場は『妙高自然の家』で行われる。Webサイト自体は、Web1.25みたいな趣があるが、それもなかなかどうして感慨深いではないか。

  何を隠そう、僕が小学生の頃にはこの施設でキャンプをしたり、キャンプファイヤーをしたりとアクティビティーを体験した身である。また、専門学校の職員時代には学生を引き連れてキャンプ実習と妙高山という2,000m級の山峰に登山し、下山時には大雨でなんとか生還を果たすという経験をした身でもある。(登山の話は妙高自然の家とまったく関係ない)

  そこでの体験内容やロケーションも含めて非常に有意義な体験ができることを明確に想起できるし、その場で指導してくれる職員の方々に対する安心感も痛いほどに理解できる。

  もう、これは行くべきだ。行くしかない。行く他の選択肢はない。

  いわずもがな、僕はこの企画を見かけた先から申し込みフォームに必要事項を入力して送信したのは言うまでもない。

  もし、同じ企画に参加する人がいたらどうかよろしくお願いしたい。いるかどうかは知らんけど。

ではでは。

えんどう

▶︎ おまけ

▷ 紹介したいnote

そう、やはりワーケーションの醍醐味は風呂だろう。普段、自宅では入れないような大きな浴槽に足だけでなく腕も大きく伸ばし、大の字になって浸かる。これを楽しむためには大衆浴場ではダメだ。あれほどに人がいるような風呂ではなく、人気が少ない状態で張るからこその温泉だろう。

相手が会社の自席にいないというのは休んでいるのと同じということだったのです。

以下のnoteより

そうじゃないだろ〜!!!!と某元国会議員のような心持ちになる会社側の態度だが、日本の多くがこの認識なのだろう。しかし、これからの時代、いつまでそれが継続できるのかは考慮しなければならないだろう。

ADDressはかなり前から意識しているサービスだ。月額4.4万円支払うことによって全国200ヶ所以上の家に住み放題...。妻さんを含めた可処分所得が増加しそうならいつだって契約したいサービスだ。その子育てバージョンが出ているとな...!知らんかった!!!!

▷ 本noteに関連する紹介したい書籍

僕は過去にも書いたが、時間なんてものは概念であって実在するものではないと考えている。それを科学的に証明してくれているのが本書であるが、正直なところ、理解するまでに相当な時間を要した。未だに説明しろと言われても難しいので、理解はしていないのだろう。だけど、概略はわかった。そんな推し本だ。

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