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子どもとの生活で世界に対する見え方が変わる

 ありがたい限りなのですが、我が家では3名の子どもと共に生活をする機会を与えてもらっていて、大変ながらも充実した生活を送れています。ひとり目を授かった頃には考えられないぐらいに、子どもたちの時間が愛おしく、誇らしく、儚いものだと実感する日々なので、いつか来る終わりに恐れおののいてもいるのですが......

 3名にもなれば、どこへ出かけるにもある程度の覚悟はできているため、それほど出かけるのに心理的な障壁は存在しなくなってきました。また、ありがたいのは、どこかへ少し遠出しようものなら、妻と交代しながら運転をしますので、そこで子どもたちに対しての認識や触れ方、言葉の掛け方などを話し合えるのですが、こないだ話したのは、子どものおかげで出かける場所の選択肢が増えたって内容について。

 ぼくと妻は結婚をし、今年で丸8年が経ちます。ふたりで海外へ、なんてのはないのですが、日本の中を決して多くはないものの出かけてきました。

 だけど、色々な場所へ出かけたとしても、大人の男女、もしくは大人のふたりが出かけそうな場所へ行くのであり、そこに子どもの要素を入れて場所を選定するなどはしませんでした。

 それは当然で、ぼくと妻がふたりで仙台のアンパンマンミュージアムに行ったとして、ふたりともアンパンマンをスキなわけでも、アニメ関連の仕事をしていたり、グッズ関連の仕事をしていたり、アミューズメントパークでの仕事をしているわけでもないのです。

 もちろん、接遇や動線など、サービスにおいて学べる機会にできるのは言うまでもありませんが、わざわざ、ぼくたち夫婦のデート場所としては選ばれない。選択肢としてテーブルに乗ってこないのです。

 それが家庭の中に子どもがひとり増えるだけで、その選択肢の幅がぐっと広がったのです。子ども向けだとバカにしていた施設には、大人だって楽しもうと思えば楽しめるような内容が盛り込まれています。

 博物館や水族館など、ふたりの頃に第一候補としてあがってこなかった場所も、きっちり選択のテーブルに乗っており、その時々の状況を見ながら、行くべき場所として認識され、家族揃って足を運びます。

 それまで行こうと思えなかった場所へ、行こうと思えるのではなく、「行きたい」と思えてるんですね。

 これによって、明らかにぼくや妻の幅が広がっていますし、毎回異なる発見があったり、気づきがあったりするわけで、楽しみに事欠かなくなってきたのですが、それは明らかに彼らとの生活を始めたから。彼らが家族の一員として加わってくれたからこそ、ぼくと妻はそれまで以上に世の中が楽しい場所に溢れているのだと認識するに至ったのです。

 反対に気をつけようと思える場所も増えます。大人の認識では、たいして危険そうにない場所でも、彼らの体躯や行動次第によっては、大きな危険にさらされる場所も目につきます。それは、その辺の道路を歩く際にも感じるようなもので、ぼくは海外といっても実際に歩いた経験があるのはオーストラリアやドイツぐらいなものですが、日本の道路は歩行者にとって危険極まりないな、と感じます。子どもがいればなおのこと。

 だからこそ、自分の運転時にも気をつけようと思えています。

 そんな風にして、家族として子どもが加わってくれて以降、ぼくたち夫婦の見識や認識、趣味の幅が大いに広がってきているため、普段の生活がものすごく充実したものに昇華してきています。

 これも期間限定的な時間なのだと思えば思うほどに、どれだけ彼らとの時間を確保するのか、といった点に躍起になります。ただ、その後の人生が台なしになるような物言いをしてしまうのは、彼らにとって大変失礼だと思いますので、そうならないよう、今からふたりで対策を練っておかねばなりません。

 とにかく、彼らのおかげで人生に豊かさを手に入れられました


 今日もお読みいただき、ありがとうございます。未来の彼らがこの文章を読む機会があれば、ぼくがどんな気持ちで接していたのかを知る機会になりますかね。そうなれば幸いです。

ぼく:遠藤 涼介/Endo-san (@ryosuke_endo

#スポみら (元 #スポーツの未来に僕たちができること )オーガナイザー。 第一弾、新潟経営大学イベントの資金調達を目的に行ったクラウドファンディングは3サイトで募集し、すべて目標達成(総合達成率140%)#新潟 を #前向きな空気の溢れるエリア にすべく活動中。


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