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これから副業や複業をしようかと考えている人に向けて言えること

どうも、ゑんどうです。

そんなに働きたいものなんでしょうか。メインとなる自分の仕事があるのにも関わらず、それ以外にも仕事を抱えて生活しようだなんてことを考える人の気が知れません。

ランサーズ株式会社の『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』によると、副業や専業を問わずフリーランスとして働く人たちは増加傾向にあり、コロナ禍によって一気に促進されたとしています。

出典)ランサーズ株式会社『新・フリーランス実態調査 2021-2022年版』

アメリカのUpworkが公表している"Freelance Forward 2022”では、アメリカの労働人口における約39%となる約6,000万人が何かしらのフリーランスとして仕事を受けていることが示されており、フリーランスとして働こうとする人は日本だけではないようです。

出典)Upwork,”FreelanceForward2022”

フリーランスとして働く人たちの気が知れません、とか書いておきながら、ぼくも地方都市在住の在宅ワーカーでフリーランスをやっている立場なのでハッキリとした矛盾があるわけですが、その点については謝る他にありません。

本業を抱えながら副業するでもいいし、本業として復業的な働き方をするでもいいのですが、これから自らの人的資本を軸に仕事を請け負おうとする人たちは、最低でもこの記事で挙げているような内容を考慮する必要があります。

逆をいえば、これを考慮せずに副業だとか複業を受けようだなんてことは現実的ではないってことを認識してもらえたら幸いです。

■ 余剰時間はあるか

副業や複業をするためには、まず自分に十分な余剰時間があるかどうかを確認することが本当に重要です。

本業となる仕事があるのならその仕事が滞りなく進捗できているのか。むしろ、それを進捗させることができていないのにも関わらず副業を行うことはナンセンスとしか言いようがありません。副業や複業を行うのではなく、本業に専念しそちらの進捗ができるようになることが先決です。

本業を滞りなく進捗している状況を前提としつつ、プライベートの予定や睡眠などを考慮し、実際に副業をするために必要な時間を確保できるのかを確認します。

もし、余剰時間がないのだとしたら、副業や複業をするために仕事やプライベートのスケジュールを調整する必要が出てきますが、自分の健康を損なってまでやるべきものではありませんので注意が必要です。

自分時間の管理は副業や複業を行うにあたって最低限必要な素養だと言っても過言ではないでしょう。副業や複業は基本的に時間管理であり、仮に時間の管理ができないのであれば依頼主に迷惑をかけてしまうことになりますのでやるべきではありません。

自分の健康と第一にしながら、本業の中で業務が進捗していることを前提に、余剰時間が確保できた場合にはじめて副業や複業に取り組むべきです。

■ 消耗するだけにならないか

なんとか時間を工面しながら請け負った業務をこなすにあたり、自分の気力や活力を消耗しないようにすることも重要となってきます。

副業や複業を取り組むことは本業を抱えている人にとっても基本的にはプラスに作用するものです。本業となる仕事以外の仕事を取り組むことによって視野が広くなることも期待できますし、何よりも普段とは異なる業務を行うことによって新たなスキルや経験を身につけることができます。

結果、本業にも還元されることが大きくなれば仕事のアウトプット(成果や結果)が拡大することも期待できるでしょうし、それによって本業の事業が成長することにも貢献できるかもしれません。

反面、リスクもあります。

たとえば、副業や複業で請け負った業務が想定していた業務と異なっていて、自分の想定を遥かに超えるストレスや疲労、もしかしたら徒労感を味わってしまう可能性もあります。

本来であれば自らの余剰時間を当てるだけのはずが、いつの間にかプライベートな時間や睡眠時間を削ることになってしまい、仕事や生活の質が低下することも考えられるのです。

そのため、副業や複業をするのであれば時間や内容を適切に管理し、生活の安定性を保つことが非常に重要だといえます。

■ 契約してもらえるか

何より、副業や複業をするためには、業務を委託しようと思える魅力が自分にあるのかどうかに限ります。自分に契約を結んでもらえるだけの魅力がないのだとしたら副業や複業を取り組むことなどできるはずがありません。

副業や複業をするためにはスキルや経験はもちろん、自分の提供できるサービス内容が市場に受け入れられるのか客観的に考える必要がありますし、自分と契約を結ぶだけの魅力があるかを確認することが必要となります。

また、ただ単発的に行うのではなく、今後の市場ニーズや将来性も考慮し、自分の働き方を含めて長期的な視点に立ったうえで自分に合った副業を選ぶことが重要です。

「どうして外部の人材に業務を切り出して依頼を出しているのか」
「内部で業務を回すことができる状態にない理由は何か」
「本来この(副業や複業を依頼する)会社がした方がいいことは何か」

これらを考えることは副業や複業を行うに際して不可欠な思考であり、これが考えられれば発注先に寄り添った思考をすることができるでしょうし、適切な提案を指し示すことができるかもしれません。

たとえスキルが無相応だったとしても、最適な思考をすることができれば発注してくれる事業者は存在しますし、一緒に伴走しようとしてくれる発注者は存在します。

だからこそ、ただただ「受ける」だけでない態度や姿勢が大事であり、それも立派な魅力の一つとなることを理解してもらえればと思います。

おわりに

ぼくは副業や複業をすることが可能な人はドンドンと取り組んだ方がいいと思っています。

なぜなら、本業があるのなら活かすことができる可能性が高いからです。

ただ、それにも条件があります。上記してきた3つの項目を満たすこと。

この3つは最低限の項目で、細かく挙げていけば、これよりも多くの項目が必要になるでしょうが、この3つほどを満たすことができないのであれば副業や複業を取り組むことは諦めた方がいいでしょう。

フリーランスで働くことは、自分の時間をはじめ生活すらも制御することが必須だからです。それもできないのであれば、本業に専念し、自分の人的資本を高めることに注力した方がよっぽど合理的で効率的です。

決して、自分のキャパシティを超えた生活を送ることのなきよう願うばかりでございますです。

ではでは。

ゑんどう(@ryosuke_endo


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