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マーケティングをするヒト(マーケター)について思うこと

えとみほさんの有料メルマガを読んでいるのですが、その中に『マーケターとして気をつけていること』と題したnoteが投稿されて、思わず唸りました。

思わず唸った結果、書いた感想がこれ。

別にぼくの感想は大層なことを書いたつもりもないし、実際に大したことないのだけど、マーケターって役割を何だかものすごくカッコよく位置付けている人たちって、実際にお会いした人たちでも、Twitterをはじめとしたネットの中にもいて、基本的にはぼくも賛成なんですよ。なんせかっこいいからね。でも、最近のそれとなくネット関連で発信される内容や傾向に何だかしっくりきていなかったんですね。そんな風に考えていたら、見事に同じような違和感を抱いていたのか、こんな風にツイートされてる人もいて。

そうなんです。何だかマーケティングを枠組みでしか捉えていなかったり、傾向を調べて「お客さんになりそうな人たち」ってラベル貼りとしかみてないような傾向にあるんじゃないかってことと、そもそも広域的なものであるはずのマーケティングが、あたかもSNSをやって囲えればOKみたいな人に対して「なんだよ、おい!」と、なってたんですよね。

ぼくなんかのオヤジとかお袋に「マーケター」って言っても通じないのに、知らず知らずのうち(本人も自覚せず)にマウントしてしまうような人たちも見てきてしまったことから、マーケティングとかマーケターって人たちについて考えていたところでした。そんなタイミングで読めたので、すごく納得感が高かったのはいうまでもなく、改めて現場感のある言葉には重みがあるよな、と実感してます。

えとみほさんのnoteを読んでみて「やっぱりマーケターってのは泥臭い仕事をする人たちであり、マーケティングってのはそういう仕事だよな」なんて至極当然なこを感想として抱いてしまうのですが、なんでこんな風に感じるのかといえば、おそらくUSJを再建させた張本人である森岡毅さんのイメージが強いからなんだと思ってます。

日本人の中でマーケターとして活躍する人って、名が通ってる人も通ってない人も混ぜ合わせれば、かなりの人数がいると思ってます。類似する仕事をしている人もいるでしょうし、兼務的に取り組んでらっしゃる方もいるでしょう。その中でもぼくが勝手に代表格を選ぶのだとしたら、倒産寸前だったUSJを再建したことで有名な森岡さんを選びます。はい、個人的なファンでしかありません。その森岡さん、現在はUSJを辞めて『刀』って会社を経営されてます。ページを覗いてみれば「マーケティングで日本を元気にするために」活動をされているのがよくわかります。

ぼくが読んで虜になったのは『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』を読んでから。とにかく本の内容がおもしろかったのと、読み込ませるだけの文章構成に舌を巻いてました。

森岡さんがマーケターとして優秀なのは、USJを再建させたって事実だけで十分なのですが、その手法の一つとして『自分が本を書く』ってことを決断して実行していることも忘れてはいけない部分で、通常業務時間以外で時間を費やし、「会社の提供する根幹的なサービスであり、場所を認知してもらえる手段として取り組んでいるマーケティングの内容を本として出す」って行為に及んでるんですよ。

これ単純にすごいなって。

自分が所属する組織の認知のために自分自身や、その思考体験を一つのコンテンツとして仕立て上げ、そこからメディア露出などを戦略的に仕掛けていった上に成果につなげていくだなんて、「努力と汗の結晶」以外の何物でもありません。ただ、忘れてはいけない点があると思ってます。森本さんは数字的な根拠を大切にしながらマーケティングをする人ですが、同時に、お客さんの心情を理解しようと全てに対して本気の感情をぶつかっていく人ですよね。2017年当時、モンスターハンターを4,000時間ほどプレイしてますし、ドラクエXに関しては7,000時間とか言ってますからね。数字と感情が絶妙なバランスでブレンドされてる方です。一度も会ったことないけど。

ほんのちょっと前に、マーケティングのことがよくわかんなくなったことから、大まかにマーケティングの変遷を辿るnoteを書いたのですが、マーケティングを『売れる仕組みづくり』とか簡単に言うけど、仕組みづくりって努力と汗の結晶でしかないし、マーケターに限らず、セールスもそうだし、サポートの人たちの仕事や業務なんかも変わらずに、努力と汗の結晶なんですよね。

と、本題でいいたかったことは、『マーケティングを一面的にみず、努力と汗の結晶となる仕組みづくり、がんばろ』って話が終わったので、最後です。

唐突ですが、冒頭で触れてるえとみほさん、すごく魅力的な人です。一度しか会ったことないけど。「痛みがわかる人」だと思ってます。もし、一緒に仕事なんかしようものなら、ぼくは怒られてばかりになってしまうのかもしれな......いや、怒られもせずに放置されてしまうのかもしれません。それでも、できない人の感情を理解しようとしてくれるんだろうし、理解した上でどうしたらいいのかを共に考えてくれるような姿勢を感じてます。

とはいえ、そう(痛みのわかる人だと)感じていながらもドラスティックにバツっと切り捨てるような物言いをする(正確にいえば「できる」かもしれませんが、)サイコパスな部分も持ち合わせていて、だからこそ、フォローしたいと思える人が多いんじゃないかなぁ、なんて思うわけです。

実は、これ(サイコパス的な振る舞い)があるかないかって結構、ぼくは大事だと思っていて、「客観的な事実」と「意見」を切り分けた上で整理した上で「余計な」感情を織り交ぜず発信するからこそ、発信内容に対しての納得感が高いんだろうと勝手に感じてます。

尚、サイコパスって表現は事実と意見を区別する上で必須なものだと考えているため、称賛する意味で使用しておりますっ!それに、ホントに勝手な解釈を存分に盛り込ん出ますので、ご本人に読んでいただけた場合には失礼な部分あろうかと思いますので陳謝いたします。すいません。(※ちなみに、サイコパスって聞くと「大量殺人を犯すような異常者」と勘違いする人がいますが、それはシリアルキラーですし、サイコパスとシリアルキラーはまったく異なりますのでご注意ください。)

そんな『えとみほさんの定期購読note』はオススメですので、改めて貼っておきます。

それでは、また。



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