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利尿薬

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#心不全

利尿薬の副作用を比較【血圧は?腎機能は?電解質は?】

利尿薬を使用するときに,副作用を気にすることは少なくないですよね.

利尿薬であれば脱水は共通の懸念事項になりますし,カリウムなどの電解質異常,腎機能の悪化など留意すべき点は多数あります.

すると,いろいろな副作用がありすぎて,なにを気にしたらいいのか,頭の中がゴッチャになることありませんか?

今回は,利尿薬の副作用を整理するとともに,「この利尿薬ではこの副作用にとくに注意」「この利尿薬なら,

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「うっ血性心不全患者さんが入院しました」利尿薬・最初の一手【基本から私見まで】

心不全は,とてもありふれた病気です.

ともすれば,非専門でない医師であっても,うっ血性心不全の症例に出会うことはよくあります.

みなさんは,うっ血性心不全の症例をみたときの初期対応,できる自信はありますか?

「うっ血性心不全」とひとえに言っても,外来で対応できる軽症のものから,補助循環を要する超重症のものまで,幅広く存在します.

私自身,そんなさまざまな心不全症例すべてで完璧に初期対応がこ

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【要確認】利尿薬とは何か【間違ったイメージは事故のもと】

利尿薬は尿量を増加させる薬剤です.

浮腫などの体液貯留を改善させるために使用されますよね.

そもそも,利尿薬って,どんな薬たちのことを指してますかね?

利尿薬のことを

「尿をたくさん”こし出させる”薬」

のように考えてませんか?

それは,ちょっと違いますよ.

この勘違いをしていると,たまに”事故る”んで一応確認しておきましょう.

■尿の作られ方今回の話をするために,この増やすべき尿

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【Drぷーの私見】利尿薬いろいろランキング【使い分けの参考になるかな?】

いろいろ利尿薬の記事を書いてきたので,ここいらでいろいろなランキングをつけてみました.

完全に私見です.

質問とか意見があったら,議論してみたいのでTwitterでコメントやDMください!

1.利尿作用利尿薬ですからね.利尿作用は比較したいですよね.

1位.ループ利尿薬
・やはり,利尿作用といったらループ利尿薬.増量の効果も期待できる.
・静注薬があり,効果判定や用量調整もつきやすいのも良

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【よくある組み合わせ】腎不全と利尿薬の選択【使い分けやポイントを解説】

腎不全では,体液が貯留します.

体内の水分の調整を担う腎臓が”バカ”になっているからです.

ここで利尿薬の出番が来ることがありますが,腎不全症例では,利尿薬が効きづらくなります.

健常人がフロセミドを内服すると,とんでもなくオシッコが出るって言いますよね.
腎機能がすっごい正常だから,こういうことになるんだと思います.

さらに,利尿薬を使いすぎると,脱水から腎血流が低下し,さらなる腎機能の

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【実臨床で困るやつ】利尿薬抵抗性の原因と対策➁:対策編【保存版】

(2022/10/11追記)

前回に引き続き,利尿薬抵抗性の原因と対策です.

今回は,実践編.

0.前回のおさらい利尿薬抵抗性の原因はこのようなものが考えられます.
(詳しい解説は前回記事の目次クリックで読みたい項目だけ読めます.)

では,戦っていきます.

1.武器(治療選択肢)を確保戦いに武器は必要ですよね.

利尿薬抵抗性に抗うための武器と,特徴を簡単に列記します.

   

2.

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【実臨床で困るやつ】利尿薬抵抗性の原因と対策➀:原因編【保存版】

利尿薬の使用に苦手意識がある人.

苦手意識の1つの原因に

「利尿薬を使ったのに効かない!」
「どうしたらいいかわからん!」

という状況があるはずです.

今回は利尿薬抵抗性の話.(長くなってしまったので2部構成)

基本的には,”利尿薬抵抗性との闘い”は,”ループ利尿薬への抵抗性”であることがほとんどなので,ループ利尿薬中心の話になります.

 

1.経口利尿薬の腸管からの吸収不良心不全で

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【ユニークなナトリウム利尿薬】K保持性利尿薬(ミネラルコルチコイド拮抗薬)【ENaCはナトリウム再吸収の最後の砦】

※2021/3/1一部修正.

今回は,K保持性利尿薬(ミネラルコルチコイド拮抗薬:MRA)について.

スピロノラクトン(アルダクトン®),エプレレノン(セララ®),エサキセレノン(ミネブロ®)ですね.

1.K保持性利尿薬(MRA)の作用機序腎臓の遠位尿細管~皮質集合管には,アルドステロン依存性にはたらく上皮性ナトリウムチャネル(ENaC)があります.

ENaCにアルドステロンが作用すると,

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フロセミドの持続投与に意味があるかを考える【vs ボーラス投与】

今日は小話です.

フロセミドの持続投与をみたことありますか?

あれって意味があるんでしょうか?

よく色んな本に書いてあるエビデンスをピックアップしつつ,個人的な意見を紹介します.

DOSE 研究(N Engl J Med. 2011 Mar 3;364(9):797-805.)
・急性心不全に対して
➀持続投与 vs ボーラス投与(12時間おき)
➁高用量(元々内服していた用量の2.5倍)

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【The利尿薬】ループ利尿薬【特徴から種類や使い分けも解説】

今回は,最強の利尿薬,ループ利尿薬の解説です.

1.ループ利尿薬の作用機序と特徴ヘンレのループ上行脚にあるNa-K-2Cl共輸送体を阻害します.

これの何がすごいって?

(他のナトリウム利尿薬同様の)単純なナトリウム再吸収抑制による利尿効果は当然あります.

重要なのは,それに加え,ヘンレのループの濃縮機構を阻害することです.

ヘンレのループの濃縮機構を阻害すると,腎髄質の浸透圧勾配が低減

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【降圧薬なの?利尿薬なの?】サイアザイド系利尿薬【使用場面や使い分けを解説】

※2020/12/17加筆修正

サイアザイド系利尿薬が誕生したのは1957年のことで,利尿薬の代表格で幅を利かせているループ利尿薬より,歴史的には先輩にあたる利尿薬です.

しかし,利尿薬として,ループ利尿薬に代表格の座を奪われています.

むしろ,「利尿薬」という呼称がありながら,降圧薬としてのカテゴリーもあります.

そんな,サイアザイド系利尿薬の不思議な特徴を,今回は解説していきます.

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【代償機構のブレーキ】カルペリチド(ハンプ®)について【ARNiが流行る前に】

”ハンプ®といえば心不全の薬”

”なんか,心臓とか腎臓にやさしい利尿薬”

こんなイメージですかね?

今回は,カルペリチド(ハンプ®)の話.

これから流行るかもしれないARNi(アーニィ)(ネプリライシン阻害薬とARBの複合剤)の予習にもなるかもしれません.

■前提:心不全における体液貯留カルペリチドと言えば,利尿剤.

利尿剤ということは,体液貯留が治療ターゲットですよね?

 

では

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【意外に知らない】心不全と腎不全の関係【心腎連関】

※2023/5/8一部加筆修正.

心不全症例は,腎不全になりやすい

腎不全症例は,溢水によって心不全を発症しやすい

このことは,これらの疾患のいずれかに関与する医療者なら,少なからず感じたことがあると思います.

私が専門としている循環器の領域では,腎機能が低下していると,心不全治療は困難であることは自明です.

実際に,GFR(糸球体濾過量)が心不全の強力な予後規定因子であることもわかって

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