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科学に楽しく触れてもらうためにゲームを作ってみた

どうにか科学をみんなが楽しめるようにならないかな〜と思う今日この頃です。
そんな考えで科学用語のクロスワードを作ってみたり、研究を体験するボードゲームを作成中だったりします。
作成中のボードゲームと、作ったクロスワードはこちら。クロスワードの方はコピーして使っていただいて構いません)

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科学って一般の方との関わりがとても薄いんですよね。
科学に支えられた技術が生活を支えているのに、その科学に携わる研究者や研究に対してはそんなに興味がない人が多い。
科学の研究の大部分が税金に頼っているのも、一般人の需要が少ないから国がお金を出すしかないからでしょう。

基礎研究がすぐには役に立ちにくいから、生活との繋がりがわかりにくいのが原因では?とも思ったりしますが、そこの改善は中々難しい。
地道に科学を発信して、いわゆるサイエンスコミュニケーションを推し進めていくしかありません。

それに役に立たない点でいえば例えばプロスポーツ選手も別に生活を技術的に支えているわけではないですよね。
ダルビッシュが豪速球で三振をとっても、生活が便利になるわけではありません。

それなのにプロ野球などのスポーツは仕事として成り立っています。
何故なら私たちが楽しめるからです。
生活が便利にならなくても、毎日を楽しく幸せに過ごすための娯楽はそれだけ需要があるのです。

じゃあ、科学もみんなが楽しめるものになれば、研究ももっと進めやすくなるし皆楽しめるし一石二鳥じゃないですか?
いわば研究のエンタメ化ですね。

例えば「はたらく細胞」はとっつきにくい"細胞"というワードを看板に掲げながら大ヒットした素晴らしい例だと思いますが、あとはエンタメ側から研究の方に何か還元できる仕組みがあれば「研究 => みんなが楽しむ => 研究がさらに進む」という良いサイクルを回せるんだと思います。

そんな考えもあって最初に紹介したクロスワードやボードゲームを作ってみたりしているんです。

あと前に妄想していたのは、研究でわかったことを反映していくシミュレーションゲームとかも面白いかなと思ってました。自由に視点を変えられて、例えば細胞に視点を合わせると、ここが核でここがミトコンドリアで、とかがわかるみたいな。それを全ての分野の最先端の知識を導入しながら拡張していけたらな〜と壮大な妄想をしてました。
イメージとしてはCell to Singularityというゲームが近いですかね。

どんなコンテンツが良いのかな〜と考えると、やっぱり"ハマる"何かが無いと大ヒットはしないでしょうね。
プロスポーツとか漫画とかゲームとかって、ちょっと依存しちゃうくらいハマったりしますよね。
SNSはそうした"ハマる"脳の仕組みを利用して開発されているなんて都市伝説もありしますが、科学も同じく、ハマる仕組みを利用してコンテンツ化するのが良さそうです。

「科学的に脳をハックして科学にハマらせる」が出来たら最高ですね。

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