新入社員に告ぐ！ 自分時間を大切に．
バラ色の，輝かしい一歩を踏み出しました．．．という社長の訓示？を聞いた新入社員の方々に伝えたいことがあります．これから先，どんどん自分時間がなくなります．スマホに貴重な時間を奪われている場合ではありません．上手く利用して，それ以外はガン無視を決め込みましょう．
友人からの一言
社会人になって２，３年くらい経ったころ，久しぶりに帰省して高校時代の友人達に会いました．その時に友人Tから言われた一言が忘れられません．
『自分をプロデュースしているか？』
そんな風に意識して日々生きていなかった私は，同じ歳にも関わらず，このように考えて生活していることに衝撃を受けました．そうか私は私のプロデューサーでありコーディネーターであるんだ！
形から入りがち（決して悪いことではない，むしろ良い傾向なのではないかとすら思っています）な私は，自分をプロデュースするために，これまで様々なオリジナルな手帳を作って，記録してきました．もちろんルーズリーフの手書きノートです．まとまった段階で（半年くらい）紙の２穴フォルダーにて保存します．ザ昭和感満載です．
カレンダーアプリ
時は流れ，あれから四半世紀が過ぎた．近年，私がiPadで愛用しているカレンダー（プランナー）アプリがこれです．
人それぞれの理由（好み）でカレンダー／プランナーアプリを使っていると思います．デザインが好き，スタンプが豊富という理由でアプリを選んでも良いと思いますが，自身をプロデュースするという観点で選ぶとすれば，以下のことが重要なポイントだと思います．
全体を見通せる（無理なく無駄なくムラなく計画できるように）
切り替えて表示（会社とプライベートでの優先順位が決めやすい）
書き込める，貼り付けられる（修正が容易．フレキシブルに対応）
検索機能（手書きメモも検索できること）
活動のカテゴリー
自分の１日における時間配分をしっかりと意識する．どんな目標に向かってどれくらいの時間を割いているのかを把握する．（最初は億劫|《おっくう》かもしれませんが，小学１年生になった時の気持ちを思い出して，初めて時間割表を作成してみる感覚で取り組んでみる）
仕事（考える業務／頭をあまり使わない雑用とを分ける）
勉強（将来の理想とする自分とのギャップを埋めるため）
創作活動
趣味・娯楽
様々なライフイベントによって，当初の目標が計画通りに実行できないことが増えていきます．その時に，自分の状況を把握できていなければ，適切な対応策を考えることができません．
20代から35歳くらいまでは，体力の限界まで仕事に打ち込んでも良いと思います．ただ，35超えた辺りから将来の理想とする自分を意識した勉強とそのアウトプット（創作活動）に努めるようにします．もちろんもっと早い年齢からスタートしてもOkというか，むしろより早い段階からスタートした方がいい（大学生あるいは高校生から何がしかの収入を得るような動きをしている人もいる．残念ながら，そういう意味では私は大いに落ちこぼれなんですけど．だからこそこの記事を新入社員に捧げたいのです）．
具体例としては，独自のプログラム，新商品のデザイン，製品の品質向上に対するアプローチやISO対応，自分が属している業界のサプライチェーンにおける課題と対策，経理業務のマクロ化・自動化における功罪などなど自分が経験したことや勉強したことを１冊の本にするつもりでまとめてみる．（１年ごとに自分の棚卸しを行い20ページのレポートにしていったとすれば，20年経てば400ページの立派な１冊の本が出来上がるはず）
転職・再雇用・フリーランス，いずれの形態でも60歳以降も収入を得るのに必要なアセット（スキル・資産）となります．
朝活（自由時間は本当にありがたい）
20ページのレポートと思うと，ちょっと気が引けますか？全然そんなことありません．１日で20ページも書けるのは，超売れっ子作家さんが締め切りに追われている場合です．我々素人は無理です．そうではなくて１年に20ページ書けばいいのです．ということは，１ヶ月に２ページですよ！楽勝ペースじゃないですか．１ヶ月に１記事くらいは何か書けるはず．もし何も書けないというなら，『ボーっと生きてんじゃねーよ！』とNHKの○コちゃんに叱られて下さい．書くことがなくて困ったら，気晴らしに森博嗣さんの『100の講義シリーズ』を読んでみて下さい．きっと書くことが思い起こされるに違いありません．
私のお勧めは，朝活です（リモートワークのおかげで，通勤時間分がそのまま朝活時間にプラスされた．やったね！）．先に示したカレンダーで何か気づくことがありませんか？ そうです．会社にいる時間の８時から１８時よりも，朝８時前と晩の自由時間に何をするか（したか）を書き込むことの方が重要です．会社にいる時間は，会議など他人によって支配されてしまいますが，それ以外は自分がコントロールできるのです．こんなありがたいことはない．
自由時間をきちきちに埋めてしまわないで，ある程度ゆとりをもって予定を組むようにすれば，突発アクシデントがあったとしても，１週間あるいは1ヶ月という範囲で埋め合わせができるはずだし，そのように計画すべきです．
すべての人が，充実した人生を歩めますように．．．
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