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視点の自由研究No.78「視点_運と縁とタイミング」

成功に必要な要素に運をあげる人は少なからずいると思います。
自分たちもこれまでの社会情勢やコロナによる仕事環境の変化への対応で運の要素は絶対にあると感じてきました。

特に零細企業の映像制作会社ですと、社会の変化は大きな波となり運の要素が大きなウエイトとなります。そんな中で一緒に仕事をするスタッフからの縁で仕事に結びついたり、たまたまご一緒した仕事の縁で知り合ったフリーランスのスタッフに、そのスタッフ向けの仕事がタイミングよく舞い込んだりとまさに縁から派生することで様々な展開が起きています。

今回は、そうした運の要素を紐解いてみたいと思います。

「運」

起業後2年目にしてコロナがきたタイミング自体も運ではなかろうか?と思えるのは私だけではないはず。

ローカルでの起業ゆえ、お客様に周知してもらうための時間とそこからの仕事の発生までを考えると起業後一年経ってのコロナは、ある意味で不幸中の幸いでした。またその状況下だからこそ、試行錯誤する中でライブ配信という当初の想定とは別の形での仕事受注につながったことも忘れてはなりません。

「縁」

実はこのライブ配信も縁から実現した事業でした。起業時からお世話になっている音声スタッフとコロナになった際に色々と話をする機会がありました。コロナ禍で何が映像制作者としてできるのか?今後何が仕事として需要が伸びていくのか?そんな模索からライブ配信の機材やその仕組み、運用面などより具体的なアイデアにつながり、事業として成立したのです。

思い返せば、起業時にも様々な縁がありました。それは人との縁が切れる別れから始まり、だからこそ今の自分たちが望む形での船出になり、さらに新たな人との出会いを生む運にもなりと、縁とはなんとも不思議な要素だと思います。

「タイミング」

運という良きにも悪気にも働く要素。そんな状況下で巡り合う人との縁。それらが最も力を感じる瞬間がタイミングでしょう。

起業時に様々なタイミングが重なることで一緒の船に乗ることがなくなった仲間がいます。今でも関係は続いていて、ひょっとすると今後一緒の船に乗ることになるかもしれません。

そんな仲間を考えているとタイミングというのも大きな力を持っていると思います。それはまるで引力のように目に見えない力で、人の人生を左右に動かします。どれほど意気投合していてもタイミングが違えば同じ流れに乗ることがない。

目に見えない力というものを起業後は特に本当にあるんだなと感じています。

「自戒を込めて」

こうして書いていくと事業や仕事は全て運任せという感じを生んでしまうのですが、良い運、良い縁、良いタイミングというものは日頃の精進が重要だとも言えます。常日頃から研鑽することでそうしたチャンスを逃すことなく掴むことができる。しっかりと日々走り続けたからこそ、こぼれ球のように自分の前にボールが転がってきてシュートを打つことが出来るのです。

このコラムは、ビジネステクニックや編集のテクニックなどを扱うものが少ないのが特徴です。それはそうしたテクニックが時代ごとで変化が大きくその時にしか役に立たないものが多いためというのもありつつ、日頃の仕事を考えるにあたり、技術ではない側面に気をつけなければならないと感じているためでもあります。(故にフォロワーやいいねがつかないというジレンマもありますが。。)

それでも現実の仕事を進めるにあたり大切だと思うことをこれからも書いておこうと思います。自戒と心掛けを忘れないように。願わくば、それが誰かの気持ちの片隅に残れば幸いです。




映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。