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視点の自由研究No.71「視点_ローカル映像制作会社の地元への恩返し」

昨年の始まりに書かせて頂いたパーパス
パーパスという言葉自体が最近あまり聞かれなくなりましたが、企業が存続するにあたりSDGsを始めたとした環境問題への取り組みやダイバーシティの取り組みなどは一般化し、それ無くして経営もないという時代になってきていると感じています。

今年も新年の始まりということで、このパーパスに基づいた自分達の考えを書いてみたいと思います。

「文化の継承」

昨年末の未来予想でも書かせて頂きましたが、ウクライナから派生した円安という経済打撃は映像業界へも深刻なダメージをもたらしました。それでも昨年は我慢の年と踏ん張り耐え抜いてきました。

そうした世相の中で嬉しかったのは静岡というローカルにも少ないですが若手が入ってきてくれたこと。昨年の後半で作らせて頂いたCMには若手が二人参加してくれました。いずれの方も素晴らしい仕事ぶりで自分の若手時代とは比べ物にならないくらいしっかりしているなと感心しました。

ちょっとずつではありますが、こうした若手が入ってくること、新しい世代がものを作っていくことがあるというのは素晴らしいことだなと感じています。

自分達もできる限り、そうした若手と一緒に歩み、託せるものを託し、逆に教えを乞いたいとも思っています。こうした文化の継承が少しずつでもできることが今自分たちができる最善だと考えています。

「文化のシェア」

文化の継承という自分たちのパーパスでもう一点。自分達が持っているノウハウを今後映像業界以外の方ともシェアしていこうと考えています。

具体的には映像のワークショップをやっていこうと思っています。これは昨年12月にある自治体で行わせて頂いたもので、自治体の担当者自らが映像を制作していくにあたり、その技術をコーチングさせて頂いたことにあります。

HPでは動画のコンサルと言ってしまっていますが、自分達が今まで培ってきたノウハウをより簡潔にして皆さんとシェアしていくことができればまさに文化の継承になっていく。今後は学生などより幅広い方にこうした機会を設けられたらいいなと考えています。もしこのコラムを読んでいる方でご興味がある方はぜひHPからお問合せください。

「地元への恩返し」

さてそうしたノウハウの継承と合わせて、静岡という地域に対しても何かできないだろうか?と思案した昨年。一つの形としてYouTuebチャンネルで静岡の映像を発信することに結実しました。

今まで静岡の様々な場所に行ったこと、そこで見た素晴らしい景色、美味しい料理など、映像のプロだからこそ伝えらえるものがあると考え微力ですが、映像コンテンツを作っていくことにしました。映像の文化継承と合わせて静岡の街の風景など未来に残せる映像として作っていきたいと考えています。

ただし、それを映像のプロがやるにあたり、少し作り方を工夫しています。

それがiPhoneでの撮影。前述のワークショップとも関連していますが、撮影するカメラをiPhoneにすることでみなさんでも撮影できる内容でトライしていこうと思っています。

実際に使ってみて、なるほどこれは使えるなという機能などはまたこのコラムでも紹介していこうと思っていますが、しっかりと機能を理解して撮影すると驚くほど綺麗に撮ることができます。

こうした映像をきっかけに自分でも撮ってみたいなと思ってくれたら、これ以上なく幸せです。

ローカルという社会問題を今現在進行形で抱えた地域。そこで映像の仕事をする者として、微力ですが恩返しをしていくプロジェクト。皆さんのお力をお借りしながらですが、文化の継承の大河の一滴になれたらと思い新年の抱負とさせて頂きます。今年もよろしくお願いします!



映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。