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【横浜街歩き】まいまい東京でガイドをするまで ②

【横浜街歩き】まいまい東京でガイドをするまで①のあらすじ
まいまい東京で土木偉人コース(近代水道の父パーマー様)をプレゼンするために、西横浜~旧野毛山給水地までの水道みちを歩く。
前回までの記事はこちら

桜木町駅ルートか日ノ出町駅ルートか

旧野毛配水池から、野毛、関内方面に向かいたいのですが、桜木町駅ルートと日ノ出町駅ルートがあります。

桜木町駅ルートの見どころ

野毛のつり橋 (柳宗理デザイン)。
バタフライスツールの柳宗理さんが橋のデザインもしていたことは知らなかった。
これはつり橋ではないとか野暮なことを言ってはいけない。
青海波(せいがいは)の石畳。住宅地の近くの石畳はアスファルト舗装に変えられつつあります。
野毛山住宅亀甲積擁壁@野毛坂。六角形の擁壁は珍しい。なぜここにあるかは調べ切れていない。
擁壁の目の前にある中央図書館も実は。。。
野毛山住宅亀甲積擁壁の近くの中央図書館も上から見ると六角形(google地図より)
ちえるる野毛の裏手にあるパーマーのレリーフの入った日本最古の近代水道管。
ここはパーマーコースなら入れたいところ。
鋳鉄管のいいところは色々あるけど、既存の木管だと、管と管のつなぎ目を作るのが大変だったようです。鋳鉄管は輸入品なので特別な技術持ってなくても施工できて、かつ、漏水が格段に減ったそうです。
桜木町駅新南口そばにあるCIAL桜木町ANNEXの中に110形蒸気機関車があります。
日本で初めての鉄道路線は新橋~横浜間を言うけど、
その横浜とは今の桜木町だったよと、主張できる場所です。

日ノ出町駅ルートの見どころ

横浜迎賓館の前を通り、住宅地をするすると下ると、
おお!階段発見!深海誠監督の映画に使われそうな風景。ランドマークタワーも見えて楽しい。
こっちのルートの目的地はこちら。𠮷田勘兵衛の碑。𠮷田勘兵衛は吉田新田という干拓事業をした土木偉人。戦国武将の戦いの時代が終わった江戸時代。幕府が防衛費よりインフラ投資し始めたってことですね。
野毛山トンネル坑口。この先は屋根がない?トンネル区間があるとか。
日ノ出町駅ガード下 天井のチョーキング(点検跡)がかっこいい。
壁面のチョーキングもビシッと。
大岡川方面に向かうと「横浜日ノ出桟橋」があり、ここから船に乗れます。お花見とか橋の裏側とかすると楽しい。
震災復興橋梁の長者橋。内務省復興局が設計。横浜市の歴史的建造物として認定されている。鉄筋コンクリートアーチ橋。
大井戸(復元)
清正公神社。清正公とは戦国武将の加藤清正のこと。
治水・利水、干拓にも力を発揮し、”土木の神様”と呼ばれています。
吉田新田に携わった𠮷田勘兵衛の加藤清正愛を感じるスポットです。

おわりに

今回は、ここまで。どちらのコースがお好みだったでしょうか。
ゆるやかな坂の桜木町駅コース、急階段の日ノ出町駅コース。
どちらも様々な時代の痕跡が残っていて、あちこちきょろきょろしながら下見をしてました。次回は関内周辺。関外もあるんだよというところから、新たな土木偉人の痕跡を巡っていきます。

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