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偶然、それは冒険。

今年のテーマはなんとなく「冒険」だな、という気がした。

これまで、生きること自体が旅だとか思ってきた。
どこに行こうと、どこにも行かなかろうと。

旅という言葉は魅力的だ。

その想いは変わらないまま
冒険という言葉が放つ無鉄砲さに吸い寄せられた。

僕は、自分に対する理想像に反して保守的なところがある。

偉大な冒険家、または名を残す冒険家は臆病だと言われる。

北極に行ったわけでも、太平洋をセーリングしたわけでもないから何一つ確信はないが、一理あると思う。

生きるか死ぬかの分かれ道でエイッと決めたが最期。となった場合、冒険もそこで終わる。
ある程度の慎重さと、勇気の足りなさが、航続性を担保する。

あ、でも同時に
エイッと決めたら行けちゃった。という強運も必要だ。
むしろ大事なのはこっちか。

そんなことを考えながらも、例えば船は
今日もどこかへと向かう。

風ひとつ吹かず、漂うだけの日々もある。
兆しもなく、荒波に揉まれるときもある。

2023.4.15 僕は31歳を目前にして、冒険に出た。
たくさんの愛すべき人たちに囲まれて。
あるいは見送られて。あるいは共に。
あるいは…。

まだ誰も知る由もない未来に向けて。

未知。

それは限りなく未知。

こんなに、先のことはわからん。
と思ったことはないかもしれない。
これまでもずっと未知だったのに、
今年はそれを凌ぐ予感があるだけかもしれない。

未だ見ぬ命たちとの出逢いや
未だ知らぬ感情との出逢いが待ってる。

いっそ、
偶然か必然かなどどちらでもいい。
運命かどうかもどうだっていい。

4.15
富士山の麓で、「RINCOLO」で会ったみんなへ。

photo by Medulla Lab

久しぶりに会えて、はじめて出逢えて、またまた出逢えてとても嬉しかったです。
雨をくぐって、来てくださってありがとうございました。
あの日の終演後、みんなの笑顔が見られたのは、これからも僕のおーきな救いと力になり続けるでしょう。
相互に影響し合って生まれた幸福な空間でした。みなさんのおかげです。

今回一緒にステージに立ってくれたバンドメンバーへは、これからもよろしくお願いします。
"あなたたちしかいない"とかではなくて、"あなたたちがいい"の。うふふ。
もう嫌です、と言われるまでオファーは止まないと思います。ししし。精進します。

photo by Xavier Katoh

リハの段階から何度も足を運んでくださった音響チームの仕事ぶりには学ぶことが多くて、もはや単に音がいいとか、演奏がしやすいとかそういう感想は言うまでもありません。当たり前というのも違うけど、これからの論点はもっと違う領域にあると思っています。
どんな展開を生み出していくのか、どんな感動を届けていくのか、そんな話でまた盛り上がりたいです。本当に本当にありがとうございました。

photo by Medulla Lab

受付、駐車場、撮影、バーカウンター、厨房、その他細やかなことをやってくれた皆様、こんなに人を働かせてしまって怖くならないのかと自問する瞬間もありましたが、気兼ねなくお願いできるみんなだからこそLiveに集中できました。
恩を返すのはいいLiveをすることでしかできないと思いながらもやっぱりこの言葉。伝わってください。
ありがとうございました!!

こういう公演にとって、照明はバンドメンバー並みに重要だと教わった会場で、僕のこだわり以上の光を当ててくださったRINCOLOに感謝したいのと、
6年9回も、ここで単独公演を続けさせてもらっていることに改めて感謝をお伝えしたいです。
でもなんとなく、ここは男同士のあれで、結果で返したい。ってのがなんかあります。結果ってなんだ?
と思いますが、なんかあると思います。絶対に。
これだな。ってのが。
これでやっと、ありがとうございました。がはじめて伝わった気がするなってものが。
でも、今回もありがとうございました!!

photo by Xavier Katoh

打ち上げ解散後
明け方5時まで語ったこと、あれが本当に、かけがえなかったなと思う。

いいLiveをやっていこう。

みなさん、これからもよろしくお願いします。

2023.4.22 土橋悠宇

ありがとうございます。アルバム次回作の制作予算に充てさせていただきます!