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レンジ相場での低PER株(バリュー株)と高PER株(グロース株)の比較@医師が教える株式投資

こんばんは!

今回は,PERに注目した記事です。

レンジ相場では,なかなか利益を上げることが難しいですが,そのような相場で高いリターンを得るにはどうすればいいのでしょうか?

そこで,PERに着目してそのような相場でリターンを得るための方法のエビデンスを示していきたいと思います。

※有料noteになります。投資は不確定要素が多いため,私のnoteを購入しても必ず儲かるわけではなく,損する場合もあるということを理解した上でご購入ください。また、投資助言業にあたる可能性があるため個別銘柄の推奨や投資判断については書いていません。ダイレクトメッセージでの質問も全てには答えられないのでご了承ください。私のnoteで損した場合も、私は一切の責任を負いませんのでご了承ください。


はじめに

レンジ相場では,銘柄全体のPERは徐々に低下していきます。
では,そのようなPERが低下するようなレンジ相場ではどのように対処したらよいのでしょうか?

PERの大きさに着目してそのような相場から利益を得る方法を考えてみたいと思います。


通常のバリュー株投資のパフォーマンス

まずは,レンジ相場に限定せず,通常時のバリュー株投資のパフォーマンスについて,触れたいと思います。

過去のnoteでも紹介していますが,おさらいです。

①アンティ・イルマネン氏の研究

PBRが低い上位30%の銘柄をバリュー株と定義し、PBRが高い30%の銘柄をグロース株と定義します。

グロース株をショート(空売り)し、バリュー株をロング(買い)したときのリターンが下記の通りです
1926年~2009年の米国でのデータでは、バリュープレミアム(バリューのリターン-グロースのリターン)は複利ベースで年率4.1%でした。下記はそれを表したグラフに米国外市場における1975年以降のバリュープレミアムも重ねたものです。(なお,HMLはBMR(簿価時価比率)の高い(High)銘柄(つまり割安株)のリターンからBMRの低い(Low)銘柄(割高株)のリターンを引いた(Minus)ものという意味です。VMGはバリューマイナスグロースの略です。)

「期待リターン」 金融財政事情研究会 アンティ・イルマネン 2021

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