フリーランスなボイストレーナーの実際。どうやって生きてるかの話

こんにちは。ボイストレーナーのでんすけです。

いきなりですが、そもそもボイストレーナーってなんやねん。
ていうか、お前誰やねん。
って、思いません?
どんな仕事してて、どうやって生きてるのか。

ということで、ボイストレーナーと名乗っている私の、
ビジネスモデル、というか、生き方モデルをちょっとだけご紹介していきます。

そもそもボイストレーナーってなに?

ボイストレーナーって、なんとなくわかるけど、結局なに?ということで、ちょっと解説させていただきますと。
君が歌を上手く歌えるように指導してあげるよー、というお仕事です。

もう少し詳しく語りますと。
ボイストレーナーと呼ばれる職業は、大きく2つに分類できると思っていまして。
・歌を教えるひと
・しゃべりを教えるひと
という分け方ができます。
私の場合は、前者の「歌を教えるひと」なわけですね。

世の中には、歌が上手くなりたい!カラオケで馬鹿にされるのが嫌!いっそプロになりたい!などなどのニーズを持った方々がいらっしゃいます。
「歌を教えるひと」がターゲットにするのは、そういったニーズをお持ちのお客様、ということになるわけですね。

ちなみに、もう一方の「しゃべりを教えるひと」というのは、アナウンサーさんのようなしゃべりや、プレゼンの印象が良くなるしゃべり、といった、いわゆる滑舌よく、聞き取りやすいしゃべり方を教えるひとのことです。
実は、「歌」の指導とつながる内容もあって、無関係ではないんですけどね。その辺の細かい話はここではいったん置いときます。

歌って、習ったら上手くなるもんなの?

一番よく聞かれる質問が、これです。
「歌って、習ったら上手くなる?」

答え:なります

いや、私の立場上、なります、って答えるしかないじゃない。
なりません、とか言っちゃったら存在意義なくなっちゃうし。

まあ冗談はさておき、正確に答えるなら「ある程度はなります」になります。

「ある程度」とか逃げやがって!と言われるかもしれませんが、実際のところ、そういうもんです。
野球で例えると、少年に野球を教えればある程度うまくはなりますよね。
でも、みんながイチローみたいになれるか、と言われると、、、
ということです。

まあ、誰もが認めるほど上手くなる、というところまで行くには、もはやトレーナーの教え方が云々、という領域ではなく、本人の努力と継続、そしてトレーナーの支え方、このバランスが上手く行ったときにしか成功しないのではないかと思ったりするので、そう簡単ではありません。

逆に言うと、「ある程度」は上手くなります。
声を出す、というのは一つの技術です。なので、練習次第で上手く声が出せるようになるのです。

歌の練習って、何をするの?

ある程度は上手くなるのはわかったけど、実際問題、歌ってどういう練習するんだい?って思いますよね。

あまり歌に興味がない人とか、ボイストレーニングに興味がない人は、歌は練習するものではないんじゃないの?と思っている方も多いんです。
歌って、誰でも歌えますからね。上手い下手を言わなければ。

私はボイトレのブログをやっていたりするのですが、そこで時々書いているのが、
「歌を歌うのは簡単だけど、上手く歌うのは難しい」ということ。
上手く歌うのって、難しいこと。誰でもできることじゃない。
なので、練習する必要があるわけです。

んで、練習って何をするのか、と言われると生徒さんによって違いますが、ざっくり言うと、発声練習と、実際に歌ってみる、ということをしています。

発声練習というと、先生がピアノの前に座ってドレミファを弾きながら、「ハ、ハ、ハ、ハ、ハー」とかやってる、あんなやつです。
これをいろんなパターンでやるわけですね。
音階を変えてみたり、言葉を変えてみたり。
いちおう、パターンを変えることにも意味があるんですよ。この音階でやった方が声が出しやすい、とか、「イヒヒ」と「オホホ」だったら筋肉の使われ方がちょっと違う、とか。

あと、実際に歌ってみる練習では、良い声の出し方ができているかどうかを確認してみたり。
音程やリズムのずれが生じているかどうか、なぜそれが生じるのかを解析して練習してみたり。
表現のつけ方を「もっとこんな感じで」「その感じを出すには具体的にこういう声の出し方をして」という具合に指導してみたり。

と、まあ、そんな感じです。

で、結局どうやって生きてんのよ

そうですね、今回のテーマでしたね。

私の場合は主に、
・地元の音楽教室の講師
・レコード会社さんのおかかえ講師
という形でお仕事をいただいております。

地元の音楽教室の講師、というのは、まあよくある趣味のカラオケ講座とか、ボイスレッスンとか、そういうやつですね。
ヤマハ音楽教室、みたいなのを想像するとわかりやすいでしょうか。
そんなに大手さんではないですが。

あと、レコード会社さんのおかかえ、というのは、レコード会社さんがアーティストをたくさん抱えていて、その人たちにレッスンするお仕事です。
まだデビューする前の予備軍の人たちから、実際にデビューした人まで、さまざまな人がいます。

あと、小遣い稼ぎ程度ですが、
ブログ
も収入源になったり。

広告収入(ちょびっと)とか、ブログ経由でお仕事いただくこともたまーに。
正直なところ、ボイストレーニングに興味がある人がそこまで多くないのと、ほかにもボイトレ関連のブログをやっている方々がたくさんいるので、私のブログまでたどり着いてもらうのが難しいなーと思っている今日この頃です。
どないしたらええねん。誰か教えてエラい人。

そんな感じで、細々と暮らしています。

以上です

どうでしょう。ちょろっとだけ私の素性を書いてみました。

そのうち、noteも収入源にしたい。
そう、思うのであります。

ご意見、ご感想等、お気軽にどうぞー。

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