ワクチンでウイルスをやっつける仕組み-1
みんな病気にはなります。そして目には見えない細菌、ウイルスといった微生物と呼ばれるものに感染して病気になることがあります。
そこで登場したのが抗生物質と呼ばれる薬です。これは細菌の特効薬。細菌を死滅させることが出来て即効性、効果も大きいです。
細菌と違いウイルスで起こる感染症について特効薬と言われる薬は少なく自分の体で治すしかないものも多いです。
細菌とウイルスの違いについては大きさ、感染、増殖の方法等違いがあるのでまった違うものなので治療薬も同じものでは効果がないということです。
ウイルスは自分の体で治すということが主流ということで、その手助けをするのが今回テーマのワクチンとなります。
ワクチンがどのようにして手助けをするのかということですが、もともと人の体にはウイルスと戦う武器が備わっていてそれをより効率的に、素早く効くように設計されているのがワクチンということです。
体に備わっている武器というのが免疫と呼ばれる仕組みになります。免疫とは一度感染したものに対して防御機能を身につける仕組みとでも言い換えられるのではないでしょうか。
実際の仕組みですが、人の体には血液が流れていることは誰もが知っていることだと思います。血液の中には赤血球と呼ばれるものと白血球と呼ばれるものが流れています。感染症などで防御機能を持っているのは白血球と呼ばれるものになります。
簡単にいうとワクチンを接種すると白血球が活発に働きウイルスを排除して防御機能を発揮するということでにります。
免疫機能には大きく2つあります。自然免疫と獲得免疫というものです。特に重要なので獲得免疫と呼ばれる特定のウイルスを攻撃できる免疫機能です。この獲得免疫を誘導して活性化するのがワクチンということです。
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