ひろちゃん先生@健やかに生きたい糖尿病専門医

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ダイエットの間食に💕豆腐バーガトーショコラが優秀な理由

毎日ほんと暑いですね🥵 前にダイエットの間食の話を書きましたが https://note.com/embed/notes/n30ed64b7e0d4 SNSでバズっている 「豆腐バーガトーショコラ」 ダイエットの間食としてはこれは優秀ですね〜! まずカロリーが約80kcalと低く、糖質量も10g以内 糖質が少ないので食後血糖も上がりにくいです😊 食後血糖が上がりにくいと高インスリン血症にもなりにくいので、脂肪もつきにくいということになります そして豆腐だけにタンパ

    • ダイエットのときの間食

      梅雨のジメジメした毎日が続いています☔️ 梅雨が過ぎれば夏が来る〜☀️ 夏に向けてダイエットに励んでいる方もおられるのでは? 今日は、そんなダイエットのときの間食のお話しです。 ダイエット中には、間食に気をつけることが重要です。カロリーを取り過ぎないことは大事なのですが、どうしても栄養価が下がりやすくなるので、そこには注意しないといけません。 栄養価が下がるとリバウンドも起こりやすくなります😢 なので、ダイエット中の間食は、まず量を決めて、なるべく栄養価の高いものを食べ

      • 肥満脳の話

        先日、糖尿病学会の九州地方会に行ってきました。 昨今学会もオンラインで参加する機会が増えたのですが、リアルで参加した方がちゃんと聴けますね😅オンラインだと参加はしやすいのですが、ながら聴きになっていることも多く、一長一短だなと思います。 さて、今回は学会で聴いた話の中から、「肥満脳」のお話です。 「肥満脳」って??? なんだかちょっと怖い感じがしますが💦どんな脳なんでしょうか。 太ってきて内臓脂肪が溜まってくると、「インスリン抵抗性」というものが出てきます。 インスリ

        • ダイエット成功のための生活習慣

          「ダイエット成功のための生活習慣」 と言えばどんなものを思い浮かべるでしょうか? 「夜遅く食べない」とか、「運動する」とか… いろいろ思いつくものはあると思いますが、一番肥満になりにくく、また糖尿病にもなりにくい生活習慣とは…じつは、 「早食いをしない」 ということらしいです。 (Yumi Hurst et al. BMJ Open. 2018.) 他にもいくつか調査で同様の結果が出ています。 早食いになると、満腹中枢を刺激するホルモンによって脳が刺激される前に食

          BMIという肥満の指標〜25以上の人はやっぱり痩せた方がいい

          こんにちは。少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたね。「いや〜、暑さがひどくて運動出来ませんでした💦」という言い訳が徐々に通じにくくなってきた今日この頃です。(笑) 普段外来診療をしていて、体重とともにBMIという肥満の指標をよくみています。BMIという指標について耳にされたことがある方も多いかと思いますが、この数値が私たちの健康にどのような影響をもたらすのか、今回はそんなお話です。 1. BMIの基本 BMIは「Body Mass Index」の略で、日本語で「ボ

          BMIという肥満の指標〜25以上の人はやっぱり痩せた方がいい

          ダイエット中の空腹感の無くし方♪

          ダイエット中に空腹感と戦っている方いらっしゃいますか?? ダイエット中のあらがえない食欲、困りますよね。 食欲は本能ですからね、基本起こってしまった食欲にはあらがえないものなのです。残念ながら。 ですが、強い空腹感が起きないように工夫することは出来ます! 強い空腹感や食欲が起こってしまう原因はいくつかあって、色々対処法はあるのですが、今回はその中の一つをご紹介します。 前回から、運動って素晴らしい!という話をしておりますが、運動によって食欲を抑えることができます!

          妊娠中の運動が次世代を健康にする👶

          前回からの講演会のお話しの続きです♪ 父親や母親の肥満や栄養不足、喫煙などの生活習慣が、胎児の肥満や糖尿病などの遺伝子のスイッチを入れてしまって、子どもが健康的な生活をしていても、太りやすかったり、糖尿病や高血圧症になりやすくなってしまう…😢という話だったのですが。 高脂肪食を食べて胎児の肥満になりやすくなる遺伝子スイッチを入れてしまったとしても、 逆に母親が運動すれば、胎盤からSOD3というタンパク質が分泌されて、胎児の肝臓に働いて糖代謝のスイッチを入れることで将来的に

          妊娠中の運動が次世代を健康にする👶

          次世代に受け継がれる肥満の話

          8月になりました☀️毎日暑いですね~💦 今回は先日聴いた講演会からのお話です。 妊娠中のお母さんの栄養状態や生活習慣が胎児の脳の遺伝子発現を変化させて、子どものその後の人生に影響を与えると言われています。 お母さんの肥満によって、子どもが将来的に糖尿病や脳卒中や心筋梗塞などの血管の病気になりやすくなるとか。 妊娠中の喫煙によって、生まれた子どもが太りやすくなるとか。 じゃあとにかく痩せてればいいかというと決してそういうことはなく 妊娠中の低栄養も、子どもが将来的に肥満

          カビとカビ毒~やっかいなカビ毒の話

          梅雨時期ってじめじめしてイヤですね。湿気の多いときに蔓るものといえば...『カビ』 カビは、酵母など発酵食品に利用されたり、医薬品の製造に使用されたり、他の微生物とともに生物の死骸などを分解して環境浄化の働きをしたり、良い作用をもっている反面、食品、建物、植物などに損傷を与え、人間の健康に悪影響を及ぼすこともある微生物。 カビ毒(=マイコトキシン)とは、カビの産生する代謝物のうち人や動物の健康に悪影響をもたらすものの総称をいいます。 現在300種類以上のカビ毒が知られて

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