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木で世界地図をDIYしてみた②工作

工作過程編です。
必要なものなど準備編はこちらです。

⑤下絵貼り

使う道具はダイソーのスプレーのり。
ホームセンターで買うと500円くらいするんで、
ダイソーさんにはいつもお世話になってます。

印刷した紙を国ごとに切り分けて、
スプレーのりをかけていきます。

極意1  かけ過ぎると紙がふやけて線が曲がったり、縮尺がおかしくなります。
少し離して全体的にサッとかけます。

極意2  すぐ乾くので、面倒でも国一個ごとにスプレーして貼りましょう。

ロシア、カナダみたいに大きな国は
端材だと組み合わせるしかありません。
色味が同じで、木目もなるべく合うように
上手にパズルします。

紙が大き過ぎるとスプレーも大変だし、
ズレやすいので木に合わせて紙を切り分け、
板ごとに貼っていきます。

カナダ。板同士の接着はまだです。

隣合う国の木の色が異なるように、
尚且つ木の無駄が少ないように、
国を切り分けて貼ります。
ほんと、頭を使うパズルです。

全部に貼ったところ。…疲れました。

余談…薄い板はすぐに反ります。
その場合は写真みたいにラップで包んで、
反った面を下にしたり、重しを載せて矯正。

⑥切断、切り口の調整削り

一番楽しい工程です。
国境線に沿って電鋸で切ります。

極意 白地図を拡大印刷したので、線が太いです。
隙間にならないよう、
切る際は少し大きめになるよう線の外側で切り、
国同士が噛み合うように後から削ります。
(大きめにし過ぎると削りで死にます笑)

何個か切っては、噛み合わせを確認しながら
削ります。
最初は紙ヤスリで考えたのですが、
どうしても縁が丸くなってしまいます。

考えた末、電鋸でカンナをかけるイメージで、
切るのではなく縁をマイクロ単位で削るのが
一番うまくいきました。

調整中のアフリカ(表と裏)

最初に完成させたのは作り易かったアフリカです。
この写真なら分かるように全部色の違う木を
組み合わせてるのですが、後で事件が起きます笑
(詳しくは③完成編で)

裏世界のアフリカ

だいぶ綺麗に噛み合ってるように見えますが、
まだ隙間があるのが癪にさわったので
更に手の感覚だけで調整していきました。
ノイローゼになりそうなくらい楽しいです(笑)

日本を我が手中に収めた男(笑)

白地図で後悔したのは、
日本が最初あまりに簡単過ぎた事です。
他の国はまあいいやと思ったんですが、
やっぱり自分の国ですからねえ。

別の詳細な地図を印刷して作り直しても、
他の国と縮尺が変わるのが嫌だったので、
あくまで白地図下絵をベースに、
Google地図を見ながら、感覚で海岸線を削り込んでいきました。
フォースの力は偉大です!
(お気づきでしょうが
ものづくりからむとバカになります笑)

さすがに北海道、四国、九州を切り離すと
後で貼るのが大変なので、地続きなのはご愛嬌です。

アメリカ大陸

湖はドリルで穴開けた後、電鋸の刃を通して切り抜きます。
カナダは湖多くて面倒です。

一番問題の多いロシア

ロシアは本当に大変でした。
断面がズレるのが嫌で、
板を接着してから切るのですが、
そのせいで巨大過ぎて取りまわせない!

何回も切る向き変えながら、やっと切れました。
この後の削りでも死にそうになったので、
ロシアは切ってから接着の方が良かったかもしんない。

ロシアの巨大さを示すのに息子登場!

ちなみにこのロシアが後に事件を起こします。
ほんとにロシアはもう!!

切断完了!

ようやく全ての国が切り終わりました。
ここまで長かったです。
夏前から始めてこの時点でもう秋でした(笑)

⑦表面研磨

中古で買ったサンダーの出番です。
下絵の紙は研磨の前に剥がしますが、
多少残っても120番でまとめて荒削りするので
気にしなくて大丈夫です。

荒削り中。どれがどの国か分かります?

裏表共に削りますが、裏にナンバリングしているので、削った後に忘れずに書き直します。

120番で削った後

120番でも結構綺麗に木目は出ます。
この時噛み合わせも再確認して、
隙間があれば最終調整します。

ヤスリの番目は倍々でオイルフィニッシュまで入れると最終的に2000番まで上げていきます。
紙ヤスリは大量に使うので、ホームセンターより
ネット購入がオススメです。
計算した結果、10枚セットをサンダーの形状に合わせて切るのが一番コスパがいい。

240番。120番に比べて綺麗です。
オイルが染み込むよう、空研ぎはここまで。

⑧オイルフィニッシュ

ニスも一瞬考えたのですが、
せっかくの黒檀だし、木の風合いを活かしたいので初めてのオイルに挑戦します。

使ったのはヒロミさんも八王子リフォームで良く使ってるワトコオイルです。
(息子がヒロミさん大好きなんですが、
パパだって工具あれば負けないぞ😤)

小さい国はさすがに同じ木を切り分けて色分けしたかったので、
ナチュラル、マホガニー、ダークウォルナットの3色を購入。
1リットル缶もありますが、この地図の大きさなら200mlで充分足ります。

塗布1回目

匂いがすごいので、必ず屋外でやりましょう。
家の中でやると間違いなく奥様に怒られます。
…秋でも蚊がいるので、
左上のノーマットが哀愁を誘います(笑)

番地を上げながら塗布3回目

三色買いましたが、元の木の色を活かしたいので右半分は全部ナチュラルです。
左上がマホガニー、
左真ん中がダークウォルナットです。

注意!
オイルを塗るのは表面だけです。
裏面まで塗ってしまうと両面テープがつかなくなります。

ここで事件発生!
右上のロシアが東西分裂しました!!

ああ、もうロシア!
戦争なんかするから国が割れるんです。
決して私の接着が甘かったせいではない。うん。

オイル塗った後なので、
もう木同士をボンド接着するのは無理です。
こうなった場合は、壁に貼る際に寄せて貼るしかありません。

⑨壁に貼り付け

両面テープは安心の3Mです。

ここの壁紙は一生貼り替えない覚悟で
建築用の強力テープにしました(笑)

ここまでするのが嫌な人は、後で剥がせるタイプもありますが…
何年も経って、ロシアが重みで落ちてこないかが心配ですね。
借家の場合は小さめにしてボードに貼っても有りだと思います。

壁に貼るのはパズル大好きな息子の出番です。
パパはもう疲れきっていたので、
貼るとこだけやって、組み合う国の準備は全部息子がやってくれました。(エライ!)

貼り付け工程

まず①準備編で印刷しといた、
切ってない全体地図を壁に仮止めします。

何ヶ所か針で壁にマーキングをして、
まず一番大きなロシアを貼ります。

後は下絵とも見比べながら、隣合う国を貼っていきます。

完成品の紹介とノウハウは
③完成編で!


ガンにも抗がん剤にも負けずに
note書き続けていきます。
良ければ応援して貰えると嬉しいです😊

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