見出し画像

寄木細工風コースターの作り方

ものは大事にする性分です。
(一般的には貧乏性と呼ぶ)

前回紹介した木製世界地図で切り抜いた黒檀や紫檀の余りを捨ててしまうのはあまりにもったいない。

大きな作品は無理だけど、余りを使って何か作れないか…🤔
…ってな発想で、ヘッダーのコースターを作る事にしました。

①作りたいモノの写真、絵を用意、印刷

私の場合は愛車を使う事にしました。
自分の気が済むまでベストアングルを探しましょう。

実際に使った写真を無くしたので似たアングルで撮影

世界地図でもそうでしたが、何枚も使うので同じ縮尺で多めに印刷しときましょう。

②木に貼り付け、切断

毎度おなじみのダイソーのスプレーのりで貼り付けます。

寄木風に木の色を変えたい場合は、
まず変えたい部分を電鋸で切り抜きます。
切り抜いた穴の部分を色を変えたい木材に当て、
芯の細い鉛筆かシャーペン等で穴に沿って線を描きます。

これで切った部分と同じ形が描けるので、
あとはその線に合わせて木材を切り抜くと、
綺麗に組み合わせる事が出来ます。

ポイント1
綺麗に組み合わさると書きましたが、マイクロ単位で隙間なくピチッと組み合わせるためには、気持ち大き目に切って調整が必要です。
削り過ぎてしまった場合はどうしようもない(※)ので、新しく切り直します。
※オガクズとボンドでパテを作り、埋めても良いですが、木目が美しくなくなるのでオススメはしません。

無理矢理はめようとすると簡単に割れるので、
慎重に噛み合わせを削りで調整しながら、ハマるかどうか確認し、納得いったらボンドで接着します。

ポイント2
完全に隙間無く組み合うと、調整の段階で外せなくなる場合があります。。
当て木をして木づちで軽く叩く等して慎重に外しましょう。

後はこれの繰り返しですが、
色の組み合わせを複雑にしたい場合は
まず大きい部分から作っていき、
組み合わせた木材の上に、切り抜いた写真を
貼り付けて細かい部分を作り込みます。

大体切り終わったところ

写真貼ってる面だと出来映えが分かりにくいので、作ってる最中は裏返しで隙間が無いかを確認すると良いです。

裏返したところ。
良く見たらこの時はまだエンブレム作ってなかった。

最後に車の形に切り抜いて切断は完了です。

実は最初はワイパーや、エンブレムまでは
細か過ぎてやめようと思ってたんですよね。
そしたら息子に「え、パパ作れないの?」と。
これで火がついてワイパー、エンブレムまで作ったんですが、細いわ小さいわで泣きそうになりました(笑)

③研磨、オイルフィニッシュ

元が端材なので厚みが違うため、
まずは120番で均一にならします。
後は木製世界地図の時と同じくワトコオイルですが、ここでポイント。

ワトコオイルは防水性は無いため、
コースターのように水気に触れる作品には向きません。

でもどうしてもオイルフィニッシュにしたかったので、色々調べた結果、ワトコオイルの上から
これを塗って解決しました。

ただ、このクリアーペーストグレーズ、今は取り扱いが無いみたいです。
近い製品はあるみたいなので検索してみて下さい。

④完成!

完成状態

表、裏どっちも研磨、オイルしているので
どちら側でも使えます。

裏返し

反省点
ボディやフロントガラスのテカリも色を変えて表現したかったのですが…
木の色のチョイスが良く無くて反射光に見えないんですよね。

木の色は事前に確認してたんですが、小さいパーツほど、微妙な色の差なんて分からない!
もっとハッキリと色合いの違う木にすれば良かったです。
(タイヤなんて、隙間無く作ったせいで、実は木が違うのに全く分からない笑)

コップの下敷きにされる愛車(笑)

ちなみにこのコップもサンドブラストで作った自作ですが、これはまたいずれ紹介します。

さて、まだ黒檀残ってるし、次は奥さんが好きなスナフキンのコースター作らなきゃ。



がんサバイバーしながら前向きに
仕事で使えるチェンジマインドや
ものづくりの紹介をしています。
良ければ他の記事もどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?