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パフェ・パフェデート02

280223に


01はこちら


小石川植物園を出てお腹を満たした私たちは、春日駅前のベローチェまで歩いたのちそこでひと休みした。

私は満腹であったためか座ったまま15分ほど気を失って寝ていたようだった。

隣に座っていたおじさまが動画を見始めて音が周囲に響き渡った。私は完全に目を覚ました。それがU字工事の漫才動画であったことは栃木県出身の私には音声だけでピンときた。
奥の席の方が音漏れを指摘したことでいつもの喫茶店に戻った。
少し経ってちらと画面に目をやるとまだU字工事のネタを見ていた。きっとファンの方なのだろう。


前置きが長くなったが、当初は16時から東京都現代美術館でDior展を鑑賞する予定だったけれど時計は14時過ぎ。結構時間が余ってしまった昼下がり、大江戸線で清澄白河にあるその美術館に向かうことにした。


東京都現代美術館にて


美術館を通り抜ける光たちはいつも写真に収めたくなってしまう。

1Fと比べて地下のロッカールームはほとんど空いていて快適に使えた。次からまた利用したい。


クリスチャンディオール、夢のクチュリエ
ポスター

SNS等で大好評だという印象があったため期待に胸が膨らむ。



(展示については3/23までこちらから詳しく見られます。)


今見てもインパクトのある装い
モノクロの部屋


映像と組み合わさる近未来的な和紙のポリゴン

日本と深い関わりをもつクリスチャン・ディオール。敬意がとても感じ取れる。


物語のようなスカート
赤く可愛らしいセットアップ

舞台のような空間に立つマネキンたち。
髪型にも個性が出ていてバランスを取っている。
やはり一定の距離より近づいて見られないのが悔しい。

たくさんのドレスを見下ろせる場所に来た。圧倒される。映像もどんどん移り変わってゆく。

白い部屋
どのように投影しているのか気になる

白い展示空間はなぜか六本木ミュージアムで行われたセーラームーン展のホログラムとミラーボールのあった空間を彷彿とさせた。


対照的な色の空間。
色に対するイメージと合わせて鑑賞ができた。


「ミス ディオールの庭」
この空間に絵画とドレスが一緒になっていることがとても美しく感じられてこの庭を作った方たちをとても羨ましく感じた。鳥のさえずりがつくりものであることすら気にならない程に。



マリリン・モンロー


とても煌びやかな空間。上を見ても下の台を見ても星だった。ドレスのきらめきもとても映えて見とれてしまう。
アンディ・ウォーホルのマリリン・モンローもここでは星の光を反射していた。



次の部屋はディオールのCMが次々と見られる部屋だった。見覚えのあるものが私は2つほどあった。時代を感じられた。その後神話を元につくられた映像も流れてひたすらに美しかった。


ディオールの夜会

先程上から見たたくさんのドレスは下から見ることもできることに驚いた。よく見ると全てに仮面がついている。こんな素敵なパーティーにいつか参加したいと思わされる。どうやったらこんな見せ方を思いつくのだろう。


次の部屋は写真が並んでいた。
お気に入りのひとつだけ写真に収めた。どれも動きというか残像があって花が入っている。


レディ ディオール

たくさんの鞄の部屋だった。
目にとまったものを撮影した。どれもとてもきれい。


大きなリボン

様々な地域や民族性が反映された洋服たち。
私はどんなところがどこの国か全然わからなかったために少し落ち込んだ。


これで全ての展示を観終えた私たち。展覧会グッズのラインナップを見たが迷った挙げ句何も購入しなかった。その足で美術館内でパフェを食べようとレストランへ移動した。


苺と紅茶の香り漂うパフェ
グレープフルーツのアクセント

お目当てのパフェはこれだ。
お店に入ると、なんとラストオーダー1分前。しかし店員さんは席に通してくれメニューと飲み物をしっかり選ぶ時間を取ることができた。大変ありがたい。


ハーブティーを合わせて注文
もらいもののミントと📸

この日は東京會舘スカイラウンジでディナーしたいという私の要望により、予約してもらっていたのだがそれすら忘れてフルのパフェを注文。
移動を考えると残り時間が少なくなってきたためサクサク食べた。

東京都現代美術館からGINZA SIXまで無料のシャトルバスが出ていることを知る。私たちは丁度これから銀座方面に向かうのだ。
しかしLINEでバスの席を予約する必要があることとディナーの19時に間に合うのかという懸念が出てきた。

だがバスに乗りたい私の強い希望でレストランを後にした。美術館の外にはバスが止まっていた。案内係の方が車を降りて一緒に美術館内に戻り空席を確認して頂いた。最終のバスで混み合うらしかったが2人分の席はあった。バスの移動は30分程で18時の便だとそこから歩くのでディナーギリギリになってしまいそうと思い、Google mapsで時間を確認したところ、乗車時間は20分程の予想だった。


バスから見える夕暮れ

Google mapsの予想通り、20分程でGINZA SIXに到着。私はとても安心した。なんて順調なのだろう。
バスを降りてエスカレーターで上がる。


東京都現代美術館、GINZA SIX間のシャトルバス
GINZA SIX

案内してくださった係の方はすべての乗客1人ずつにお見送りの挨拶をしてから戻っていった。すごく丁寧だと感じた。



銀座メゾンエルメス

大好きなメゾンエルメスの外観も見られてご満悦。


私たちはGINZA SIXを通り抜け、有楽町にある東京交通会館へ足を運んだ。空はすでに真っ暗だった。


東京交通会館


14階のソファ
14階から15階につながる階段

エレベータで14階に上がる。
少し早めに到着したため、ソファーに座ったりメニューを眺めたりして過ごした。こんなにわくわくする時間は他にないかもしれないと思いそうになる。
ディナーの会場は15階の銀座スカイラウンジだ。

19時になりそうな時間になったので階段を上がる。
ドキドキしながら席に通される。
今までは円卓だったが今回はフルコースのためか長方形のテーブルだった。

スカイツリーが見える

建物の老朽化により回転が止まった銀座スカイラウンジ。それは残念なことなのだが、窓の外にはスカイツリーが見えると案内されていい席に通して頂けたことに嬉しくなった。きょうはすべてがうまくいっていると思った。

ウェルカムドリンクを選ぶことができ、白ワインと一瞬迷ったが店員さんにおすすめされシャンパンで乾杯することにした。私の職場復帰祝いだ。


3種の茸とチキンのテリーヌ

中央の魚卵はキャビアの代わりに使われるロイロウというものだそう。きのこはあたたかく白くて全体の彩りが素敵だなと思った。


東京會舘伝統のコンソメスープ、
付け合わせのパン

コンソメスープは一般的に想像されるコンソメの風味ではなく出汁のようなものが効いた、かなり深みのある味わいだった。
パンに塗るバターも通常のものではなくカルピスバターのような、上品な味わいでとっても美味しい。


コート・デュ・ローヌ ブラン ベルルーシュ(Rhone/France)

ここで白ワインを注文した。料理がさらに美味しくなる。


イトヨリ鯛のポワレ
青のりソース

次に運ばれてきたのは、こちらも構成が目にも楽しい料理だった。野菜の下には聖護院の大根のソースとのこと。ワインが進む。



ニュージーランド産 仔羊 2種の味わい
香草焼きと網焼き

私はラムが大好きなのでこれは本当に美味しかった。伝統のドゥミグラスソースを用いてつくられたソースとのこと。野菜が摂れることも美しくてうれしい。
合わせて赤ワインも注文した。


パフェマロンシャンテリー
真上から見るとこんな感じ
食後のコーヒー

本日2本目のパフェ。マロンシャンテリーは頂いたことがあったがパフェの形態は初めてだ。
どこから見ても美しい。フレッシュな生クリームや栗の味わいはそのままに、中のカリカリとした部分やラズベリーのソースでまた新しい美味しさを見つけられた。


本当に色々なことがうまくいって充実して楽しい1日を過ごすことができた。こんなデートは今までで初めてだった。パーフェクト。

また同じように完璧で楽しい気持ちになれるデートがしたい。

ᖭི༏ᖫྀ⑅*ॱ˖•. ·͙*̩̩͙˚̩̥̩̥*̩̩̥͙·̩̩̥͙*̩̩̥͙˚̩̥̩̥*̩̩͙‧͙ .•˖ॱ*⑅ᖭི༏ᖫྀ⑅*ॱ˖•. ·͙*̩̩͙˚̩̥̩̥*̩̩̥͙·̩̩̥͙*̩̩̥͙˚̩̥̩̥*̩̩͙‧͙ .•˖ॱ*⑅ᖭི༏ᖫྀ

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