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起立性調節障害

起立性調節障害が一般的でないことに驚いた。

42年前、小5の時に学校でたまたまふざけていたとき箒の柄の先が眉間付近にぶつかりめまいと吐き気があったので耳鼻科へ言ったら「起立性調節障害」と診断された。だから昔から普通の症状だと思っていた。
ケガは全く関係なかった。

我が家は兄が小児喘息を持っていたし、姉が熱を出せば、自動的に幼稚園を休ませたり、私も休むは普通だったし、昔にしては学校は簡単に休ませていた。 そのため、親は逆にその症状を放っておいたために姉からは仮病と言われたりした。

自分でもなぜ、朝辛いのか解らなかった。

小中の成績表を観てみると大半の先生は健康についてのコメントが多かった。 「健康の大切さを考えさせられました」などなど。

朝は起きられなくても午後から普通になるので、自分が怠け者で病は気から、仮病と思うようになっていった。

最近では、血圧は交感神経に関係するもので、自律神経の発達には今では乳幼児期の生育にも関係しているとも言われる。

先天的な性質と後天的な要因によって同じ様な症状がある。
成長とともに適度な運動によって改善するのも確かに感じる。
しかし根本的な改善はやはり原因を把握して早期に対応することが大事だと身に染みている。

自律神経失調症によく似た仮面うつ病

息子は小1のときに似たような症状がでたので検査にいったが起立性調節障害ではなく、発達特性と言葉のいじめおよび私達親の無知により仮面うつ状態になっていたために同様の症状で体調不良になっていた。来月で足掛け10年通った小児心理カウンセリングも17歳を前に卒業と言われた。 カウンセラーからは「まだ不安もあると本人も仰っています。お母様のお話にもありましたが、息子さんは多くの人に愛されれているのだから、困ったことやわからないことは、回りの大人に助けを求めるように伝えました。まだ社会への不安が大きいので、もう少しの間ご両親の見守りはお願いします。」と、お話をもらった。

私が先を歩き手を引いて歩いた小学時代中1から本人と学校に丸投げしてみたど、不登校になって横並びに歩いた中学時代高校一年目は友人関係や絵など、自分の好きなことが増えたけれど、スピードの早い社会へ対する不安がだんだんはっきりしてきた。

親はどうしようかな。。どのスタンスがお互い心地よいのかな。

人の性質とは生まれながらに持ってきたものも環境によって作られるものがある

「誰一人として同じではない。一人一人違うから母ちゃんのアドバイスは聞かない」と息子から言われた。

確かにそうだ。

「石田先生(小児心理カウンセラー)って本当にいい先生だよな〜」
と帰りのエスカレータで呟いたら、

「ホントだね」と珍しくポジティブな返事。

いままでは「そう?俺には関係ない」と返ってくるのが普通だった。

翌日

「石田先生から『なにをやってもいい』といわれて、凄く響いた。嬉しかった」と言った。

同じ言葉でも、口うるさい私の言葉では響かないけれど、10年間自分ことを親身になってくれた先生の最期から二番目のアドバイスはまさに「啐啄同時」現象だったようだ。

三歩進んで二歩下がるだけれど病は気からは、気持ちの持ちようではなく人間の「氣」の状態の現れなのだ。

健康第一体(自律神経を含む精神)と心が丈夫であることはラッキーなことなのだ。

元気そうに見える人でも見えないところが弱いこともあるか弱そうに見えても強い軸を持っている人もいる。

人は見かけによらぬもの。

起立性調節障害も発達特性も才能も根性も見かけじゃわからない。

要注意

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