福岡市美術館や植物園などでライブをするようになってから一月ほどがたち、聞いてくれる方の傾向が少しずつ読めて来ました。
まず多いのが外国人の方です。
お国ではきっと僕みたいなアーティストがたくさんいるのかな?
気さくに話しかけてきます。
次に何と言っても子供たちですね。
最初はちょっと遠くから見ているんですが、僕が「触っていいよ」
というとすごく触りだします笑
パッドの感触はきっとおもちゃみたいだろうし、モジュラーのつまみなんかはさながらコックピットのような感覚なのでしょうか。
子供たちの純粋な楽しみたいという気持ちは
本当に天才的だと思います。
興味を持ったら一直線!
親御さんが心配して「壊れるから」
と言っても聞きません笑
僕は「壊れませんから大丈夫ですよ。たくさん触らせたいんですよね。」
と言います。
音楽は誰のものか、きっと子供たちのためでもある、とよく思います。
僕はクラシックの厳しい教育に耐えられず、ある種の逃げで電子音楽と出会いました。
どんなに難しいフレーズもその通り打ち込めば何なく演奏してくれる。
その果てしない可能性によく夢を見たものです。
子供のためのシンセサイザー教室。
シンセサイザーは男女問わず、幼児でも遊べます。それにある種の障がいがあっても楽しめる、とも考えています。
出てきた結果は全て自分の物です。
もちろん実施にハードルは高いです。
例えば価格。
サラリーマン1ヶ月分の給料が軽く飛ぶ機材ばかりです。
それでも僕は本物に触れてほしいと思います。
未来ある子供たちに何か残せるならアーティストとしてこれ以上嬉しいことはありません。
今日もたくさんの子供たちと話しました。
彼らは今日の夕ご飯の時に、もしかしたら思い出して親に話しているかもしれないですね。
「今日シンセサイザーって言うのに触ったよ」
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