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羽生結弦さんの会見から、怒涛の日々でした。

リモートワークはとても便利だけど、良いことばかりではない。

今回はそんな話を書こうと思います。

実は今週、僕はてんてこまいでした。

火曜日、フィギュアスケートの羽生結弦さんが今後について決意表明をしたでしょう?

プロスケーターとしてショーを中心に活動していく五輪などの大会には出ない。ただし、従来のようなプロ転向=現役引退ではない。……っていう。

これを受け、僕は怒涛のスケジュールに巻き込まれていきます。

火曜日は『報道ステーション』生出演への対応。
水曜日は午後と深夜に『緊急特番』の演出会議。
木曜日には松岡修造さんら出演者とスタジオ打ち合わせ。
そして、金曜日が特番の収録本番。
土曜日、つまり今日が放送日。

僕は『報ステ』と、『特番』のスタジオを担当しまして……。

まァ、大変でした😅

2時間半分の収録となると、スタジオ台本もそれなりに長い。

しかも、今回は単純な「引退特番」ではありません。羽生さんの真意が視聴者に誤解なく伝わるよう、出演者の言い回しには気を遣うべき……。

僕は木曜日の朝から夜までの半日、受け取った仮台本をひとりで加筆・修正。締め切りに追われる漫画家の気分を味わいました。

でも、本当に大変だったのはその前日です。

10~15人が集まっての演出会議。

あえて大げさに書くと、僕はそこで〝恐怖〟を味わいました。

一体、なにがあったのか?

この会議はオンラインで行われました。メインの議題はスタジオについてでした。

当然、スタジオ担当である僕の発言は増えますよね?

しかし……。

違和感が半端ない。

というのも、出席者のほとんどが顔を見せていないんです。アイコンだけが表示され、音声もミュートしている。

自分が言った演出に対して「なるほど」と思ってくれているのか、それとも難色を示しているのか。あるいは笑わせようと言った言葉がウケたのか、それともスベったのか。全くわからない。

みんなは会議室にいるようで、お互いの表情がわかっているようでした。一方、僕だけが空気を読みにくい。

状況は『エヴァンゲリオン』のあの場面。

碇ゲンドウが人類補完計画について報告するとき、ゼーレの面々はみんな顔を出さない。でも、僕からしたらあれはまだマシ。隣に冬月がいるし、ゲンドウは「シナリオ通り」とさえ言っておいたらいいし。

僕の場合はというと、そうもいかない。

相手の反応が見えないって〝恐怖〟ですよ。

ちなみに、僕は顔を出していたんですけど、たまたま使っていた背景っていうのがミラクルでして……。

こちらでした😅

まァ、そんなこんながありまして、特番はたった今、放送を終えることができました。僕なんかより遥かにタイトな作業にあたったスタッフ、たくさんいたことでしょう。本当におつかれさまでした。

ひと安心したので、速やかにオリックスの試合をTV観戦したいと思います笑

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