オリックスの勝ち筋を〝シナリオの観点〟から考えてみる。
職場の方々が気を遣ってくれるおかげで、割としっかり日本シリーズを観戦できています。こんな時期まで好きな球団を応援できるというのは幸せことなのですが……、
正直、しんどいです笑
ここまでの流れを見ていくと……、
①エースが打ち込まれ、さらには負傷降板(負)。
②守護神がまさかの同点3ランを被弾(分)。
③本拠地に戻ってきたのにフルボッコ(負)。
④1対0で逃げ切ったものの打線は氷河期(勝)。
ヤクルトには次々とホームランが出るのに、うちはゼロ。出塁してもホームは遠く「秋の残塁フェア開催中!」なんて感じでして。
負けてもしんどいし、分けてもしんどいし、勝ってもしんどい。
そんな中、第5戦を迎えたわけですが……、
この試合もしんどかった!
初回から先制され、先発はまたも5回もたず……。
なんとか逆転するも、直後に再逆転され……。
さらには同点のチャンスも潰し……。
しかし、9回裏ですよ。
相手のエラーで同点にすると、
主砲・吉田正尚選手、打った瞬間にそれとわかるサヨナラ2ランンンン!
場内総立ち、劇的だった今年のオリックスの中でも格別のものとなりました。さあ、これで2勝2敗1分で五分……!
と、勢いに乗っていきたいところですが、
正直、この先もしんどいと思います。
最大の懸念は、エース・山本由伸投手の復帰は厳しいかもしれないということ。その影響でほかの先発投手が前倒しで登板しなければなりません。シーズン最終盤から調子を落としている先発陣、踏ん張れるか。
舞台が神宮球場に移るのも不安ですね。あそこは投手泣かせで有名なんです。マウンドが特殊で、慣れが必要とのこと。
仮に今日と明日で1勝1敗、あるいは引き分けがあった場合は、36年ぶり2度目となる第8戦が発生します。
実はこれも厄介で、舞台は神宮のままなんです。しかも休養日はなく、延長戦は勝負が決まるまで何回まででも行うという……。
ここまで早めの継投で勝ちを拾ってきたオリックス・中嶋監督。一方で中継ぎに負担がかからないよう、3連投は頑なに避けてきました。
第8戦のことまで想定すると、投手起用が難しいわけです。
しんどいでしょう?
それでも、勝ち筋を探りたくなるのが〝ファン心理〟というもの。
リーグ制覇したときも書きましたが……、
僕は、日本のプロ野球って神様がシナリオを用意していると思うんです。
山あり谷ありの展開に、歴史に残る大どんでん返し。今年はオリックスをストーリーの中心に据えているのではないか。
だったら、ここまでの苦境は劇的な幕切れまでの〝振り〟ではないか。
そう考えられるわけです。
では、ここから何をどうしたら劇的になるのか。僕は2人の投手が気になっています。
ひとりは、山下舜平大投手。
高卒2年目のドラフト1位。まだ一軍での登板はありませんが、どういうわけかCSからメンバー入りしているんです。身長190cm、直近の練習試合では最速154km/hを計時したといいます。
もちろん、一軍デビューが日本シリーズなんて例は史上初!
このロマンの塊に、野球の神様は出番を与えようとしているのかも……。
もうひとり、山本由伸投手も忘れてはいけません。
先発は無理でも、中継ぎならどうでしょう。最後にエースが帰還して大団円! これもまた激アツな演出です。
さあ、どうなる日本シリーズ!
……まさか、第9戦にもつれこんで神戸でリベンジ、なんてシナリオはありませんよね?
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