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まさか僕が救急車で運ばれることになるなんて。
きのうは〝人生初〟のオンパレードでした。
人生初の〝119〟
人生初の〝総合病院〟
人生初の〝点滴〟
人生初の〝車椅子〟
人生初の〝泌尿器科〟
そして、人生初の〝〇〇〇〇〟(病名)
さて、どんな1日だったか書いていきましょう。
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朝。異変のはじまりは、腰の痛みでした。
「アレ、なんかバリバリに張っているな」
その時点ではいつもの腰痛だと思っていたのですが、どうも様子が違う。ストレッチポールを使ってぐりぐりしても、低周波治療器を当てても、症状が緩和しないんです。
しかも、なんだかお腹まで痛くなってきたではありませんか。
「トイレかな?」
しかし、用を済ませても痛みは増すばかり。みぞおちから右下腹部の方に移動していって、なにやら気持ち悪さもある。
ここで脳裏に浮かんだのは、あの病気でした。
「まさか、虫垂炎では」
僕はあのときの教訓を思い出しました。
健康に関しては、おかしいと思ったら様子を見るのではなく、すぐさま行動すること。そして、勝手に納得しないこと。
「よし、行動しよう」
とはいえ、病院まで行くのはしんどい。よく考えたら、昼休みの時間でもある。それなら救急車を呼ぶか。でも、この程度のことで呼んだら迷惑がられないか?
そこで頼ったのが、往診サービスでした。
インターネットで探してみると「24時間対応」と書いてある。僕は聞くだけ聞いてみようと電話をかけました。
しかし、
とにかく前置きが長い!
名前、住所、生年月日、電話番号、このサービスを使うのは初めてかどうか、15分後にかけ直します、コールバックでさらに本人確認……。
症状を尋ねてほしいのに、いつまで経っても辿り着かない。
挙句、
「往診可能な時間は16時からですが、よろしいですか?」
オイオイ、そこは先に言ってくれよ……💦 24時間いつでも対応はしてくれるけど、すぐに来てくれるわけではないのね。
こうして、僕は人生初の救急車に乗ることとなったのです。
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運ばれた先は、僕にとって運命的な病院でした。
妻がクローン病を治療していた場所であり、息子と娘の出産を行なった場所。何度も何度も何度も通った思い出がよみがえりました。
さあ、処置がはじまりました。医師の見立てによると、
「虫垂炎か、尿管結石か、胆のうの病気かな」
体温と血圧を測り、採血と点滴。さらにはエコー、放射線科に移動してCTとレントゲンを撮影。なかなか結論が出ません。
病名が確定したのは、運び込まれてから約2時間後のことでした。
「おそらく尿管結石であろうと」
おおー、これが噂に聞く尿管結石か。
石がゴロゴロ擦れるのと、石が尿をせき止めることで腎臓内の圧力が高まるのと、2種類の痛みが襲ってくる病気らしいです。
写ったものを見る限り、手術をするまでの大きさではないとのこと。痛み止めを打って、水を飲んで、石が出てくるのを待つしかないと言われました。
「それっていつ出てくるんですか」
「正直、人それぞれです。1日の人もいますし、1週間の人もいます。それよりかかるようなら、手術で砕くという感じですかね」
ちょっと待てィ!
痛み止めを点滴しているはずなのに、まだかなり痛い。この状態が1週間も? マジでか。今週は大きな仕事も入っているので、尿管〝欠席〟はしたくない……。
すると、
「座薬も試してみますか」
「え?」
渡されたのは、銃弾の形をした白いヤツ。
これを押し込め、と……? エントリープラグみたいに挿入しろ、と……? 座薬っておそらく40年くらい経験したことないんですよ。抵抗感はなかなかです。
「それでも!」(by バナージ・リンクス)
僕はその「可能性の獣」に賭けてみたのでした。
30~40分後、うれしいことに症状はマシに。
泌尿器科にて今後のことを相談し、この日は帰宅となりました。家に着いたのは18時くらい。子供たちも一安心の様子でした。
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翌日、きょう。
痛みはだいぶ引きました。なんとか、仕事にも復帰できました。
それにしても、病気って怖いですねー。
これまで、ほとんど病気らしい病気になったことがなかったのに、
こんなことがあったり、今回のことがあったり。加齢のせいでしょうか、運動不足のせいでしょうか、乱れた食生活のせいでしょうか、その全てでしょうか。
みなさんも、どうかご自愛を。
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