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ベンチャーキャピタルでの資金調達を検討する際に考えておくべきこと

タイトル通りではあるが、資金調達の方法と種類を改めて洗い出す。

まず、資金調達は何のためにするのか。

→ 事業を成長させるために、自己資金だけでなく加速させるために行うことが多い。

資金調達の種類
・銀行や日本政策金融公庫などからの融資(借入)
・ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家からの出資

このどちらかがほとんどである。(他にあったら教えてほしい)

それぞれのメリットとデメリット

融資の場合
メリット
・借りることが比較的容易 → 創業期であったり、創業者が今まで借入での延滞がなければ、比較的借りやすい傾向がある。
デメリット
・借りたら返すのが基本。
・経営が悪化したから追加融資、というのは厳しい。
→ 創業期に借りられるだけ借りる、というのを聞いたことがある。

ベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家の場合
メリット
・株式出資が基本であり借入ではないため返済義務はない。
・事業成長に向けて、助言やサポートなどしてくれる方もいる。
デメリット
・返すというわけではないが、配当金を払う必要がある。
・株式出資なので、経営権が左右される。
→ 事業成長を加速させたい、IPOを目指すのであれば特に有効。

スタートアップやベンチャー企業は、自己資金で行う会社もあれば、エンジェル期から資金調達をする企業もあれば、シリーズBあたりから資金調達を検討する企業まで様々です。

それには理由があって、出口戦略や大きく関わりますし、事業規模感にもよります。なので資金調達と言っても、すべてが借入だけでもなく、株式出資でもありません。副業もあります。

ではVC(ベンチャーキャピタル)がどのようなことを意識して出資を検討するかまとめました。

1. エグゼクティブサマリー(事業計画書の要約)
2. 事業立ち上げの経緯(どのような理由や目的を持って事業を立ち上げたのか)
3. マネジメントチームの紹介(代表者・経営メンバーの顔ぶれと経歴)
4. 会社概要(沿革)
5. 経営・事業理念(その事業で何を目指すのか)
6. 業界の展望(領域の特定)
7. ビジネスモデル・収益モデル(ビジネスの仕組み、どうやって収益を出すのか)
8. 商品・サービスの紹介(具体的に何を売っていくのか)
9. 市場・顧客・競合の分析(市場自体の成長性とその中でどのような競合優位性があるか)
10. マーケティング・営業(どのように売っていくか)
11. 立ち上げ戦術(スタートアップやアーリーステージでの戦術)
12. 事業戦略・成長戦略・人事戦略(短期戦略と中長期戦略)
13. 資金計画(資金調達金額と資金使途)
14. 出口戦略(IPOやM&Aを目標とした計画)
15. 財務状況および損益予測(売上計画、黒字化の見込み)
16. リスク管理(リスクの洗い出しと対策)
17. プロジェクト管理(スケジュール表、タスク管理表などを盛り込む

とはいえこれが全てではありませんし、私がまとめたものなので「違うよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。

要は、出資する方も企業とはいえ人が出資します。人が人に出資するイメージです。良い事業内容や方向性であっても出資しないこともあるかもしれませんし、まだ具現化できていないからサポートしてくれるVCやエンジェル投資家の方もいます。

あなたがどう言った事業を検討していて、どのような資金調達がベストか考えてみましょう。

私は私=あなたはあなた 考え方はそれぞれ違いオリジナル。私なりの哲学と、本を読んだりしてアップデートしたものをさらに共有していきます。 共感してくれると嬉しいです。