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地方はそんなにダメですか?#5(同調圧力のメリット、など)

合理性だけでうまくいくとは限らない地域だからこそ、地域の人の助言を転ばぬ先の杖として活かせることもあるんだよね。

地域のことで何かしようとすると、普段あまり話さない人も何かと口を挟んでくることがある。嫌になる助言もあるけれど、自分の経験をもとにした話もある。
もちろん参考にならないこともあるが、顔見知りだから、都会みたいに騙されるリスクもないし、共に暮らす地域を良くしたい点では利害も一致していたりする。【口うるさい先人の知恵】

一人ではなかなか動けない事でも、皆が同調してうまく動くことがあるんだよね。

田舎では同調圧力が強いけれど、健康診断の通知ハガキなど、行政からの働きかけに、「行ってきた?」「いつ行く?」「私は行ってきた」「行かないの?」「居なかったね」などと悪意なきプレッシャーが飛び交い、結果的に受診率が上がって医療費削減や健康寿命の延長につながるようなこともある。【同調圧力のメリット】

公共事業への賛否は、何でも行政サービスや民間に頼れてしまう都会より、自分たちの役割が避けられない地域の方が意思決定がまとまりやすいんだよね。

都会では皆の意見を聞くとまとまらないような道路や公園など開発に対する意見が、田舎だと割れにくいことがある。集落は昔から運命共同体で、今も道路の掃除や側溝の掃除を担っていたりする。
公共的な事について、田舎では行政サービスが行き届かないという見方もあるけれど、何かを作れば多かれ少なかれ地域でそれを維持していく必要があることを、みんな知っている。【意思決定のまとめやすさ】

下記リンクのアンケートで、それぞれの事項に、共感する/しないを教えていただくことで、「地方はそんなにダメじゃない」と言えるのかどうか、皆さんの意見をもとに明示します。また、集計結果は、一般社団法人 Do It Your selfで開発中のゲームに盛り込まれますのでお楽しみに。2024年に公開予定です。


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