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『星に願いを...もとい星に疑問を』

先日、流れ星を見たとX(旧Twitter)にてつぶやいたお布団こもりです。

お仕事終わりに車で走っていると、目の前の空を青緑っぽい光が通り過ぎていった。

流れ星か!?と思いお家に戻り、ナイスでナウイでお馴染みのインターネットで調べてみた。

その結果、「流れ星」では無く「火球」ではないかとの事であった。

流れ星と火球の違いはなんぞや?となり調べを進めていく。
すると明確な定義は無いようであるが、明るいと火球と呼ぶっぽい。

流れ星か火球かはよく分からなかったが、あれほどハッキリ見えたのは初めてだったのでテンションが上がっていた。

しかしテンションが上がったと同時に、願い事を3回唱えていなかった事に気がついたのであった。

そう昔からのお馴染みとなっている「流れ星が消えない内に、3回願い事を唱えると叶うっぽいルール」を完全に忘れていたのであった。

せっかく流れ星(火球?)を見たにも関わらず、願い事をする事は出来なかったのであった。

しかしここでお布団こもりの頭の中で流星群のように疑問がいっぱい流れてきたのであった。

まず、「流れ星が消えない内に願い事3回唱えるの無理じゃね問題」である。
実際今回私が見た流れ星は1秒ないし2秒位で空から消えてしまった。

流れ星をひたすら待って空を見ていた訳でも無い為、流れ星を見た瞬間の心の声は「アレはなんだ!?」で終わっている。

もし流れ星を待っていて見えたとしても、1〜2秒の時間しか無いため、長い願い事だと3回どころか1回も唱えられないであろう。

願い事を極限まで短縮して、例えば「大谷翔平になりたい」という願い事を省略して「大・大・大!」と唱えられたとしても、願われた方としては、なんのこっちゃか分からないであろう。

ここで流れ星についての新たな疑問が出てきた。
流れ星に願いを唱えるけれども、「誰が聞いて、誰が叶えてくれるんだ問題」である。

例えばクリスマスプレゼントをサンタさんに頼むのは、願い事の請負者はサンタさんである事は明確である。

しかし流れ星に願う場合においては、願いの請負者は誰になるのか。まさか請負者が「星」という訳ではないだろう。

マッハで宇宙から飛んできている星が願い事を聞いて、「わかった!!無事に地球へと着陸出来たら願い事を叶えるね!」なんて事はないだろう。

サンタさんなら大抵の願い事は叶えられそうだけど、星にはちょっと荷が重そうである。

この昔から言われている流れ星に願い事をする行為は、誰がどうやって願い事を叶えてくれるのかハッキリとしないまま世間に広がっているのではないかと思った。

他にも何故流れ星に対して願ってしまう程、人はこんなにも「流れ星にありがたみを感じているのか問題」である。

珍しい現象だからという事もあるだろうけど、それだったら毎日毎秒違った表情を見せる空に、願い事をしてもいいはずである。

人は宇宙にロマンを感じていて、宇宙空間からやってくる星に対してありがたやと思っているのだろうか。

それだったら宇宙空間にある人工衛星からやってくるGPSの信号にもありがたみを感じるべきではないか。
私達が日常的に使っているスマホのGPSを用いたアプリ、カーナビの地図にも人工衛星から信号が届いているではないか。

しかしスマホやカーナビに願い事をする人を私は見た事が無い。

何故人は流れ星に惹かれ、願ってしまうのか。

星に願い事をする前に、星へと疑問を投げかけたいお布団こもりであった。

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