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04 スラムダンク(SLAM DUNK )ありがとう

私が中学校に進学する時期とちょうど、重なってTV放送が開始されたアニメがスラムダンクでした。クラスだけではなく新入生の多くがバスケ部を希望するほどの社会現象でした。背が少し高かったのでバスケ部に誘われもしましたが、野球一筋だった私は信念を曲げずに野球部に入りました。

そんな私でも、ジャンプと単行本の両方で追いかけていたのがスラムダンクでした。数々の名場面があることは言うまでもありませんよね。有名な安西監督の明言は、今でも苦境に立ったり、新しいことを始めたりするとき、不安で思わず弱気になると「あきらめたらそこで試合終了だぞ」と自分に言い聞かせ、鼓舞するほどです。

原作者の井上先生の作品の数々は、その絵力はもちろんですが、視点やメッセージ性の高さにとても共感できます。TV版スラムダンクは、作中で用いられている曲も素晴らしく、「世界が終わるまで」「マイフレンド」「あなただけ見つめてる」は高校受験、大学受験と様々な場面でお世話になりました。

この作品、私が心に響くのは「あきらめない」「何度でも挑戦する」という気もちと行動を湘北の5人だけではなく、すべての登場人物が大切にしているところにあります。どっからでも挑戦できるし、何度でも立ち向かえるし、そんな頑張りをみんなが自分なりにしているんだから、自分だってやれるんだという気もちにさせてくれます。それから、応援してくれている人たちの思いも見落としてはいけない視点かなと思います。

GWも後半を過ぎ、学校に少し足が向かない、課題や宿題、休み明けのテストが不安、そんな気もちになったらスラムダンクがおすすめです。読んだことがある人もまだの人も、勇気がもらえるはずです。倒れては、起こし、つないでいく、スポーツも勉強も「あきらめずに挑戦している時」が、つらいけど一番面白いような気がします。

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