理想の学校は③

今回は、もう少し具体的に
学校でやりたいことを考えてみる

まず子どもたちとやりたいことは
好きを探す(学問の基礎と勉強方法を学ぶ)
社会性を育む(コミュニティづくりを学ぶ)

①は学校に通わせずとも、学べます。
しかし、保護者の皆さんは仕事をしています。
そしてやらなきゃいけないこと
いっぱい抱えていますよね。

そしてなにより、教えるってけっこう難しい。
子どもの興味はどこに転がっているかわからない。
こんなこと好きなんだ、これが得意なのか
ということに気づくには、
たくさんのことに触れさせる必要があります。

プロから教わるのが効率的だと思います。

②の社会性に関しては、
たくさんの人と触れ合うことで
育まれるものです。
近所の人とも交流はできますが、
やはり意識を持って集まって、
生活をすることでそれぞれの人や考えに触れる
というのは学校の出来る役割の中でも
重要なものだと思います。

逆を言うと、
この2つを身につけることができれば
学校の役割は果たせるんじゃないかと思うんです。

学問に関しては、
マンツーマンで教えてもらった方がいい。
今の学校のスタイルである、
先生が黒板の前で一斉授業をするというのは、
子どものレベルに合わせるのが難しいです。
退屈だと感じる子もいるし、
わからないと感じる子も出てきてしまう。

これは日々教えていて切に感じています。
もちろんみんなが参加できるようにと
授業形態だったり、課題だったり考えます。
しかし全員が能動的にとなると
1対35では厳しい状況です。

ただ単に
マンツーマンにすりゃいいかと言ったら
そうではありません。
教え込みでなくて、
興味あることを一緒に探すような
支える立場の人と一緒に学べるが理想です。

社会性はというと、
関わり合いから生まれます。
リアルなコミュニケーションからも、
オンラインコミュニケーションからも、
それぞれから学べるものがあります。

人間は、自分の主張を要求する権利があります。
と同時に2つの責任を伴います。
他の人たちにも自己主張を認める責任と
そのことによって他人を傷つけない責任です。

自分の考えを伝える技術、
自己主張する技術、要求する技術は
とても大切だと痛感しています。
ここでつまづいている子が本当に多い。

同世代と、そして大人と、
いろいろな人と関われる学校でこそ
このスキルを上げていけるといいなと思います。


では具体的に理想の学校では、
そんなことをしていくか。

①教科書のような基礎学習は基本、
動画学習で自分のペースでやっていく。
学力レベルは人それぞれ学校に登校して、動画を生徒自身が選んで学習をする。動画は先生だけでなく、社長、芸能人、俳優、アーティスト、などその道を極めたプロの方々に登場していただけるとさらに良し。

授業は上手い人がやった方がいい。
全員が全部のことをできるようにならなくていいと思います。それは子どもだけでなく、大人も然り。

課外学習も盛り沢山。ファッション、アート、エンターテイメント、フィットネス、プログラミング、IT、農業、漁業、畜産業、金融、経営、文学、心理学、哲学などなど、これもプロから学んだら楽しんで学んじゃうだろうな。

自分の中にこれだ!っていう何かを見つけるような学習を提供したいです。

②先生はマンツーマンで子どもたちにつく。
動画教材のつまずきサポート。
そして、もっと学びたいことがあったとき、相談&サポートできる存在でありたいです。子どもたちが課題を自分で見つけて、自由に研究してて、困ったときに助言するような。子ども以上に子どもの可能性を信じ、励まし、本気で向き合う。コーチング的接し方ができる人だといいです。
保護者面談等もして、家族間でも共通理解を深めていけるといいな。

③校舎は、最先端で、自然光と緑をたっぷり感じられる校舎がいいです。毎日自然に触れて、五感をフルに活用して、感性と想像力を磨く。作られた箱の中ではなく、壁がないオープンな環境で学べたとしたら、もっと子どもの思考がクリアになり、クリエイティブなアイデアもたくさん生まれるかもしれない。

④ 学校行事はすべて、子どもが企画・マネジメント・実行・運営までできる。委員会活動や学校行事は、子どもたちの活動のはず。先生から子どもへっていうトップダウンじゃなくて、やりたい人は仲間を集って企画運営していく。

⑤ 給食は安心安全、地産地消の食材で。食べることは人を作ること。良い体を作るには良いものを食べたいですよね。給食が楽しみになるといいな。

さて、思うままに書きました。
では、実現可能かというと...
あくまで理想であって、細かいところに
必ずもろい部分が出てきてしまいます。
金、人、足りません。
でも、やってみなくてはわからない。
将来的にはこの理想の学校スタイルを組み込みたい、
という野望をを持ちつつ、
まずは手の届く範囲で実施していきたい。
理想を理想のまま終わらせたくない、
という思いで発信活動をしています。

よろしければサポートよろしくお願いします。授業準備に使用し子どもへ還元します♫