見出し画像

✨ICU入試✨総合型選抜で気を付けたことを徹底的にお伝えします!(1)

近年の受験でよく聞くAO入試。今は名前が変わって総合型選抜なんて呼ばれ方をしています。簡単に言うと、大学側が求める姿に対して自分の個性をアピールして、合格をもらう試験。

ICUはどんな人材を求め、私たちはどう答えればいいのでしょうか。AO入試で気を付けることは何でしょうか。私、ちこは何回かに分けてそんな話をしていきたいと思います。

ICUの総合型について。

私の合格したICUの総合型A方式(以降AOと略します。)では、書類の提出と面接がありました。他にも理数探求型やIB認定校対象の方式があります。
私の受けた方式では、英語民間試験のスコアを提出する必要がありました。


何故AOを選んだのか。


そもそもの理由は、成績があるからチャンスを増やしたい。それだけでした。まがりなりにも部活にかなり時間を割いていたので、それなりに書くこともあるだろう。。とまあそんな適当な理由です。

私は以前から、合格のチャンスを増やしたいと思っていて、二年生の頃から指定校推薦か総合型入試を受けようと決めていました。そういう理由もあって成績があったこと、そしてそれなりに模試で点を取っていたこともあり、学校、塾、それぞれの先生から、一般入試を薦められていました。余計なところに時間を割かず、第一志望に突っ走ってほしかったのだと思います。しかし、私の考えは揺らぎませんでした。可能性を広げることを重要視していましたし、もし受かれば必死こいて一般受験しないで済むし。とも思っていました。

そういうわけでAOやることにしました。

ICUを選んだ理由


これはもう書いたら怒られるんじゃなかろうかと思いつつ、正直に申しますと、「楽そうだった」からです。(結果的には裏切られるんですが。)他の大学と比べた時に、小論対策が必要ないという点でメリットがあると思ったのです。先にも言った通り、あくまで私は一般受験とAOの併願を考えていました。となるとなるべく負担が少ないほうがいい。一度大学を見に行ったことがあり、楽しそうだなと思ったのがきっかけで候補に挙がったのがICUでした。調べてみれば、

「書類と面接だけ?いい感じじゃない?」

強いてまともな理由を後付けで挙げるとすれば、私が部活動で英語ディベートをしており、そこでやってきたこととICUの教育理念に一致する部分があったから、というのもあります。まだICUを受けると決める遥か前に、オープンキャンパスでAOで受かった先輩に話を聞く機会があったのですが、その人もまた私と同じ部活でした。「ディベートやってるならいけるいけるー」と軽く言われたのを覚えていました。
結果的に批判的思考力の養成的な部分がICUのアドミッションポリシーとうまく絡んだのがよかったのだと思います。

さてさて。三年生の六月末頃からじゃあ早速書いてみよーうとなったわけですが、まあうまくいかない。当たり前です。そもそも、一般の第一志望はICUではなく、早稲田だったため、第一志望が並立してたんです…本当に心からICUに行きたいのであれば書くこともたくさんあったのでしょうが、なんせ楽そうで選んだので茨の道でした。


AOで記述する書類について

ICUのAOで書くべき書類は細かく分けると5種類ありました。

ICUに入学することを強く希望する理由

ICUで学びたいこととその理由

ICUにとって自身が入学することの重要性とその理由

自己活動歴と自己分析(自身のリーダーシップの資質についての評価)

小論文*(相手に自身の特長を深く正確に知ってもらうとき、どのように自身の経験を伝えるか)

*テーマがいくつかあります。
 ・あなたに深い感動を与えた人物との出会い
 ・あなたの人生の転機となった経験
 ・あなたの物の見方・考え方に大きな影響を与えた経験


結構多いですよね。特に小論文は1500字と長めです。シオの記事でも触れていましたが、ICUらしい独特なものも含まれており、そこから大学側のメッセージを感じます。

とりあえず私は一番重要な志望理由から手を付けることにしました。情報収集と自己分析が一番要になってくるところだったからです。


志望動機と学びたいことについて


まず言いたいのは、AOの鉄則ともいえる部分、志望動機です。

何故ICUでなければいけないのか

これが一番大切でした。きっかけや理由がどうあれ、私がICUに受かった理由はそこにあると思います。とにかくICUが特別、入らなければ私の夢は叶わない、それが描写できなければ合格には届きません。(これに気付かせてくれた先生や先輩の存在が何よりも大きかったです…)そしてICUの課題の中でもこれが最も必要になるのが、志望動機と学びたいことなのです。

じゃあ私は何やったんだよって話ですが、一番最初に、紙に興味があることとやってきたことを書き出しました。ありがちなやつですが、大事です。文字に落とし込んでいく練習にもなりますし、自分の頭も整理されます。そこからさらに印象が強いエピソードを選んで、それを踏まえて将来どうしたいのかを考えていく。というのが私がやったことでしょうか。

私は以前からジェンダー関連の問題に興味があったので、始めはそれについてきっかけから理由、将来の展望などを書き出しました。他の大学にはあまりない、ジェンダーセクシュアリティ研究というメジャーがICUにはあります。Uniqueness=独自性 を出すのにはピッタリだと思ったのです。しかしそう甘くはありませんでした。

なぜなら、ジェンダーを学ぶにあたって「何故ICUでなければならないのか」 が足りないと思えたからです。

ジェンダー分野は近年注目されていることもあり、他の大学でも学ぶことができます。ジェンダー論だけであればどこでも開講されているし、専攻するだけならお茶の水女子大などでもできます。ここで必要なのは、ICUでしかできないこと

注意したいのは、私はジェンダーセクシュアリティー専攻があるから、行きたいと書くべきではないと言いたいのではありません。むしろ素敵なきっかけだと思いますし、このような理由が多いのではないでしょうか。

この理由をより強く、ICUに売り込むために重要なのは、

自分のバックグラウンド×Uniqueness

をどれだけ掘り下げられるか?だと考えています。

「ジェンダーに興味があります。ICUには特有の専攻があるから行きたいです。」だけでは足りないので、そこから更に掘り下げたり、ICUの他の特有な部分を組み合わせる事でより説得力を上げることが必要だったと考えています。例えば、留学先、バイト、高校でこんな経験があった。将来、そういった問題を解決したい。だからICUのこういうところに惹かれている…など。(あくまで参考ですが。)

私は興味自体はあったものの、ジェンダーに関して私のバックグラウンドはそれほど深くないと判断しました。そこで自身が打ち込んできた英語ディベートを中心に書くことに決めました。そして、何故ICUでなければならないのかという部分を、

リベラルアーツ

カリキュラム

ICUの特色であるダブルメジャー


の組み合わせで書きました。

次に難しいのは、志望動機と学びたいことの内容が被りがちになるということです。ここに関しては色々書き方があると思いますが、私が参考にしたAO対策の本には、志望動機は自分の経験を重点的に書き、学びたいことはこれからやりたい事を書く。という過去×未来の組み合わせがありました。

私の場合は、

入学したい理由:ICUがなぜ英語ディベート教育を研究する上で優れていると思うのか

学びたいこと:英語ディベート教育に関わる上で、具体的に、1.2年次に何をやるか、3.4年次に何を学ぶか

といった具合で、現在×未来を意識して 上手く書き分けることに成功しました。あとは、細かい内容を大学のHPを漁って得た情報を基に作ります。

情報収集の上で、シラバスや教員一覧も確認しましたが、一番よく読んだのは、ICU公式HPの使命・沿革アドミッション・ポリシーです。ここにはICUがどんな人材を求めているのかがとてもよく表れていると思っていたので、ここにある資質を説明できるような文章を全体として心掛けました。


私が気を付けたことが伝わったでしょうか?

AO入試は内容も千差万別であり、絶対的な正解はありませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。

次回は今回触れなかった3トピックについてお話ししたいと思います。

ライター・ちこ

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?