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親子関係はノンストップ?だからこそ持ちたい「ちょっと立ち止まる時間」#お母さんコーチング#ディスカヴァー

こんにちは、コーチングコンテンツ開発チームの田中です。

プライベートでは母になって10年、コーチングに出会って20年のプロフェッショナルコーチでもあります。

さて、9月からいよいよスタートする『お母さんのためのコーチングセミナー』

その開発は、ちょうどこのコロナ情勢下、臨時休校やステイホームで、私自身も子どもとのコミュニケーションが増える中で行われてきました。

そんな中、10才の娘との間で、ちょっと印象的な体験がありました。


娘に起きた変化

もともと娘は素直で、好奇心も旺盛なタイプ。はじめてのことも物怖じせずチャレンジし、失敗してもへっちゃら、すぐに再びトライ。正直、ここまで子育ても楽でした。

ところが、、、最近、「あれ?」と思うことが増えました。

勉強で解けない問題があるとイライラ、間違うとへそを曲げる…なんにせよ、極端に失敗を嫌う(あのチャレンジ精神、へっちゃらマインドはどこへ??)。

ダンスやピアノの練習で、上達に向け気づいたポイントを伝えるも「わかった」と気のない返事でスルー(今までなら、ありがとう!と笑顔が返ってきたのに…)

大きくなって、慎重になったのかな? 自我がめばえたのかな?
と、しばらくは見守りました。

でも、このままだと、なんだかちっちゃくまとまっちゃわない!?
と、母としてはソワソワ、ときにイライラ…そして、徐々に、なんとかせねば、と。


手を変え品を変え、アプローチしたものの…

機会を見つけては、チャレンジすることの大切さ、失敗とどう向き合うべきかについて、手を変え品を変え伝えてみるも、娘は「わかった」とは言うものの、あまり変化は見られず…

では!ということで、質問なども駆使しつつ一緒に考えてみることに。
すると、態度は軟化しものの、やはり大きな変化は見られません。

あるとき、いつもと同じ繰り返しに、さすがに私もムッとなって、

「そんなんじゃ、ちっちゃいままで終わっちゃうよ!」

と言ってしまいました。すると、

「わかってる!わかるけど、なんか、やなんだもん!」

と娘。

少々拍子抜けし、困った私は、率直に聞いてみることにしました。

「それってどういうこと?」

自分でもよくわからない

すると、

娘「母さんの言うことはわかるし、私もそう思う。
  母さんが私のために言ってくれているのもわかってる。
  でも、頭ではわかるんだけど、なんか心がついていかないの。」

私「そっか。たしかに母さんもそういうことあるなぁ。」

娘「ほんと?」

私「うん。あるある。
  そういうときってさ、あとで考えると心がついていかない理由が
  何かしら母さんはあるんだけど、あなたは何か思い当たることある?」
 
娘「それがね、自分ではよくわからないの。
  だから、どうしていいかもわからない。」

そこで、それまでのやりとりを振り返りながら、何が心の邪魔しているのか、いっしょに探してみることにしました。


失敗の瞬間、娘の中で起こっていたこと

気分を変えてお茶をしながら、二人で話すこと10分ほど。

娘によれば、失敗したり間違ったりすると、自分のことを「ダメ!」と言われて否定されているような気がして、いやな気分になってしまう、と。

ちょっとすっきりした顔になった娘は、失敗や間違いをどう捉えるか、どう向き合うかを話し合し、自分なりに考え、まとめたあと、こう言いました。

「でもきっと、これからも失敗とかするたび、やっぱりいやな感じがして、心がついていかないこともあるかも。そのときは母さん、教えてね」

その言葉のとおり、もちろん、すぐにすっきり解決とはいきません。

初めから軽やかに対処できることもあれば、今までと同様、抵抗感たっぷりの態度に、私も相変わらずヤキモキすることも。

ただ、そんなときも、抵抗感を経て自ら1歩踏み出せることも増え、私も「ああ、今はまず抵抗を味わっているんだな」と少し長めに待てるようにもなりました。そして、雲行きが怪しくなると、二人で立ち止まっていっしょに考えることができるようになりました。


話しながら、もう一度体験する

さて、このことがあって、通っていた幼稚園の教頭先生の言葉を思い出しました。

“大人に比べて、子どもはまだ経験が少ない。だから、体験しているようで、体験し切れていない。誰かとそのことについて話すことで、もう一度体験し直すんです。”

たしかに...。今回、娘は話す中で、自分の体験と思考、そして感情を味わい直し、前進していきました。

実は私自身も今回の会話を通して、娘との関係や、やりとりを見直す機会を持つことができ、気づくことがありました。そして、少しずつではありますが、今までとは違う関わり方を試し始めています。


ちょっと立ち止まってみる

一生懸命、渦中にいるからこそ、そのときは気づかないこと、気づけないこともあるのかもしれません。

特に、親子関係は生まれてこのかたノンストップ。しかも子どもはどんどん変化、成長していく。

だからこそ、
・ちょっと立ち止まって考えてみること
・日常を離れて俯瞰し、日々を捉え直してみること
の意味は大きい
のではないか、そんな風にも思いました。

そして、9月からスタートする 『お母さんのためのコーチングセミナー』が、日々がんばるお母さんたちにとって、そんな場の1つになれれば。

そのために、最も効果的なワークとは? 
必要なコミュニケーション体験とは?
ご参加いただきやすい場づくりとは?

そんな想いと仲間とともに、今、最後のプログラムバージョンアップに取り組んでいます。


子育てにコーチングを

『お母さんのためのコーチングセミナー』は、まさにいま、子育てに取り組んでいるお母さんのためにつくられた体験型プログラム

少し立ち止まって、いつもとはちょっと違う角度から親子のコミュニケーションをとらえなおすワークを通して、あなたと子どもの可能性を開くことを目指します。

お子さんと一緒に立ち止まって対話をするために、まずは、お母さんが立ち止まってみる機会を持ってみませんか?

プログラムの説明はもちろん、実際のデモの様子もご覧いただけるよう、8/20に無料説明会を開催します。
質疑応答の時間もあります。

▼ 8/20(木)10:00-10:30予定

お申し込みいただいた方に、参加用URLを送付いたします。

▼ お母さんのためのコーチングセミナー に申し込む


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