見出し画像

「2500冊あった本をほぼ捨てずに片づけられた!」 〜本を捨てられない編集者が「捨てない片づけ」を実践してみた〜

皆様、こんにちは。
本日は、編集部の谷中より記事をお送りさせていただきます。

さて、未だに勢いの衰えない新型コロナウイルス「COVID-19」ですが、このコロナによって急遽在宅ワークになったり、外出を控えたりして自宅で過ごす時間が増えた方も多いですよね。

そんな方の中には、
「在宅ワークのために仕事道具を家に持ち帰ったり、家での時間を有意義に過ごすための家具やグッズを買ったりで、部屋が前よりモノで溢れてしまった」
…なんて悩みを抱えられている人もいらっしゃるかと思います。
じつは、私がそうでした。

しかし、今年もついに年末間際。年の暮れ。大掃除の時期がやってまいりました。

「モノがいっぱいで、どれから片づけたらいいのか分からへん!」
「大切なモノや買ったばかりのモノを捨てるなんてできひん!」
「片づけたってどうせまた散らかるし、このままでええねん!」(なぜか関西弁)
という言い訳をこれまで並べてきましたが、この溢れるモノからはどうやら逃げられないようです(ニゲラレナイ)。

そこで今回は、「片づけたい」と「モノを捨てたくない」を両立させる片づけ法を『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』という本からご紹介いたします。

画像5

https://books.rakuten.co.jp/rb/16255558/

ぐうたらで、言い訳ばかりの私でもできた片づけハックです。

どうぞご覧ください!

捨てなくてもいい!?上手な「モノの仕分け術」

見出しを見て、びっくりされた方もいらっしゃるでしょう。
そう、基本捨てなくても部屋は片づくのです!

その鍵は、モノの「仕分け」にあります。

①自宅のモノを「使うモノ」「使わないモノ」で仕分ける

画像1

モノを仕分けるための1つめの軸としては、まず大きく「使う」「使わない」で分類していきます。 「使うモノは左へ、使わないモノは右へ」と、場所を意識しながら仕分けていきます。この段階では「モノへの思い入れ」を挟まず、客観的に、シビアに判断していくのです。(本書122ページ要約)

…なるほど。
私の部屋には、2500冊ちょっとの本があり、すごい圧迫感があります。
まずは、これを上記の方法で仕分けてみました。

ちなみに、この2500冊の本は一般書や専門書も仕事柄ありますが、基本は漫画ばかりです。(笑)
漫画が好きで、さまざまな漫画を買い漁り、いつの間にかこの冊数になってしまいました (最近は、奥さんにも呆れられ、何も言われなくなりました)。
漫画に対する情熱を語りたいところですが、今日のメインは「片づけ」です。

…この漫画の仕分けが難しい!

どうしても「本の片づけ」ってもう一度読み直したくなって、気づいたら日が暮れているなんてこともざらにありますよね。
その負のスパイラルに入りそうになりました。(笑)

しかし、書籍の中では、
”この段階では「モノへの思い入れ」を挟まず、客観的に、シビアに判断していくのです”  とあります。

心を無にして、「使うモノ」「使わないモノ」に分けて、ダンボールに入れていきます。

ここでいう「使うモノ」は、仕事で使う辞典やビジネス書(参考資料)が多かったです。
一年のうちに仕事やプライベートで手に取るものは全て「使うモノ」に仕分けしていきました(全然なくてビックリしました)。

また、「使わないモノ」は、漫画や小説、卒業アルバムなどの読んでから一度も開いていなかったり、ここ数年はご無沙汰になっていたりする本です。
ここでは一旦使わないモノとしてダンボールに入れていきます(※ここでは、手放す・残すは考えずにやりましょう)。

仕分けしてみると、「使うモノ」はダンボール3箱分(300冊)、「使わないモノ」はダンボール22箱分(2200冊)でした。10畳の部屋がもう箱でいっぱいです。
ただ、客観的に仕分けていったので、時間はあまりかかりませんでした。

②「使うモノ」は、「頻度」でさらに分ける

「使う」と判断したモノについて、さらに細かく分類し、仕分けていきます。 分け方の基準は、「使う頻度」です。「直近でいつ使っただろうか?」「次はいつ使うだろうか?」という視点で、ここでもシビアに使用頻度を見極めていきます。(本書126ページ要約)

「使うモノ」に仕分けした300冊の本の中でも、専門性の高い本 (私の場合は哲学書などが多い)は一年に1回手に取っているか怪しい本があります。
そこで、本書の通りに、「月に1回以上手に取る」「年に一度取ればいい方」でさらに仕分けしていきました。

すると、300冊の本の中でも「月1回以上」は50冊、「年に1回ほど」は250冊ほどでした(50冊は手に取っていると書いていますが、新規で買った本も多いです)。

「使うモノ」は、これで一旦「仕分け完了」とします。

③「使わないモノ」は、「愛情」で仕分ける

画像3

使わないモノを分類する判断軸は、ずばり「愛」です。 愛があるモノは、捨てられません。 逆に、愛がなければ、より活かせる場所へと、手放します。
モノを持つこと自体に喜びを感じる方にとって、「使わないモノへの対処法」 は非常にデリケートな問題です。
明白に「ゴミ」と判断できる一部のモノ(例:破れた靴下、インクの出ないペン)を除いて、 さまざまな理由から「処分するのはつらい」と感じ、途中で心が折れてしまいます。
そのため、「使わないモノ」については、それを愛しているか否かで、さらに分けていきます。
1つひとつのモノを手に取り、「自分はこれをどう思うか?」「なぜ、これを持っているのか?」を考えていくのです。
(本文138〜139ページ一部引用)

そうなんです。
この「使わないモノ」の仕分けが一番難しい。

どの漫画も小説も、非常に思い出深いのです。
これを読んでいる方も、そういった本やモノがあるのではないでしょうか?

とはいえ、2200冊もの本をこのまま放置するわけにはいきません(本棚に収まりきらず、棚の上に置いていると、どんどん本棚が歪んでくるんですよね)。

そこで、「使わないモノ」を「愛情」でさらに仕分けしていきました。

そうすると、1500冊は「大好きな漫画でずっと持っておきたい」、700冊は学生の頃に買って「なんとなく置いている漫画」と仕分けることができました(小説や卒業アルバムは1500冊の方に入れました)。

そして、さらに「大好きな漫画でずっと持っておきたい」1500冊の中でも、手元にはなくてもいいモノを仕分けすると、300冊は手元に置いておきたいが、1200冊は手元になくてもいいことに気づきました。

仕分けを進めていくと、なんとなくどこに収めていけばいいか、分かってきますね。

④仕分けした「モノごと」に収納場所を決める

画像3

本書の中では、上記のランキングで手に取りやすい位置に収めていきます。

私の場合は、「月1回以上使うモノ」と「手元に置いておきた大好きな漫画」の350冊だけは部屋の本棚へ、「使うけど、一年に1回手に取る本」はダンボールに入れて押入れへ、「手元になくてもいいけど、大切な漫画」はサマリーポケット (外部収納サービス)へ、「なんとなく置いていた本」はもう思い入れもないので古本屋さんに売ってしまいました。

この売ってしまった700冊も、ただ捨てるのではなく、思い出があったモノとして誰かに役立つならと思い、売却を選択しました。
ただ、「手元に置いておきたい大好きな漫画」であれば絶対捨てません。そうであれば、すべて外部収納サービスで倉庫に預けていました。

どうしても手元に置いておきたいモノばかりになった場合は、普段は出し入れをしない収納場所(押入れやロフトなど)に収納されるのがオススメですよ。

大好きなモノを捨てずに、スッキリした部屋と心を手に入れよう!

このようにして、2500冊あった漫画や小説、果ては専門書までを保有しつつも、部屋をスッキリさせることができました。

この方法は、『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』を要約して実践しましたが、本書ではどんなモノの仕分けにも対応した方法を個別に記載しています。

ぜひ本書のメソッドを使って、スッキリした部屋を手に入れてみてください!

ちなみに、「2021年は部屋も心もスッキリしてスタートしたい!」という欲望(笑)から、楽天ブックスさんで、「身の回りから、心の中までスッキリする 暮らしが彩るブックフェア」という企画をはじめてみました(本書もここに掲載されております!)。

ラインナップは、私が「これだったら部屋も心もスッキリする!!」と考え、選び抜いた23点の書籍をご用意しております(中途半端な数ですみません…でも真剣に選びました)。

画像4

https://books.rakuten.co.jp/event/book/store/d21/

https://books.rakuten.co.jp/rb/16255558/

ぜひ、私と一緒に「部屋も心もスッキリ」した状態で素敵な2021年をスタートしてみませんか?✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?