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1062日ぶりに彼に会った

遠距離恋愛をすること早4年。コロナのおかげで、3年近く彼と会えていなかった。やっとこのGW、彼の国の観光目的での入国規制が緩和されたことを受けて、1週間、会うことができた。お互い、前回ともに過ごした時から、22歳→24歳へと年齢がかわっただけでなく、その期間に色々なことを経験した上での再会であった。

会えて嬉しかった。お互いの隣に座り、話せるだけで楽しくて仕方なかった。
待ってよかったと心の底から思った。

会えなかったこの3年間、他のカップルが一緒に過ごしていたであろう時間、一緒に作っていたであろう思い出が私たちは作れなかった。まさかコロナがこんなにも続くとも思わず、お互いの国のボーダーがこんなにも物理的にわたしたちを遠ざけるとも、コロナ前は夢にも思わなかった。

この3年間で、私は、海外の大学卒業後帰国して、日本で一人新卒として働き始めた。秋に入社したため、同期もいなかった。久しぶりの日本で、日本の文化で、初めての仕事で、戸惑うことも多く、辛かった。一方、彼は、一人残されて、これまで一緒に通っていた図書館で一人ただただ勉強する日々が続いた。

大学時代は、会えない日も、ランチタイムにスカイプをしたりして、お互い毎日顔を見ることができていた。でも働き始めてから、家に夜遅く帰る日が続き、平日スカイプするのも難しくなった。私は、慣れない仕事をこなすので精一杯で、彼のことを考えたり、彼を気遣ったりすることが減った。

せっかくの休日ですら、一緒に過ごせない相手と、何のために付き合っているのだろう。3年近く実際に会えてないのに本当に私たちは付き合っているのだろうかと自問自答する日々が続いた。ただただ、休日の夜にスカイプしてお互いの近況を伝え合うだけの日々で虚しかった。

でもついに、彼の国の入国規制の緩和、GW期間が今年長かったこと、有給が取れたことから会う目処がたった。

彼に会うのが楽しみだった一方、とても不安だった。3年前の私と今の私は、見た目も考え方もきっと自分が気づかないうちに変わっているだろうし、そんな私を受け入れてくれるのかと、前のように、好きでいてくれているのかと、不安で仕方なかった。

長いフライトののち、空港で私を待ってくれている彼を見つけた。私を見つけたら、笑顔で手を振ってくれて、会った瞬間「すごく会いたかった」といって抱きしめてくれた。初日はお互いぎこちなかったけど、日が経つにつれ、3年のギャップなどなかったかのように、前のように笑い合って、沢山話した。

ただただ楽しかった。お互いの隣に座って、お互いを感じながら話しすことがこんなにも嬉しいのかと、3年間これがしたくて、自分は待ってたんだなと再認識した。

コロナがまだ続く中、今度いつ会えるのか、まだわからない。でも、今回会えてよかったし、会えたからこそ、また次会える時まで、お互いがお互いのやるべきことを精一杯やって、その日を待ちたいなと思う。

楽しくて、嬉しくて、かけがえのない時間を過ごせたGWだった!

明日からもほと程に、次の再会を楽しみに頑張ろうと思う




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