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こちら覆面DI室

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「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。 そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。
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2021年4月の記事一覧

臨床試用医薬品とは? 【こちら覆面DI室 #031】

臨床試用医薬品とは? 【こちら覆面DI室 #031】

Nさんは担当になって1年位、アナウンサーの羽鳥慎一似のMRです。

もうすぐ新薬が発売予定なので、訪問も多くなってきました。

「今度発売させていただく○○ですが、先生にお話しさせて頂いたところ、
待っている患者さんもいるので早い段階で使用したいとのことでした。
当社ともできるだけ対応したいと考えておりまして...」

「ということは、臨床試用医薬品を提供できるということ?」

「え? は、はいそ

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1物2名称の終焉なのか? 【こちら覆面DI室 #030】

1物2名称の終焉なのか? 【こちら覆面DI室 #030】

こちらは2012年の終わりごろに書いた話になります。

とってもとっても迷惑な1物2名称(2ブランド2チャネル)問題ですけど、
また検討されているみたいです。

承認予定のSGLT2阻害剤のトホグリフロジン水和物は中外製薬が創薬し、
興和とサノフィを含めた3社で共同開発していたが、
「製造販売承認申請および販売については興和とサノフィの2社が
各々のブランド名を用いて実施」
(2012年10月26

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世界に誇れる市販直後調査制度 【こちら覆面DI室 #029】

世界に誇れる市販直後調査制度 【こちら覆面DI室 #029】

とある研究会で聴講したのですが、
「市販直後調査」という制度は、
日本が世界に誇れる安全対策なんだそうです。

発売直後の製品を、
MRさん中心に重点的に調査するような制度はないそうです。

だから市販直後調査の期間くらいは、ちゃんと調査するようにしましょう。

以前、採用になったとたんに訪問が途絶えたMRさんを、
怒ったことがあります。

「ちゃんと市販直後調査をしているの?」

その昔、
新薬

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後発品MRならPMSを! 【こちら覆面DI室 #028】

後発品MRならPMSを! 【こちら覆面DI室 #028】

以前のJASDIフォーラムでも話題になっていましたが、
後発品MRはもっとPMSに力を入れて欲しいと思っています。

MR3915人へのアンケートによると
「PMS活動は製品の販促活動とは区別して考えている」
「PMSが効果的に実行できるように常に工夫している」
「あなたの上司は日頃からPMS活動に理解があり、適切な指導ならびに評価をしてくれるか」
「会社ではPMS教育は時間的に十分行われているか

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接待規制と1物2名称問題 【こちら覆面DI室 #027】

接待規制と1物2名称問題 【こちら覆面DI室 #027】

2012年8月22日の中医協総会で、
抗リウマチ薬イグラチモドが2社による2銘柄併売が行われるため
「2社併売は医療経済上好ましくない」
と複数の中医協委員が述べられたそうだ。

俗に言う
「1物2名称」
の問題である。

このことは平成24年度第1回JASDIフォーラムでも話題になっていた。

正直なところ医療現場の薬剤師は、
1物2名称をものすごーく迷惑している。

こんな薬はいらない。
まさ

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毎日会っているんだから 【こちら覆面DI室 #026】

毎日会っているんだから 【こちら覆面DI室 #026】

「あれ? ○○さんいないなー」

病棟へ服薬指導に行くと、
ベットに患者さんがいないことがあります。

看護師さんに聞けば、
「いま検査へ行ってますよー」
などと教えてくれますが、
それでもわからない場合...
こういうときは同室の方に聞きます。

「○○さんは、売店に行ってるよ」
6人部屋だと、だいたい同室の方に声をかけて出かけていますね。

相部屋によって共有する時間が多くなりますので、
昔の

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上司同行が流行っているのか 【こちら覆面DI室 #025】

上司同行が流行っているのか 【こちら覆面DI室 #025】

午前11時ごろ、私は調剤室にいました。
覆面DI室担当も、ちゃんとお薬作って投薬もしていますよ。

そんな午前中の忙しい時間帯に、
アポなしで外資系企業MRのMさんが来ました。

「今日は私どもの全国の最高責任者を同行してきました」
「今は無理だよ、午後のDI室の訪問時間に来て」
「え、せっかく連れてきたのに...今じゃないと困るんです!」

ここ最近、MRの上司同行が増えてきた印象です。
ふつう

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あれっ、担当交代? 【こちら覆面DI室 #024】

あれっ、担当交代? 【こちら覆面DI室 #024】

いつも一人でDI室に来るMRさんが、上司や学術を連れて来て、
ちょっと真剣そうな顔をしているとき.....

それはたいてい薬の採用の話をしたいときなんですけど、
それを察して「あれっ、担当交代?」なんて、
ちょっとふざけてみることがあります。

上司も慣れたもので
「いやいや、彼をもうちょっと担当させて下さい」
などと言って場が和みます。

でも、ときどき当たってしまいます。

20代後半のLさ

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異動先とのメール交換 【こちら覆面DI室 #023】

異動先とのメール交換 【こちら覆面DI室 #023】

その日は突然やって来る。
いつもは一人でDI室を訪ねてくるMRさんが二人で来たとき。
いつもにっこり笑いながら来るMRさんの顔が、少しこわばっているとき。

何かがいつもと違う。
「先生、実は.....担当交代です」
来たか、あのMRさんともついにお別れか。

いまは異動の季節。
筆者の病院の担当者も、担当交代の連絡が多くなってきました。
なんだか今回は長距離の異動が多いです。

30代後半のKさ

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140で割って下さい 【こちら覆面DI室 #022】

140で割って下さい 【こちら覆面DI室 #022】

MRのJさんは、先日担当交替になったばかり。

ちょっと小泉孝太郎似のイケメンMRです。

「当社の○○という薬ですが、××mgのカプセルが剤型追加となりました。そのお知らせです。」
と言って、1枚の紙を私に手渡した。

そのお知らせを見ると、
「製品名:○○、包装:140カプセルPTP、\12,345」
みたいに書いてある。

なんかちょっと違和感。
よーく見てみると価格のところが「仕切値」と書

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