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正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る(7)
正十二面体を構成する12枚の正五角形プレートの試作と修正を何度かおこない、以下のような形でいったん最終版にしました。
我が家では雰囲気温度の管理が難しくヒートベッド直上で激しく反ってしまうため、PLAですらまともな精度が出ません。残念です。秋冬シーズンはおとなしく外注しましょう。まずは、正五角形プレート裏側の充填部の具合を確認するために複数枚を自宅で印刷しました。
プレート1枚は64gです。正
正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る (6)
一辺約80mmのウェーブガイド付き正十二面体用プレートを試作しました。さっそく2インチフルレンジドライバTectonic TEBM35C10-4 BMRを取り付け、振幅f特と軸外特性(水平方向)を確認してみます。
箱は約22L密閉箱。対照は直接取り付けたもの(surface mount)です。マイクはドライバ軸上1m、床上約90cm。出力は1Wもなく、ホワイトノイズ2.0V相当の音量で評価してい
正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る (5)
YouTubeやRedditで情報収集していると、3Dプリンターでスピーカー筐体を作るのはもはや何も珍しくないことが分かります。PLAで18mm厚の箱を試作したとき、インフィル99%であっても筐体が盛大に響き、防音制震に工夫が必要だと気づきました。箱鳴り対策をみなさんどうされているのでしょうか。
そんななか以下の動画から示唆をいただきました。
小型ミッドバス2発の3way TQWTという凶行に及
正十二面体スピーカー候補ドライバ測定結果
Stable Diffusionで「正十二面体スピーカー 候補ドライバ 無限大☆」と指示したら、とても気持ち悪い形状のスピーカーが創製されました。突き抜けたデザインをサジェストしていただくことを期待していたのですが、「バッフル前面のこの意匠は音響上なにも良い方向に寄与しないよなあ・・・」という外観が多かったです。
さて、1カ月前にアリエクとParts Expressで購入した2インチ(一部2.5
正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る (4)
2023年2月1日から2月3日まで東京ビッグサイトで開催されていたTCT Japan(https://www.tctjapan.jp/)を見てきました。3Dプリンティング業界をリードする企業がどんな価値や未来展望を提示するのか興味があったからです。
多くのブースでは、3Dプリンティング(特に金属粉末を用いたもの)を、実用最小限の価値を提供するプロダクトとしてアピールしているようでした。目に見える
正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る (2)
ガイド本片手にFusion360の操作方法を練習しつつ、正多面体をモデリングする方法を報じたHP記事など見ながら、見よう見まねで作成した正十二面体がこちらです。
タイムラインやスケッチの具合から下手さ加減が一目瞭然ですね。精進します。
この一辺80mmの正十二面体を厚さ5mmのABS樹脂で作製すると、重さは約500g、容積は約0.5Lになるようでした。最大外寸約180mmなので、Kobra Go
正十二面体スピーカーに適したドライバの条件とは
『ずんだもんと学ぶ「激安商品」の実態』、おもしろいですよね。激安商品だから悪だと決めつけることなく、公称スペックや取説記載の規格値と実測を比較し、「設計の瑕疵」や「優良誤認」を弾劾しながら、価格と性能のバランス・妥当性を検証しています。章立てがまわりくどいのも良い。中の人はきっとまじめなエンジニアさんなんだろうなと思います。
そんなずんだもんの主戦場AliExpress(通称アリエク)には、もち
スピーカーが正十二面体だと何がうれしいのか
3Dプリンターで正多面体スピーカーを作製した例を探していたところ、2015年のIOA年会でポスター発表したものと思しきAndrew Steele氏の報告を見つけました。
https://www.researchgate.net/publication/283072132_Development_of_a_3d-Printed_Dodecahedron_Loudspeaker_for_Improv