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正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作る (2)

ガイド本片手にFusion360の操作方法を練習しつつ、正多面体をモデリングする方法を報じたHP記事など見ながら、見よう見まねで作成した正十二面体がこちらです。

便宜的に天面を開けてある。開いている穴径は50mm。

タイムラインやスケッチの具合から下手さ加減が一目瞭然ですね。精進します。
この一辺80mmの正十二面体を厚さ5mmのABS樹脂で作製すると、重さは約500g、容積は約0.5Lになるようでした。最大外寸約180mmなので、Kobra Goでも分割せず一度に作製できます。
なお一辺100mmに大きくすると、重さは約950g、容積は約0.9Lとなり、最大外寸約230mmとなるため、分割して印刷する必要があります。

例えばDaytonの2.5インチフルレンジドライバPC68-4は、密閉箱推奨サイズが0.85Lとされています。仮にこのドライバを12個乗せると、単純計算で筐体には10Lの容積が必要です。このような大容積を用意できる気がしません。今回の作製では、正十二面体スピーカーを密閉箱として考えずに、極端に小さい箱を作ると割り切って進めたほうが幸せになれるかもしれません。


正十二面体スピーカーを3Dプリンターで作製する場合、大まかに次の3つの方法があります。

  1. 筐体内部のbracingも含めて一度に作製する

  2. 1面ずつ作製して最後に12パーツを貼り合わせる

  3. 複数面(例えば3面)ずつ作製して最後に少数パーツを貼り合わせる

1.は内部まで精度よく作りこめますが印刷サイズの制約があります。
2.はサイズの自由度を確保できますが、各辺や内部bracingの接合精度に懸念があります。
3.はこれらの折衷案になるかもしれません。

ドライバ1個だけ乗せて、1.と3.の比較をし、さらに通常のMDF箱との比較も見てみるといいかもしれません。
我が家には加速度センサもあるので、これら3Dプリンタ製スピーカーの筐体共振をbracingの度合いで優劣つけたり、MDF箱と比較することができます。
おもしろくなってまいりました。
趣味はこうでなければいかん。


アリエクなどで発注したドライバ、8個のうち6個は10日ほどで着丼しています。すべて揃うのは数週間かかるかもしれませんので、今手元にある分だけでも諸元実測を比較してみましょうか。

次回もお楽しみに~☆

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