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グロービス研修プログラムレポート


自己紹介

筆者はディップに入社し、今年で8年目です。
現在、営業・エンジニア・プロダクトマネージャーという様々なキャリアを歩んでいます。こちらの記事ではディップの福利厚生の一つである「グロービス研修」を紹介したいと思います。私は現在受講真っ最中であります。講義の具体的な内容は出せないので、概要・メリット・受講感想をレポートします。

グロービス研修とは

ディップの自己啓発プログラムにおいて「グロービス選抜研修」というプログラムがあります。これは次世代を担う経営人材の育成を目的とした選抜社員向けの教育プログラムです。日本最大のビジネススクールである「グロービス・マネジメント・スクール」の単科コースを無料で受講することができます。

グロービス単科コースとは

グロービスとはあのMBAプログラムで有名なグロービス経営大学院のことです。そんなグロービスでは「クリシン」こと「クリティカルシンキング」を筆頭に「経営学」「マーケティング」「アカウンティング」などなどビジネスを行う上で必要なスキルセットを学ぶことができます。今回ご紹介の単科コースは大学院ではありません。3か月のビジネススクール的なコースになります。大学院に入学すると学ぶことになるビジネス科目から1科目選択して受講できます。

講義概要

講義の概要はこんな感じです!私は「クリティカルシンキング」という講義科目を受けました。

  • 受講期間:3か月

  • 講義頻度:2週間毎 計6回(主に平日の夜、土日の日中帯に開催)

  • 講義科目:クリティカルシンキング

  • 講義形式:オフライン or オンライン講義

  • 講義内容:各テーマに沿った予習ケース問題の解説・深堀・グループワーク

  • 提出物:講義毎に振り返りレポート、ケース予習課題があり

  • 成績:課題・発言・レポート課題に基づいて評価。

受講した理由

ということでプログラムの説明はここまでにして実際受講してきた背景や感想を書きたいとおもいます。
私が「グロービス研修」を受講した理由は3点です。

①思考スキルを向上させたいから

  • 元から論理を組み立て物事を考えるのが苦手。直感で物事を考える癖あり

  • 今年から大プロダクトにアサインされたため、社内外の数多くの窓口とのコミュニケーション・ディレクションが必要になった。

②異なる会社・異業種・異職種の人たちと繋がれるから

  • 私は新卒から同じ会社に所属、IT業界のみ、職種は営業・エンジニア・企画の経験しかないので、外の世界を知りたい。

③無料で受講できるから

  • 個人的に単価制度に申し込もうと思っていた。見積もりを出したら約15万円程度かかることが分かり断念。

実際に受けてみた感想

①思考スキル

  • 事象の結果を把握する力が養われた。

    • 物事の結果を構造化して、視覚的に理解に努める癖がついた。

    • 切り口変更・分解を用いてデータを検証してみる癖がついた。

    • 数値を実数と割合の両側面から検証する癖がついた。

  • 事象の原因を把握する力が養われた

    • フレームワークを適切な順番で用いて原因が潜んでそうな範囲・プロセスを定める癖がついた

    • 原因の調査対象を因数分解して、可能な限りもれなくダブりなく原因分析を行う癖がついた

②異業種交流
こちらは想像以上でした。異なる会社・異業種・異職種の方々が集っています。グロービスの講義環境は受講生同士がコミュニケーションを取りやすい講義環境になっています。

  • クラスメイトの所属会社の業種は銀行・商社・製薬・教育・ガス・建設・IT・物流・レジャー・食品メーカーなど多岐にわたる

  • 職種に関しては営業・人事が多く、開発職がかなり少ない印象。これら以外にも企画・データ解析・物流管理・コンサル・SEなどもいる

  • 生徒用のマイページをslack感覚で使うことができ、個々の投稿をみんなでシェアしてディスカッションできる

  • 3ヶ月間同じクラスメイトと一緒の授業

  • 講義は3~4名のグループワークが中心

  • 講義後の飲み会が盛ん(先日は校舎近くの中華料理屋に)

  • クラス以外での複数人の勉強会なども活発

③受講料が無料
タイトル通りです。会社全額負担で受講できています。本来、グロービスの単科制度は個人で受講すると約15万円程度かかるのでとても金銭的面で助かりました。個人的には自腹で申し込もうと思っていたコースだったのでラッキーです。

学んだことを活かせたシーン

こんなシーン

個人開発しているwebサービスにおいて、特定ページからLPページへの潜在的な遷移数減少を発見することができました。

活かせたスキル

グロービスで身につけた「事象の結果を把握する力」の内、
切り口変更・分解を用いてデータを検証してみるというスキルを活用できたことが発見の要因です。

こんな風に活かしました

webサービスイメージ

◆概要
現在、毎週webサービスの各ページの内、AページからLPページへの遷移率を下記観点で確認して、その結果をもとにサービスの開発を行っています。

  • 期間:1週間単位(約1カ月)

  • 指標:AページからLPページへの遷移率

  • 図式:棒グラフ

◆課題
直近の調査でAページからLPへの遷移率にあまり変化がなかったが、8月に入り少々、会員登録数が鈍化してきたという課題がありました。

◆検証
そこで、グロービスで学んだ「切り口変更・分解を用いてデータを検証してみる」という手法を使って、確認観点の変更を行い、改めて、下記観点でデータ分析を行ってみることにしました。

  • 期間:1週間単位(約1カ月) → 1日単位に変更(約1カ月)

  • 指標:AページからLPページへの遷移率 → 左記を要素分解してAページの閲覧数・LPページへの遷移数も指標追加

  • 図式:棒グラフ → 折れ線グラフに変更

  • 遷移率はいつもの分析と変わらず50%程度

  • Aページ閲覧数・LPページの遷移数が8/1を境に大きく減少

以上の結果から、遷移率はあまり変わっていないが、実数であるAページ閲覧数・LPページの遷移数が大きく減少していることが分かりました。

◆結果
これにより8月に入り少々、会員登録数が鈍化してきた原因はAページ閲覧数・LPページの遷移数が8/1を境に大きく減少したことにあるのではないかという潜在的な原因の仮説を立てることができました。

まとめ

以上のように、グロービスで学んだ「切り口変更・分解を用いてデータを検証してみる」という手法を用いたことで、今回結果的に特定ページからLPページへの潜在的な遷移数減少を発見することができました。
こちらの事象はこの後、原因を適切に抑え、解決策を実施したことで、
8/1以降のAページ閲覧数・LPページの遷移数減少事象を見事に改善することができました。現在、会員登録数の回復経過を確認中です。

最後に

まだグロービスは受講中ですが、講義で学べたことを既に実務でも活かせており、大変良い学びになっています。
非常にコスパの良い福利厚生になりますので、一部受講条件がありますが、ディップに入社した際には是非受講してみてください。

DX事業部は色々なポジションでメンバーを募集しています。
もし、ご興味持ってくださった方はぜひ除いてみてくださいね。

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